20240129radio
今月の課題図書のコーナー
今月の課題図書なんですけど、本当いうと、ひまのかおる子さんの がめんほうだんをやろうと思ってたんですけど、たまたま、時節柄 松尾潔が出した本が結構面白かったので、
俺の歌を止めるな ジャニース問題とエンターテインメントの未来、ということで近田さんもね、
最後のところに田中やすおと、松尾潔ってサンデー毎日でやった対談が収録されてるんですけど。
講談社さんから出版されてまして。こちらのお話を先にしたいねってことで、ちょっとがめんほうだんが次回に回させてすいません。 松尾さんとは近田さんは初めてだったんですか?
いや、もともとはね、もう随分前なんですけどね、松尾潔がね、あの、あれはポパイかなんかね、ずっと自分のページかなんか持ったと思うんですけども、なんかで、当時ね、堤きょうへいさんのことで、なんかその話を聞きたいっていうので、それであったんですよ。 それでそこでその、その話もはずんで、いいなんかその感じでね、終わったんだけど、発売された本見たら、ちょっとその、俺が言ってるニュアンスには違くなっちゃったとこあったなよ。
その時?
だから最初はね、松尾潔に文句いって、そっからの付き合いがね。
それ言ってもらったのが嬉しかったじゃないけど、っていう話も書いてあるんですよね。
そうなんですよ。
松尾さんのこともちょっと簡単にご説明した方がいいかな。 松尾潔さん、1968年福岡市生まれで、
68年なんだ。
年下だった。 音楽プロデューサー、そして作家。 で、早稲田に在学中に音楽ライター活動を始めて、 スピード、ミーシャ、宇多田ヒカルのデビューのブレーンとして参加。 その後、プロデューサーやソングライターとして、平井堅さんや、ケミストリー、東方神気、スマップ、ジュジュ、ゆきさおりさんなどに提供した、楽曲の累計セールス枚数が3000万枚。 あと、イクザイルのティアも作詞作曲、 あと、天童よしみさんの桔梗でレコード対象の作詞大賞を受賞して、 あと、小説永遠の紙なども手掛けている方です。
そこまで活躍してるの知らなかったんだけど。
私はね、松尾さんが、ミーシャとかをやるくらいの頃に、なんかの雑誌のライターとして来てくださって。 この人なんか喋りやすいし、原稿が良かったなと思って。 その頃に一般の人たちから曲を募集してアルバムを作ろうという企画があって、それの審査員とかも一緒にやってもらったりとかしてもらって、
そうなんだ。 じゃあ、一応、あの、付き合いもあったわけですね。
90年代ですね。 だから、面識はある。
そうなんだ。 僕はそれから結構間が入って、 NHKのBSとか、そういうのを番組で一緒になって、それでいろいろそっからなんか、またなんか話すようになったりして、でも今回のね、このたまたま本のタイトルっていうかさ おれの歌を止めるなって いうのは、あの、皆さんがご存知だと思うんですけどね。 あの、ジャニー・北川問題の時にね、松尾はさ、
事務所。
そう、事務所、達郎の事務所でさ。 なんていうの、そのジャニー・北川のことをなんか色々のところで発言したことによって、達郎の事務所 首になって。 で、そのあたりの経緯っていうんですか、そういうことを僕はいろいろ聞きましたけれども、
そんなことも含めて、そういうところからね、芸能界っていうものの、そういうものの問題と、我々の普段、生活してるね、色んなもの、なんとなく繋がってるさ、部分のことで考えていこうっていうことで書いてるんですよね。
そうですね。 だから、あの、例えば政治的なことや、海外で起こってる戦争みたいなことや、そういうことと問題としては同じだから、同じ口で語ろうよっていうことがまず、 最初に初めに書いてあって。 ジャニーズの自ら命を経ってしまった人とかも、もちろんいて、その死っていうのは、全部同じところにあるんじゃないかっていうようなことがまず書いてあって。
それで、色々な会見の時のことだとか、オリンピックにどれだけ関わっていたかとか、なんか色んなことがちゃんと書いてあるんだけど、あの、箸休め的に、あの、この映画良かったよとか、この人の本良かったよみたいな。
