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防災を発信することへの戸惑いと覚悟
「防災士なんていなくなればいい」
防災士の研修で聞いた時は衝撃でした。
でも、今、私も本気でそう思っています。
つまりみんなが防災への意識を高めて、一億総防災士の状態になることが理想ということです。
そうなれば、あえて防災士を名乗る必要はなくなりますよね。
私もこの理想に向かって、微力ながら発信をしていこうと思い、今月からインスタで本格的に発信をスタートしました!
アカウントのメインテーマは
「子どもが自分で考え生きる力をつけるために何ができるのか」
モンテッソーリや防災をメインとした子育ての様子を紹介していく予定です。
防災の発信において、まずは、関心を持ってもらうことが第一と考えています。
なぜならみんな後回しにしたくなることだから。
大切だけど、日々の忙しさの中で後回しになってしまう気持ち、わかります。
私自身も至らないところだらけです。
だから、少しでも関心を持って、
これならできそうかな?
これならやってみたい!
そんな風に思ってもらえるように
楽しさの要素も大切にしています。
ただ、実は、本当にそれでいいの?と思っている自分もいます。
私に被災経験はありません。
学んだ知識に基づく発信です。
そんな私が紡ぐ言葉や表現に、どこか空虚さがあるような気がしています。
そんな私が「楽しさ」なんて軽々しく言っていいのか…
先日ある映画を鑑賞したことにより、その迷いは一層深まりました。
偶然目に留まった記事、読んだ瞬間、「見なくちゃいけない」と衝動のようなものに突き動かされ、映画館に足を運びました。
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『春をかさねて』&『あなたの瞳に話せたら』
東日本大震災をご経験された監督の作品です。それぞれ、フィクションとドキュメンタリー映画となっています。
鑑賞しながら、
防災を発信する時に楽しさを押し出していいのか…
被災者の方の心を踏みにじるのではないか…
その発信に覚悟はあるのか…
そんな声が聞こえてきたような気がしました。
誤解のないようにお伝えすると、
この映画は、誰かを責めたり、否定するような内容ではないと思っています。この覚悟云々については、私が勝手に自分自身に対して感じたことです。
映画自体は、見て本当に良かったです!
もっともっと、たくさんの人に届いてほしいです!!
(渋谷イメージシアターでの上映が25年の1月10日まで延長になり、今後も日本各地で上映されるようです!)
心にズッシリとくる気持ち
でも、ずっと優しさが根底に流れているような…
不思議な感覚でした。
でも、正直まだこの映画の感想を書くことはできません。
安易な言葉で書きたくない、そんな気持ちが1番大きいです。
ただ、1つ言えること、というか絶対に忘れたくないのは、
防災に関する発信を本格的にスタートした今、この映画を見たことの意義です。
このタイミングで出会ったことには何か意味があるような気がしています。
空虚かもしれない、覚悟も足りないかもしれない。
でもたとえ微力でも誰かの何かにつなげることができるなら、やらないよりは、やっぱりやった方がいい。
最大限の誠意と敬意を持って、発信していきたいと決意しました。
*****
この映画を見て、ズシンと響いた気持ちをどうにか整理したく、
だだの思考整理になってしまいましたが、書いたことで少し心が落ち着きました。
ここまで付き合ってくださった方、お読みいただきありがとうございました。
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