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優しい鬼もいるから、福は内

二月三日の今日は節分です。
あちこちの神社やお寺で、豆撒きをしています。

「ぼく達も豆撒きしなくちゃね!」
「うん、おやつの前にする?」
「そうだね、豆撒きしてから おやつにしようよ。」

りこちゃんと こざる達も、毎年、おまじないのように 豆撒きをします。
子供の頃からずっと 毎年やっていることなので 続けています。

「へー、成田山では、『鬼は外』って言わないんだね。」

ラジオから聴こえてくるニュースによると、
成田山新勝寺のご本尊の不動明王の前では、鬼でさえもその大慈悲心によって
心を入れ替えてしまうので、「鬼は外」のかけ声はなく、
「福は内」のみだそうです。

「鬼と言うと、『桃太郎』かなぁ。」
「鬼退治だね。」
「さるも一緒に鬼退治したんだよね。」

そうですね、桃太郎から吉備団子をもらって、ほいほいついて行きました。

「ぼくは『泣いた赤鬼』を思い出すよ。」
「あー、いい話だよね。」
皆、うんうん頷きます。 浜田廣介の作品ですね。

「赤鬼も青鬼も 本当はとっても優しくて何も悪い事をしていないのに、皆で仲良く暮したいのにって いつも悲しくなるんだ。」
子供向けの作品ですが、とても深いことが書かれているのだと思います。

「りこちゃんに、豆撒きしようよって言ってくるね!」

こざるちゃんが  りこちゃんの部屋へ向かいます。

「りこちゃーん、一緒に 節分の豆撒きしようよ!」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
明日は立春ですね。
よい毎日でありますように (^_^)

参考 : 成田山新勝寺HP
https://www.naritasan.or.jp/gyoji/setsubun-e/

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