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Onlineで日本語を教える|#16 低迷期かもと思ったら・・・あなたなら何をする?

 こんにちは!オンラインで日本語を教えているこゆきと申します。
 今日初めて見つけてくださった方、いつも見てくださる方、本当にありがとうございます。 

 オンライン日本語講師に限らず、フリーランスとして働く人たちは、仕事量が一定ではない方も多いと思います。自分で仕事量を調整できるメリットを最大限に活かせば、その状況がありがたいこともありますが、不安定であることにストレスを感じたりすることもあるのではないでしょうか。

 私は現在、語学プラットフォームのいくつかに登録し、そこで出会った学習者さんたちに日本語を教えています。これまで約2年半続けてきたことになりますが、最初は完全に副業として行なっていました。その後、いろいろな状況が重なり、現在はこの仕事がほぼ本業になっているので、仕事に充てる時間や働き方も変わってきています。

 本業とはいえ、仕事の内容としては複数の柱を持っていたいというのが私の考え・希望で、実はやることは多岐に広がっているのですが、なかなかうまく整理することができていません。しかしながら、収益を得るメインはプラットフォームであり、ここでレッスンを行う回数は、私のビジネスにとっては重要な指標です。

 仕事を始めてから2年ほどは、ほぼ右肩上がりに収益が上がってきていたのですが、ここへきてややその勢いに衰えが見られるようになりました。実は、私がセーブした部分があるので、結果に疑問はないのですが、つい気持ちが焦ったり、不安になったりしてしまいます。少し冷静になって、今やるべきことは何か、色々考えてみました。私なりの考えになりますが、ひとりで悩んでいる方や、抜け出して頑張っている方と情報交換ができるといいなと思い、今日はちょっと書いてみることにしました。

 まず最初に、多くの方がご存じのとおり、レッスン数が自分の思い通りになるわけではないことについて、経験を少しお話ししています。その後、レッスン数を増やしたい時に(今まさに私はここにいます)どんなことをしているか、お話ししようと思います。
 それではぜひご覧ください!

そもそもレッスン数はコントロールできるのか


 レッスンをどれだけ行うかは、自分のレッスンを受けてくれる学習者さんの数や、その方たちの受講頻度で決まるわけですが、そもそも初めてすぐの頃は、もちろんその数を自分でコントロールすることは不可能といってもいいでしょう。誰も自分のレッスンを買ってくれない、生徒さんは一人しかいない、なんていうことはよくあることです。増やすも減らすも、まだ始まったばかり。動向を見守るしかないフェーズです。

 予約が入ったり、口コミを書いてもらったりすると、おそらくはアルゴリズムも働きますが、サイト上で目立つようになります。学習者さんたちの目に留まることが増え、レッスン数が増えていくことがあります。これも、自分ではコントロールは難しく、運を天に任せた状態です。
 いえ、本当はここでやるべき、またはできることがあるのかもしれません。それも今から書くことに関連があるように思えます。

 私の場合ですが、とても運の良いことに、はじめて1ヶ月ほどした頃に、少ない時間ながら自分が対応できるレッスン枠がすべて埋まるようになりました。その頃、当時やっていた別の本業からシフトするか悩んでいたのですが、思い切って時間を大きくレッスンに割り当てることにしました。

 まず、公開するカレンダーにそれまでより多くのレッスン枠をオープンしました。さらに、カレンダーが空いていないけどレッスンを受けたい、とおっしゃってくださる方のために、それまで対応していなかった時間に追加してレッスンをするようになりました。このことで、レッスン数は当然増えていき、それが自分で望んだ結果だったので、なんとなくコントロールできているような気分になってしまったのですが、もちろんそんな単純なことではありませんでした。
 ただ、自分のレッスンを買ってくれる方がいらっしゃる状態で、レッスン対応時間を増やす、というのは明確にレッスン数を増やすことにつながります。

 つまり、レッスン数を増やす、というのはある程度までは自分のコントロール下にあり、それ以上になると、サイトのアルゴリズムや運に左右されているといっても差し支えないでしょう。
 どうにもならない側面があるわけです。

私がレッスン数を減らしたわけ


 では逆に、レッスン数を減らす、というのはどうでしょうか。これは、端的にいって増やすよりずっと簡単です。もし収益が下がる以外に問題が起こるとすれば、それは良心の呵責や自分の責任感との葛藤かもしれません。

 冒頭少し書いたとおり、私は仕事量が増えてきた中で、一時的に自分の意志でそれをセーブした経験があります。理由はいくつかあるのですが、大きな理由のひとつは、もう本当にこれを言ったらおしまい、なんですが

