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3月11日 おやつは あんパン
3月11日になりました。
2011年のこの日、午後3時少し前の大震災が発生して 3月11日は とても重い日となりました。
あの日、あの時間、私は運良く家にいました。
もし職場にいたとしたら、母は1人で ずっと 私の帰りを待っていたことでしょう。
私も歩いて歩いて、一体、何時に帰って来れたか分かりません。
私が家にいただけでも物凄く運が良かったのですが、
もう一つ、運が良かったのは、私が前日に買い物をしていたことです。
その日は買い物はしないで、翌11日に行こうと思っていたのですが、
急に いや 今日買い物しようと、スーパーへ寄って、パンをたくさん 買って
もちろん他のものも買って、家には沢山 食べる物がありました。
それで午後3時頃は、とても呑気に過ごしていて、
炊飯器に お米をセットしてスイッチを入れて、
母と お茶を淹れて おやつにしようよと話している時に地震が来たのです。
揺れた時は、あら、地震だね、という感じ。
きっと多くの人と同じように いつものことと思っていました。
けれども揺れは収まらず、それどころか どんどん激しくなってゆき、
このまま止まらなかったら、どうしよう。
この揺れの間に、我が家の地域は停電になり、
ついていたテレビも消えてしまいました。
消える直前のテレビには 海に流された 多くの車の映像、
波にのまれて ぐるぐると回っていました。
その様子は まるで洗濯機のようで、一体、何が起っているのか?
分からないけれど、とんでもないことになったということだけは分かりました。
しばらくして揺れが収まりました。
母と私は 呆然としていましたが、ラジオをつけて東北で大地震が起きたということがわかりました。
すると 母が「あんパン、食べようよ。」と 言いました。
揺れる前に、おやつを食べようとしていた母と私。
この日は、母の大好きなあんパンを用意していました。
以前も このnoteに書きましたが、
そんなわけで、毎年、3月11日には おやつに あんパンを食べるようにしています。
あんパンを食べると、あの日 感じていたことが 思い出されます。
あの後、とても長くなった3月11日のことを。
震災や津波の犠牲となった方々のご冥福をお祈り致します。
ご遺族の方々、被災された方々の心が 穏やかに 癒されますように。
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
今日も 後で あんパンを買ってきます。
よい毎日でありますように。