元々ほら、連載をね、まとめたやつだから。
そうそうそう。で、多分この時期が、きっと、すごくほら、松尾さんにも色んな意見が集中して、なんかそれはいいも悪いみたいなことで、この決着を、決着をっていうか、やっぱり書き続けなきゃいけなかった時期があるっていう感じでありますけど、
まあ、あの、近田さんもこの番組でジャニーズ問題みたいなお話をしてくれたけど、 やっぱりこの性加害っていうことを、すごく軽く見てる人が多いなっていうのは、女性、 その松本さんの、その文春のことっていうのはまだ、どういうことなのかはっきりはしていないけれども、女性も男性も一緒だと思うんですけど、 私がなんかこういうのを見てて思うのは、こういう経験をした人って、口に出さないだけで、すっごくいっぱいいるんだと思うんです。
その、例えば誘われて飲みに行って、で、お部屋に寄っていかないとか、ホテルに部屋あるんだけど、ちょっともうちょっとお話しないとかで行ってしまって、 で、そういうことに拒否はしたけど、やっぱりそういうことになってしまって、
でも、自分ものこのこ来ちゃったしなとか、そういうことで自分も悪かったしなって思って、終わっている人って、女性も男性もいっぱいいるんだと思うんですよね。
だと思うなー。
そう、だけどそれが、例えば、それがあったからって、みんながみんな女性だって、そんなつもりで行ってないじゃない?
そういう女性もいるかもしれないし、そういう男性もいるかもしれないし、受け身の方の人として、
だけど、もうちょっと確かにお話したいのかなとかって、純粋に思ったりもしたり、あと、ちゃんと恋愛が始まるのかなって、思うこともあると思うんですよね。
それありますよ。
そう、だけど、そうじゃなくて、終わってしまって、すごく傷ついたりとか、もやもやしたりとか。
でももう連絡取れないし、しょうがなかったのかなとか。
で、その気持ちはずっと消えないからね。
そういうのって、経験してる人、この世にいっぱいいる気がするんですよね。
だからね、本当にそういうことっていうのがさ、もうちょっと、なんていうのかな、そう言えない人もいっぱいいて、
そういう人たちが、もうちょっとなんか楽になるようなことっていうことをさ、どういう形かわからないけど、ちょっとずつでもね、
そういう方向に物事をもってかないとダメですよね。
そうですね。 だから、ジャニーズさんの問題の時も、本当にいろんな世代の方が打ち明けてくれたというか、でもそれって、なんか自分一人の中で、自分も悪かったんだな、しょうがないなって思ってたけど、きっと今、そうやって、口を閉ざしてた人たちが喋っているっていうのは、
やっぱり、未来の人たちのために、今自分たちができることをしないと、同じ後悔を自分たちが黙ってしまっていたことで、これが続いてしまったんだっていう後悔もあると思うんですよね。
だから、この先の人たちのために、立ってくれてるんじゃないかなって思ったりするから、
それをね、なんか、チャカしたりとか、しないでほしいなっていうのは。
それはね、チャカすってのは一番最低だよ、
そうですね。
あとだから、いろんな人が言ってるコメントの中にさ、
たまたまね、今回は、相手が素人だったからいけないから、玄人にしとけばよかったって言い方をする人がいて、
玄人と素人っていう言い方がもう、すでにね、すごい差別だと思うんですよ。
そう、当たり前にね、言う人が、あの芸能人の中にね、大事するのはね、いますよ、そういうことを言ってる人も。
だから、なんか、僕は思ったんだけど、
いろんなことがさ、まだ古くさすぎるね。
そうなんですよ。 その、私がくだらないって言っちゃったのも、そのアップデートができていない、
なんか、それは、性に対するコンプライアンスとかもそうだし、
どんどん、その生活が苦しくなっていってるのに、誰かが、例えば俳優さんとかがゲストに来て、その俳優さんが、クイズに正解したら、霜降りの牛肉がもらえるとか、何言ってるの?って言う、なんか、そういうのが、もう、分かんなくなっちゃう。