「疲れちゃった😭」からなのです。

 情けない話ですが、本当に、心身ともに疲弊しました。

 手探りで、もがきながら約2年にわたり、いわばがむしゃらに進み続けていたわけですが、今思えば効率が良いとはいえないやり方でなんとか対応していたこともたくさんあります。
 なにしろ、日本語講師としての経験がゼロのところからほぼ独学で走り続けてしまっていたので、圧倒的に教える知識が不足していました。もしも仮に、じゅうぶんな文法などの知識を持っていたとしても、それを教えるのはまた別の知識・知見を必要とします。それらをレッスンのたびに準備しながら勉強し、また、レッスンで答えられずに後で調べたり、ということを繰り返すしかありません。
 これは教えるために当然のこととはいえ、ぎりぎりまでレッスン枠をオープンしてしまっているために、ともすればうっかりお茶を飲むチャンスも逃してしまうスケジュールの中にいて、まさに追い立てられているような気分でした。日々の生活でも自分のことは後回し。毎日が自転車操業のような状態でした。
 このような状況を相談できる人も、あまり周囲にはいませんでした。

 本来は、自分の得意なことだけで対応すればスムーズなのだと思いますが、さまざまな学習者さんたちと出会い、途中で学習動機が変わる方もいらっしゃるため、自分が知らない・得意じゃないからといってレッスンを引き受けない、というわけにはいかないこともよくありました。試験を受けたい方のために、当時の私にとって未知の試験だった日本語能力試験(JLPT)について情報収集し、自分でも模擬問題を解いて学習者さんごとにカスタマイズした対策を考えたりするのも、私にとってはとっても骨の折れる作業でした。

 これはもちろん今も同じで、これからも続くことですが、その量や負荷は最初の頃の方がずっと大きかったのは事実です。

ここまで書いていて、私がこの仕事を全然楽しんでいないように見えることに改めて気づきました。実際のところ、好きでないならここまでしない、というのが私の答えで本当に心からそうなのですが、客観的に見てもなんだか辛そうですね…😅

 やがて持続可能性に大きな疑問を感じ、結果的に私はレッスン枠を縮小することを選びました。完全にゼロにする勇気がなかったからです。

 それまでの65%くらいまで減らし、さらに時間帯も広く対応することを一旦やめました。たとえば日本時間の午前中から深夜にかけて、連続はしないもののレッスンをしていましたが、午前中は完全にクローズすることにしました。絶対にレッスンが入らない、まとまった時間が欲しくなってしまったのです。

 この作業をする前に、継続中の学習者さんの数と未予約件数を確認しました。1週間に少なくとも何時間カレンダーを開けておけば、全員が希望する最低回数のレッスンを受けることができるのか確認しておきたかったからです。その数を担保できるぎりぎりまでレッスン枠を減らしました。予約がしにくくなるので、学習者さんにとってはとても申し訳ないことなのですが、どうしてもセーブしたかったのです。

 パッケージを使い切って、さらに継続して購入していただくタイミングだった学習者さんの中には、今まで通りに予約できないことから、そのままフェードアウトしてしまった方もいらっしゃいます。明確に私の意志を説明するチャンスがなかったので、申し訳ないことをしたな、という気持ちが残っています。もちろん他に多くの先生がいらっしゃるので、きっと、もっと良いレッスン体験を得られていると思っていますが、とても楽しそうにレッスンを受講してくださっていた姿を思い出すと、継続したい気持ちを後押しできなかったことは、今でも禍根です。 

 なお、レッスン数を減らす究極の方法は、アカウントを削除してプラットフォームから姿を消す、ということで、これも継続中の学習者さんがいらっしゃる場合には道義にもとる部分は否定できませんが、仕組みとしては可能です。
 減らす・やめる、は結構コントロールできてしまうことなのです。増やすことがそうでないのにも関わらず、ですね。

落ち着きを取り戻したものの・・・


 さて、レッスン枠をセーブしたことで、良心の呵責(といっても学習者さんにとって結果的にどうであったかわからないので、これは私の過信かもしれません)を引きずりながらも、私のスケジュールは落ち着きを取り戻しました。
 このままでは続けられない、と悲壮な思いで自ら蓋をしたものについて、いまさらめつすが めつその是非を考えるつもりはないのですが、今後同じことをもしするのなら、もう少し前向きな理由でやりたいものだな、という思いはあります。
 もちろんこれからも、疲れちゃった、はあると思いますが、自分で中長期的なプランの中でうまく調整していければいいなと思っています。

 そんなわけで、すっかり生活でのスケジュールや自分のレッスンへの向き合い方に落ち着きを取り戻した私が次にやるべきことは「立て直し」です。
 現在の自分の状況と、今後計画していることのバランスを見ながら、無理のない、そして責任を全うできる範囲のレッスン数を、できるならその中で最大限やりたい、という大変欲張りな目論見です。

