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パズル

【何か書く-028】
パズルの類はあまり面白みを感じないのだが、ふと、「これこそがリアルパズルだ!」とにやりとした。

夏休みにプチ山暮らしとキャンプを経験し、本当に大事なものは、食べ物・屋根・人のぬくもりだけだ、と痛感した。さらに、二拠点生活をしている友人の「棺桶に入れてほしい、というもの以外は無くても大丈夫です」とのセリフに背中を押され、「全て手放してみたい」という欲求に、猛然と突き動かされている。

「私はタイニーハウスに引っ越すのだ」と妄想しながら、洗面所、クローゼット、キッチン、と片付けていくと、どうやら私が執着するのは、過去に関係するもの、本、人からもらったモノだと発見した。

知識も思い出も、すでに私の中にある、大丈夫だ。

今回は、モノを減らすと同時に、その配置を熟考している。
「本当に必要なモノに、すぐ手が届くか?」
「自分の動きを妨げるモノを、遠ざけているか?」
「これでいいやと妥協していないか?」
「まだまだ、工夫できることがあるのではないか?」
これは、私自身の動きやすさを最優先にする、パズルである。

正解は私の中にしかない。

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