その人、お金持ちじゃん。牛肉もらわなくていいじゃん。
そうだよね。
その人があげてくるくらいに思ったりとか、あげてって言うか、くっだらないって。
わかるよ。
くったらないって、そういうことなんですね。
なんて言うんだろ。その、ただのおしゃべり、身内のおしゃべりみたいな感じを楽しむ感じとか、もうなんか、ある時期新しかったことだって思うんです。私たちが、テレビを見てきた、どこかの時期に新しかったことだけど、もう今は全然新しくなくって、もしかしたら、きっちり芸を見せるとかの方が新しいのかもしれないし、その辺を、何が新しいかは、私もまだ知らないけど、模索してんのかなぁ。どこなんだろう。とか、思ったりしちゃうっていう感覚なんですよね。
だから、そうやってね、内輪で、回し合ってるだけな気がするんだよ。
そう、だけど、なんか、かわいそうだなっていうか、きっとね、現場の人は感じていて、いろんな企画書を出してるかもしれないんですよね。それが通るか通らないかっていうこともあったり、
本当に、予算も減っているだろうから、デレクターとか、ADの人とか、本当に大変だと思う。
だと思う。そう、
だから、もう、時間がもう、奪われちゃって、そりゃ、頭を切り替える時間もないのかもしれないなぁ、とか思ったりもするけど、
でも、なんか、それを判断するのって、きっと、どんどん上に行くわけじゃない? だから、その局になっていくわけだけど、
そういうのを、局として、うちの局は、どういう局だ?っていうこととか、もう、なんか決めてないまま行ってる感じがするって。
あーーー。 だから、 それはあれですよね。
ルールが局の中でもできてない気がする。
だから、本当に、やっぱりさ、放送局のね、人たちの意識っていうんですか、そういうもののレベルがどんどん、どんどん、ゆるくなっていっちゃってんだと思う。
そうかもしれないですね。 なんか、現場に任せちゃってて、何かあった時には、それこそ、政治と一緒で。
だから、あの政治の感じと今のテレビ局の感じは近いよ。
なんか、そんな風にも見えちゃうんですよね。
だからね、松尾なんかもさ、あの色んな角度からね、そういうことについてさ、書きながらも、一つのエンターテイメントとしつの文章としてね、文章上手いからね、これ。
上手ですよね。すごく、読みやすいし、わかりやすいし、で、なんかやっぱり、覚悟を持って、書いてらっしゃるっていうか、発言していて、で、これに対して、本当に最初に言ったように、色んな意見があって本当にいいと思うけど、やっぱり、覚悟を持って、話をしている大人が増えないと、ダメだと思う。
そこだよね。
だから、この人は、その、松尾潔はね、覚悟を持って話をしている大人ですよ。
そうですね。本当にそう思いました。
なのでね、ちょっとね、今週はちょっと予定を変えて、この本が、読んでもらうと、結構色々と、納得する所が、いっぱいあると思うので、
そうですね。
あとは、それから、この本を読むことによって、自分も色んなことを考えるようになると思うので、ぜひ読んでもらいたいと思います。
近田さんと田中康夫さんとの鼎談ものってますしね。
そうなんですよ。またね、田中康夫ってのも、くせの強い男って言ったらね。
なんとなく、クリスタル。
はい。
でも、きっと本当にこの本を読んでいっても、松尾さんはさ、音楽の人だから、そういう言葉、 章のタイトルとかも、すごい素敵なんですけど、メロウな抵抗のためのラブソング。
メロウ好きだからね。
とかね、もともとね、そういう、止めるな、時代の音が聞こえるというか、なんか結局、本当に、音楽と社会ののラジオを発言録、なんか、本当に多分、音楽も大好きだし、愛してるし、愛しているからこそ、言わなくちゃいけない?って言う、
そうなんですよ。
危機感を持ってる、だと思うんです。
だって言えばさ、なんか、ややこしいことになったりすることもあるわけじゃない?
