6時半に起こされて、同窓会で辛かった10のことを考える
昔の友人のお見舞いで、昨日からビジネスホテルに泊まっている。
久しぶりの1人で嬉しくて夜更かしした。朝はゆっくり寝坊するつもりが、6時半に廊下を歩く、元気なご老人の集団に起こされた。
「ここの朝食は美味いんだよな!何時から?6時半か!」
と言ってどやどやと出て行く。すっかり目が覚めてしまい、ご老人達に便乗して「美味い朝食」を食べに行くことにした。
ご老人の集団は男性ばかり20人ほど。ゴルフ旅行らしい。
朝ご飯の席でもご老人達はとにかくはしゃいでいて、これもこれも美味そう!とバイキングの朝食をあれこれ物色する姿は、なんだか中学生のよう。
そんな朝から元気いっぱいのご老人達を見ているうちに、コロナ前に参加した同窓会を思い出した。
内向的/非社交的/コミュ障/HSPの私にとって、同窓会は苦行な事が多い。
でもある時期ものすごく体調が悪くなって、ちょっと大袈裟だけど「会っておきたかったかもな、と思う人とも会えずに人生が終わるかも」という危機感を感じた。
明日私が、またはその人(初恋の人とかではない)が事故に遭うかもしれないし。
そんなこんなで、何とか体調を持ち直した後、重い腰を上げて小学校時代の同窓会に出かけた。実に参加するのは20年ぶり!
結論としては辛くてちょっぴり楽しくて、でもやっぱり辛かった。
・何よりコミュ障な自分が辛い
・毎年毎年参加している一部の同級生達10人位が、がっちり仲間意識を持っていて、その輪に入るのも辛い(というか入れない)
・男子(この呼び方も懐かしい)連中が、小学校時代好きだった女の子の縦笛を舐めた話(!)を嬉々として語るのを聞くのが辛い(自分の娘が将来同じことされたらどうよ?)
・小学校時代の色んな武勇伝を聞かされるのが、今更まだ言ってるのと内心苦笑してしまい辛い
・意地悪女子グループが変わらず意地悪女子グループで、同窓会は欠席していた純粋な感じの同級生のことをこき下ろしているのを聞くのが辛い(私もいない時何を言われているのやら)
・なんか行動が自由すぎて面白いな、と思っていた担任の先生のことを、めちゃくちゃ嫌う同級生が何人もいた事を知るのが辛い
・明るく太陽のように爽やかだった同級生が、病で亡くなってしまいその場にいないのが辛い
・ものすごく運動も勉強もできた子が、就職に失敗して自虐してるのを見るのが辛い
辛い事ばっかり書き連ねたけれど、楽しかったことは、
・小学校時代とても素敵だと思っていた子が、素敵な部分はそのままかパワーアップして大人になっていたこと(4名)
・その素敵な子の一部と、同窓会の後個人的にこじんまりと会う約束ができて、プチ同窓会をしてゆっくり話せた事(2名)
・逆に辛かったのは、同じく素敵だと思っていた子が、変な風に世慣れた感じの、何だか嫌な大人になってしまっていたこと(4-5名)。うち数名から軽く絡まれたこと(2名)
・私も他人のことなんていえない。こんな事を、うっすら笑いながら考えているなんて、すっかり嫌な大人じゃないかと自覚するのも辛かった(1名)
それにしてもお姉さんお兄さんどころか、おじさんおばさんになっている同級生に重なって、小学校2-3年生の時の姿がずっと見えるのが不思議。
担任の先生がかっての教え子を見る気持ちって、こんな感じなんだろうな、と思いながら梅酒のソーダ割りを何杯も飲んで、失恋したかのような気持ちを抱えて帰ってきました。
結論 :
・素敵な同級生(4名)にまた再び出会えたから、参加した甲斐はあった。でもまた10年か20年は参加しなくてよい気分。
自分が成長できたら、また見える景色も変わるのかなぁ。
・ホテルにいたご老人達のように、数十年後気の合う人達とわいわいできたらいいな、と憧れる超絶内向的な私。でも20人は多すぎるな。
・評判が良いビジネスホテルの朝食は、本当に美味しい。ご老人達に感謝。