 言わずもがなですが、さて、増やしたいと思ったところで、そう自分勝手にはいきません。いったい、何から手をつけていいのやら、です。
 冷静になってみると、今の状況は自分が最初にこの仕事を始めた時とほとんど同じだということに気づきました。

 レッスン数を増やしたい、学習者さんたちに出会いたい。

 やろうとしていることは全く同じです。ただ、あの時、なにもわからず運を天に任せるだけだった私と、今の私はちょっと違うはずなのです。ちょびっとだけでも、酸いと甘いを味わったはずです。
 今の目線で考えて、何ができるかじっくり考えてみることにしました。 

1: まずはプロフィールを見直す


 さて、最初に手を動かすことができそうなのは、やっぱりプロフィールではないかと思います。プラットフォームに登録して時間が経った場合は、変更したいと思いながらも日々の忙しさで手が回っていない部分があるのではないかと思います。私の場合、最初に登録してから何度か小さな変更を加えたものの、当初のものがほとんどそのまま残っています。

 学習者の方に広く読んでほしいと、英語での紹介文に最も力を入れて作成したのですが、実は作成当時、自分で作文しただけで、誰かに添削してもらったりはしていません。文法ミスや意味の間違いについても、翻訳アプリなどを使って自力で確認しましたが、自然な言い回しや説得力のある表現で書けているのか、いまいち自信はないままでした。

 しかし、今なら当時は使えなかったChat GPTがあります。もちろんそのアウトプットは万能ではありませんが、3年前に作成した時よりも、効率よく、また効果的な文言を使うこともできそうです。もし、協力してもらえるネイティブの英語話者がいれば、もっと安心ですね。
 今は、新しいプロフィール原稿を今作り直しているところです。 

 最近は少し時間ができると、他の先生方のプロフィールを拝見することに余念がありません。私がよく見るのは、日本語の先生に限らず、英語やスペイン語など、先生の数が多い言語、つまり層の厚い中で多くのレッスンを行っている先生方のプロフィールです。英語の先生など、英語ネイティブの方が書いたのであれば、その英語表現も参考になると思います。フレンドリーな先生、プロフェッショナルな先生、いろんな先生がいらっしゃる中で、自分を表現するのに役に立ちそうなフレーズを探したり、読みやすいなとか、わかりやすいな、とかいった印象についても確認したりしています。

 さらに、ビデオの撮り直しを準備しています。こればかりは、プロフィールの刷新にあたり避けて通ることはできません。私はすっかりさぼってしまい、3年前に作成したビデオがそのまま残っています。髪型も随分変わってしまいましたし、これはちょっとよろしくないです。
 さっさと変更しようと思います。 

 自分が見る側であるときにも感じますが、ビデオは学習者さんの興味を引き起こすのに大きな影響があります。この人のレッスンを受けてみよう、と少しでも思ったとき、自己紹介ビデオを見ない人はいないと思います。個人的な経験ですが、プロフィールを見た、と学習者さんがおっしゃる意味が、文章を読んだという意味ではなく、ビデオを見た、という意味であることがあります。今となればなんだか気恥ずかしいくらい昔の私のビデオは早急に差し替えしたいと思います。

2: マインドセットの転換

 レッスン数をこれから増やしたいと思っている今、持続可能性については明確な基準と見通しが必要だと思っています。

 これなら続けられるという環境を自分のために整備すること、そのひとつが自身のマインドセットの転換です。こうでなければいけない、と思い込んだり、もっとできるはずだ、と自分を追い立てたりする必要はありません。   いつも少し余裕があるくらいがいいな、と思っています。
 そうすれば、続けるときに疲弊しないのはもちろん、余裕から生まれる新しいスペースで、よりよい工夫やアイデアを検討することができるかもしれません。
 落ち着きを取り戻した今、仕事にどう向き合うか、しっかり考え直すのも必要かもしれないと思うのです。

 また、マインドセットという意味ではさらにもう一つの観点があります。仕事量が減って不安になることは自然ですが、ものごとには波があり、自分のコントロールできないことを、自分で背負うことはできない、ということを改めて理解することも大事なのではないかと思います。

 私の場合、レッスン数が減ったのは完全に自己責任ですが、多くの方の場合はそうではないはずです。少なくともいったんレッスン数が増えたのであれば、それはその方のレッスン内容や技量、ご本人の資質に問題がないことを示唆しています。つまり、「そういう時」なのだと考えればよいのかもしれません。いたずらに不安になったり焦ったりする必要はなく、時が満ちるのを待つしかないこともある、とちょっと腹をくくることも大事です。
 もちろん、収入が減ることは大問題で、こればかりはマインドセットで解決できないのが残念です。

