こゆめ
思いついたことを、そのままに
以前、彼に紹介してもらってパラパラと目を通し「うわー、いるよねそういう人。東カレ、港区ねー、はいはい。先輩登録してたわw」くらいで終わっていた本。 麻布競馬場さんが書いた『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』。私には珍しく、2日で読み終えた。 やたらリアル。きっと今の20代から30代の「東京」という場所を知っている人には、そう感じられる本だと思う。 はじめにパラパラとめくった時よりもそのリアルさが増しているのは、きっと「田舎」というものを実際に目にし、共にしているか
私は数学ができない。算数ですら危うい。もちろん大学は文系で、保育の道へ進んでいる。この書き出しにすると「やはり保育士は物事を定量的(数値や数量で判断すること)に見ることができない低脳な人間だ」と思われてしまいそうだが、これは私個人のnoteであり、全保育士がそうでないことは初めに示しておきたい。今回は私の体験を元に、これからの教育はどう在るべきか考えていく。 なぜ私は数学ができないのか 「できない」と表現するか「苦手」と表現するか悩んだが、あえて"できるできない"で評価を
この春、転職をした。 20代にして実に3度目の転職である。 これだけ短期間で3度もの転職をすることはおそらく常識的ではない。今後、同じ場所で着実に経験を積んだ体験をしていないことがネックとなる可能性も大いにあるだろう。しかし、今のところ後悔は一切していない。その理由は、転職のそれぞれには意図をもたせており、大枠その意図が達成されているからである。 今回はこれまでの転職を振り返りつつ、霧が晴れてきた今の姿にも触れていこうと思う。保育現場からどのようにキャリアを形成していく
最近大学生とやりとりをすることがあり、自分は大学時代どんな人で、どんなことを考えていたのだろうかと過去の写真を見返した。 今思えば、大学1年〜2年は学生生活の基盤を作りながらも他大学への編入を検討したりして悶々と過ごしていた気がする。就職先のパイプの多さや評価されやすい環境をであることを理由に編入は得策でないという結論に至ると、今度は意地でも首席での卒業を実現させようと必死になっていた。 つらくも楽しい実習もそれなりの成績をおさめ、最終的に学校の教授へ提出した日誌に「よく
ここ数ヶ月、私の頭の中を駆け巡っているワードが「豊かさ」でして。 保育における豊かさもそうだし、暮らしの豊かさもそう。特に、東京の暮らしにおける「豊かさ」ってなんだろうと考えていたりするわけです。 なにか欲しいと思えばすぐ手に入るこの東京都心という環境が「楽で最高だ」と思ってずっと過ごしてきました。 __はずなんだけれど、なんかいつも疲れてる。生き生きとしているかと言われると、そうではないような。常に何かを背負っているような、そんな気がして。 仕事をし帰宅すると同棲中
みなさんこんにちは。初めましての方もいらっしゃるでしょうか?この記事に巡り合ってくださったこと、嬉しく思います。 都内の保育所にて保育士ををしております、こゆめと申します。現場で保育をしながら、保育学生の就活を応援するメディアのお手伝いをしたり、たまに大学で学生さんにお話をさせていただいたりしております。 恐縮ながらSNS上でも保育に関する思いを発信しておりますので、こちらもよかったら覗いてみてくださいね。【Twitter】 ・・・ さて、昨今保育現場では「対話」を大
はじめに もうあと1ヶ月ちょっとで、私は誕生日を迎える。 毎年迎える誕生日だが、今年はなぜか背筋が伸びる。いよいよ30代へ向かって歩んでいく。心のどこかでそんなことを思っているのかもしれない。 これまでを振り返ると、少しの経験から多くのことを学んできた。 まだ未熟な身ではあるが、これまでの人生で得た気付きや学び、築き上げた価値観を11個に絞って自分用に記録しておこうと思う。 これから書くことはあくまで私の個人的なものであり、私とは違う他者を否定するものでは一切ない。
「アイディアは持っているだけでは意味がない」 私がTwitterを始めて間もない頃に出会った言葉だ。 私はいつからか物事を様々な視点から捉え保育以外の情報を保育に置き換える癖がついてしまい、ON・OFF問わず常に頭が働いている感覚がある。重めの職業病である。誰かどうにかして欲しい。 とはいえ悪いことばかりではない。 この病気のお陰で様々なアイディアが浮かぶからだ。 しかしこれまでは何かアイディアが浮かんでも 「こうだったらいいのにな」 「ああだったらいいのにな」 「こ
皆さんこんばんは! 保育のアレコレラボ代表新米園長じゅんせんせいによるアレコレスタディー。本日はディスカッション2日目でした。 今回参加された方は21名。 現役保育者だけでなく、保護者の方や現場を離れている方、ベビーシッターへ転身された方、小学校教育にご尽力されている方など様々な立場の方がご参加くださいました。 前回同様4~5名のグループに分かれてのディスカッション。 それぞれ素敵なお話をされたかと思いますが、 私が参加したグループの話を中心にまとめていきます。
皆さんこんばんは。 保育のアレコレラボ代表新米園長じゅんせんせいによるアレコレスタディー。本日はディスカッション初日でした。 ご参加いただいた皆様におかれましては、楽しくも熱い時間を共にできましたこと、心よりうれしく思います。 さて、今回参加された方は35名。 4~5名ほどに分かれ、小グループで話を進めていきました。 視点は以下の2つ。 ①大人は時間軸/子どもは楽しい軸 ②”めんどくさい”ということについて 集団生活をしていると、どうしても時間に縛られ大人の都
〜2021.2.10追記〜 この記事は幼い時からずっと幼稚園教諭を夢見ていた私が1年で退職した理由を綴っています。 「もう限界。辞めたい。今すぐ辞めたい。でも年度の終わりまでは頑張らなきゃ」 そう思っていた当時の心境を赤裸々に記しているため苦しさを分けてしまうかもしれません。 現場で起きていることを多くの方に知っていただき、自分の身の回りでは何ができるのか少しでも考えてみて欲しい思いから、打ち込みました。読みにくい文章ですが、目を通していただけると幸いです。 ___
2019年10月1日。 今日から保育料が無償化される。 保育園は無償、幼稚園は月額2.57万円が補助される。 給食費や設備費については自治体により異なるが、基本的には個人負担のままであるため、全くお金がかからないわけではない。しかし月々2万〜多い人は10万ほど支払っていた保育料が無償化、または補助となると家計への影響は良い意味で大きいだろう。 今回の無償化は、少子高齢化対策のひとつとしてなされた政策だ。子育てに費用がかかりすぎるがために、子どもを産む、というより産める