それ、分かりきって、言いながら言ってますからね、言ってる人って言う。
そう、さっきの、キョンちゃんも言ったけど、やっぱり、覚悟ってことですよね。
そうですね。
本当に、今年は、あの、我々のキーワードとして、覚悟ってのは大切かもしれないね。
そうですね。 でも、その愛があるから言っているところを、読まない人が、多くて、なんか、不毛な、言葉の戦いみたいになる、っていうのを、よく、本当に見かけるけど、それに対して、どうしたらいいのか、と言われても、私、言い続けるしかないんだと思う。
そう、あとはね、1回2回、伝わらないんだったら、また言えばいいの。わかってもらえるまで、
言うしかないんだ。
まず自分がね、それをさ、何度でも言うってことだよね。 飽きられるかもしれないけど、そこは投げずにね。
そう、だから、いろんなアプローチというか、私自身だと、
松尾さん自身も、こうなったらいいな、っていう理想とかをやら、その理想のために、こんな話をしたりとか、こんなところで歌ったりとか、こんなところに参加してみるとかみたいなことを、本当に、丁寧に重ねるしかないの?
そうだよね。 だからね。とにかく、世の中がね、自分が考える、もうちょっと今よりいいものになるのには、どうしたらいいのか、ってことを真剣に考えることだと思うんですよ。
だから、いろんなさ、政治家の人たちもさ、本当にこの国のことをよくしようと思ってどうかって考える時にさ、本当にそうなのかなと思う人多いじゃない?
うん。きっとだから、その組織、組織じゃないや、例えばその、大きな党、自民党とかっていうのにも、そう思ってる人もいると思うんですよ。
いる? いると思いますよ。
実際に、国民の人とかと関わっている、ような活動している人には、ちゃんと、分かっているかなと思うけど。
どこの党にだってそう言う人はいると思いますよ。
そうそうそう。だから、組織の中にいると、団体の中にいると、それがもうなんか見せにくいとか、言いにくいとか、でも、派閥解散みたいなことになっていて、これからまた、少し変わったりするんですかね。
どうなんですかね。とにかく、これは本当に、なんとのかな、見てくしかないよね。
ね。派閥解散も、やっぱり、若い議員の人たちが、反対、解散した方がいいっていう、意見を多く述べたっていうのをニュースで見たんですけど、やっぱり、そうなんでしょうね。 派閥っていうのが少し権力化していて、下の人たちは、ちょっと苦しいみたいなところがあったのかもしれないですよね。
そう、そうだよね。
とにかくね、政治はとにかくもうちょっと新しくなっていかないとだめだよ。
そうですね。
なんか古くさいもの。
全部だよ。でも、それが全部さ、絡み合ってるからね。政治も、経営も、とかテレビとか、映画もそうだけどな。いろんなものが、そこと、絡み合っちゃってて、電通みたいなものが、間を通してるから必ず。
そうなんだよな。
そうそうそう。
だから、そういう世の中、つまんないからさ。もうちょっと楽しい、世の中にするにはどうするか、ってことでしょう?
そうですね。いろいろやりましょうね。
そうしましょう。
でも、本当に小さいところから変えていくしかなくて、それがいつか大きい流れになるかもしれないから。
本当に、まず目の前にあることからやらなきゃダメだと思うんだよ
そうなの。
ね、楽しいこと。
そうしようね。
はい。
じゃあ、
曲いきましょうか。
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