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2024年 振り返り

今年1本もnote書いてないので滑り込みで書こう。
あっという間に終わってしまった1年を振り返り。


大好きなゲンキが亡くなった

しょっぱな悲しい話題だけど、なんといってもこの1年で起きた一番でかいことは愛犬のゲンキ(16歳)が亡くなってしまったことに尽きる。
今ふりかえれば春くらいに突然、夜中に痙攣発作を起こしたのがはじまりだった。
病院にいくともう歳だからどんな病気になってもおかしくない、と。それはもう数年前から意識しながら過ごしていて、一緒にいられる幸せを毎日嚙みしめていた。
覚悟もしていて、悔いが残らないようできるだけ、ゲンキが大好きな散歩にでかけた。

元旦から毎日散歩し、たまには大きい公園で緑の下でのんびり過ごしたりした。ゲンキはとうに目が見えなくなっていたけど、それでもズンズン前を行く姿は最後までかっこよかったし、大好きな草の上で気持ちよさそうに歩いたりまったりしている顔見るだけでもう幸せで何もいらなかった。お台場や横浜や、吉祥寺などへも繰り出したり、6月には誕生日祝いで那須に泊まりの旅行もいき、一緒にたくさん思い出を作った。

ところが7月の中旬に突然食欲がなくなりグッタリして病院につれていくとすでにかなり危険な状態。そこから毎日の通院が始まった。
ゲンキは大好きだった散歩ができなくなり、食欲がなくなり、おしっこや目が黄疸で真っ黄色で、私は日々何かできることはないかと調べまくり、ご飯を無理やり食べさせたり、病院以外でも治る可能性がありそうなものにすがった。
ゲンキは一回は回復の兆しを見せてくれたものの、徐々に悪化して、最後の日は本当につらそうな鳴き声をだして、30分に一回は痙攣発作をするようになってしまった。明日も朝から病院いかなきゃと思って、いつのまにか眠って、起きたら冷たくなっていた。
私は回復すると信じていたので、動かなくなってしまったゲンキを見た時は放心した。涙はすぐには出なかった。でも、最後は私の隣で、私と手をつないだ状態で、私のそばで亡くなってくれたのはよかった。私がいない所でゲンキがひとりでいくのは嫌だったから。

約二カ月、ゲンキと共に病気と闘った日々は、すごく不安で、寝不足で、大変だったけど、後悔もたくさんあるけど、こんなに愛させてくれて、世話させてくれてありがとうという気持ちでいっぱいだった。
9月3日が命日となった。

ゲンキのことは今も悲しくて、私の生活は乱れたまま、まだ本調子ではない。朝起きると隣にかわいいゲンキがいて、それだけで毎日幸せを感じていたのが無くなってしまったのだ。そこからは淡々と過ごしている感じだ。この喪失感はなかなか無くならなそうだし、別にそれでいい。ゲンキを思って引き続き寂しがろう。

そういえば、ゲンキが亡くなった時に色々な人の励ましをもらって救われたのだけど、特に「虹の橋」の話は本当に救われた。
ペットを亡くした人が身近に出たら、ぜひこの話を共有してほしいと思う。

ゲンキはいま虹の橋のたもとですっかり元気な姿になっていて、あのキラキラした目でお母さんのモコや、むかし飼ってたジローや、お友達たちと楽しく走り回って楽しんでいるのだ。
そして私がいつか死んだときに、ゲンキ達が迎えに来てくれて一緒に虹の橋を渡るのだ。そこからはもうずっと一緒だ。また手をつなぐんだ。
そんな想像に救われてる。

散歩界隈へ飛び込んだ

さてここからは会社以外でやった活動について。

2024年は「お散歩」をテーマに活動してみよう、そんなことを2023年末にボンヤリ思い、デイリーポータルZのネタとして温めすぎて忘れていた「ビル毛」というオリジナルコンテンツをひっさげお散歩界に乗り出した。

「ビル毛」爆誕

ビル毛とは、ビルの屋上に生えてる木のことを髪の毛に見立ててそう名付けた。
ビルそのものの味わいと共に普段は目に留まっていない屋上の木々を鑑賞し、写真収集することにしたのだ。

取り急ぎ1月末にXとInstagramのアカウントを作成し写真を載せていった。

https://twitter.com/rooftop_hair

https://www.instagram.com/rooftop_hair/

ビル毛を引っさげ散歩の達人へ

そしてさっそく2月には、ここ数年で急激に仲良くなった路上園芸鑑賞家・村田あやこさんが紹介記事を書いてくれた。
まずは雑誌・散歩の達人の2月号で「ビル毛」を取り上げてもらった。
その後、散歩の達人のWeb版「さんたつ」でインタビュー記事を書いてもらった。村田さんマジ感謝。

ポッドキャスト「小堺丸子のお散歩ラジオ」スタート

5月頭に突如思い立って、お散歩しながらゲストとくっちゃべるポッドキャストを始めた。月1程度で更新。

これは音声メディアを自分が扱ったことがなかったのでどういう感じかやってみたかった、喋りが下手なので何かプラスになることもあるかもしれないと思ったこと、散歩好きなのでせっかくなら記録しておくのいいかもと思った、ことから始めた。

やってみたら機材トラブルやら何やらが多く、学ぶこと多し…。ひとまず飽きるまでやってみる。

執筆

さんたつby散歩の達人

上記の村田あやこさんに書いてもらったご縁により、5月からは私もさんたつで記事を書かせてもらうことに。人気の駅の「隣」を散策してみる企画だ。これが好評のようで「住みたい街の隣も住みよい街だ」という連載に昇格した。

散歩の達人は憧れていたので関われて嬉しい。

商店街サンドin宮崎

マガジンハウスのコロカルというメディアで、不定期ながら10年続いている商店街サンド企画、今回は宮崎で。

誕生日祝いに義理の姉がなかなか使う機会がないからとソラシドエアのマイルをプレゼントしてくれたのがきっかけで行ってきた。
昔web担当として働いていた旭化成グループの工場が集まるエリアも行けたし、自然もたくさん堪能できてよかった。

95人の生活本「4162024830PM」

土屋遊さんが本を作ると声をかけてくれた。
95人が同じ日の同じ時間におきたことをつづった本だ。
年齢も、場所も、環境もまったく違う95人のその時間。
表現も多彩で飽きないし、まるで映画を見ているようだ。

豪勢なメンバーの中に入れてもらえて、しかもかっこいい本になってて参加できて嬉しかった。

ゲスト

エントリエ entrie MAGAZINE

エントリエというWebマガジンでビル毛をテーマにゲストとして呼んでもらった。
村田あやこさんと藤田泰実さん、編集の細野 由季恵さんと街歩き。
まちを選んで良いと言われ、さらば青春の光の事務所があるのでおなじみの五反田を歩いた。ビル毛を発見して写真を撮ろうとすると高確率でラブホが一緒に入るのおもしろかった。

むしゃむしゃラジオ(むしゃラジ)

9月にはポッドキャスト「むしゃむしゃラジオ」にゲストで登場させてもらった。

むしゃラジはさらば青春の光のYouTubeで「【うちのブクロ動けます】 Twitterで代打仕事募集したらとんでもない番組からオファー来た!」の回に登場した石川さんがパーソナリティ。

趣味を持つ色んな人を毎週ゲストに迎えて喋る番組だ。自分と同じ趣味カテゴリのポッドキャストをなんとなく見ていたら、さらばのYouTubeで出てきた人だ!と気づきゲストの申し込みをして喋らせてもらった。
オンライン収録だし、知らない人たちに向けてビル毛を改めて説明するのとか、それに対して丁寧な感想を言ってくれたのとか、なんか色々新鮮だった。

イベント

憧れのロフトプラスワンでトークイベント

3月、憧れのロフトプラスワンで仲良しの古賀及子さん、乙幡啓子さんとトークイベントができた。20代~30代前半めっちゃ通っていた私の青春の地だったので感慨深い。あと学生時代の友達や同僚がたくさん来てくれて盛り上げてくれて感謝感謝の一日だった。

川崎市でお散歩イベント

11月には川崎市の街歩きイベントで「ビル毛の達人」という肩書でガイドを行った。他にも暗渠や旧町名などの散歩の達人たちがガイド役にいて、せっかくだからとなるだけ参加したら非常に勉強になったし楽しくて興奮した。来年もたくさん絡めるといいな。

サイトやポスターなどのクリエイティブがいちいち素敵だったのも印象的。あと参加者が楽しんでくれてたのも元気でた。色んなまちでまたやりたい。

手書き地図推進委員会ワークショップ

今年も手書き地図推進委員会のメンバーとしてお手伝い。
3月は茨城県笠間市、12月は墨田区でワークショップのファシリテーターをした。

手書き地図もよく考えたら散歩コンテンツだ。なんだ、すでに散歩界隈にいたんだ。

↓笠間市はレポートも書いた。

会社のこととか

今の会社に転職して2年経過した。早い。
具体的には書きにくいが、地元絡みの仕事ができたのは良かった。サイト内でこれまでになかった記事コンテンツの立ち上げもできた。

12月頭にはWeb業界唯一の国家資格・ウェブデザイン技能検定1級にトライ。11月久々に勉強しまくったおかげで学科は無事受かった。2月に実技があるのでまた勉強だ。

ジムは4年目に入り、今年は数えたら計94回。
ペースがかなり減ってしまっていて、お金もったいないので来年は月10回は行けるようにしたい。

2024年まとめ、2025年に向けて

こうしてまとめると色々それなりに動いていたな~と思うし、楽しかったことは多い。
でもゲンキが亡くなり、その後続けて近しい人がメンタル不調になり後半の半年は本調子ではなくグラフにしたら低空飛行だ。

いつもなら、来年の目標を3つ定めるところなのだけど。
2025年は生活リズムを取り戻すところからだ。
ユックリいこう。

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小堺丸子
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