3: 最新の自分の強みを改めて考える


 最初は手探りでしたが、レッスンを重ねるにつれて、自分自身の日本語講師としての立ち位置・あり方が少しずつ見えてきました。
 自分が得意なこと、得意だと思ったけどそうでもないこと、意外に小さな負荷で対応できること、できないと思っていたけど経験を積んで全体像が見えてきたこと、などなど、やってみなければわからなかったことが多くあります。一度始めてみたからこそ、少し距離をおいて考えるとよく見えることもあるのかもしれません。
 これは先述のプロフィールの更新にも通じることで、自分の強みをどうやってアピールするかの前に、しっかりそれを見極めることは必要ですね。

 私の場合は、これまで最も多く経験した上級者へのレッスンと、入門から始める学習者さんへの英語を使ったレッスンが2つの柱になりそうです。

 初心者と上級者、という対象者を設定することにアンバランスを感じるのですが、自分の強みを活かせる方向性をこの機会にしっかり見直し、それらをプロフィールや今後のプロモーションに反映させたいと考えています。全力疾走の時には、実際にこれらをじっくり考える余裕がありませんでした。今ならその時間と、これまでの自分の経験に基づく検討ができそうです。

4: やっぱりインプット


 勉強は避けて通れません。
実践、つまりレッスンそのものも勉強なのですが、やはり質の高いインプットは常に必要で、これにはある程度の時間を割く必要があります。自転車操業の頃の私は、今すぐ必要な情報を入手するのに必死で、今後のために必要なもの、自分の強みを強化するために必要なものなどに手を伸ばす余裕がありませんでした。初期の頃よりも自分の強みがさらにクリアになった今、足りないもの・足したいもの、はより明確になっています。

 書籍や論文からの情報収集は、学位の有無や専門性を問わず、ある程度は誰にでも可能です。文法項目などを調べていて論文などにいきあたることもありますが、私は参考にしたもの、いつか理解できるかもという期待をこめたもの(どうなることやら)をNotion でタグ付けして整理しています。

 私は大学で日本語教育に関する勉強をしていません。現在、大学などの科目履修生の制度を利用して、勉強することを検討しています。オンラインで受講できるものもあります。英語で挑戦したい場合はCourseraもいいかもしれません。無料コースもあり、語学や言語習得に関するコースも豊富です。

東京外国語大学のオープンアカデミーでも、日本語を教えるための講座が開かれています。
 日本語学や語用論などの講座もあり、興味と都合が合えば、多くの情報にアクセスできると思います。
 私が受講した時は、複数の先生方が担当されるリレー方式で講義が行われました。ピンポイントで知りたいことだけ勉強する、というものではありませんが、模擬授業を見てもらったり、グループでディスカッションを行うなど、インタラクティブな取り組みが多く、自分のやっていることを客観的に見て考えるためにも有効だと思いました。

 さらに!日本語学習者の自習を支援するツールが豊富な『みなと』(国際交流基金)のサイトですが、ここには教師向けeラーニングコースもあり、2024年7月時点で10以上のコースが設定されています。オンラインレッスンのためのコースもちゃんとあります!これは受講しないと損かもしれません。
 私はいま、「文法の教え方」を受講していますが、今後他のコースも受講したいと思っています。

🔽サイトの中の"Course for Teachers”タブを開くと、コースが見られます。

5: 【まとめ】勉強も必要、でも、もっと大事なことって?


 今の私にとって勉強はもちろん必要なのですが、大きな反省を込めて、もっと重要なことがあります。それは、

ひとりでもがくのをやめる

ということです。

 これまでの私の苦しみ(ちょっと大袈裟かも😅)や疲弊は、すべてひとりで手探りをし続けていたことから生まれています。やり方が効率的でなかったかもしれないことも、自分がやっていることが間違っていないのかという不安が消せないことも、周りに相談できる人がいないことでそのままになってきました。マンツーマンオンラインレッスンという、ある意味でのブラックボックスは、他の人はどうしているのか、私のやり方は間違っていないのか、について何も答えをくれません。
 正確に言うと、学習者さんが喜んでくれることが答えではありますが、そうでない時はどうしたらよかったのか答えがないままになることが多いです。特に私のように、経験ゼロから始めた場合、仕事のやり方は完全なオリジナルになります。それはそれでオリジナリティという点ではいいのですが、独りよがりになる恐れを否定できませんし、客観的な視点を持ち続けることは難しくなります。

 そこで、もう一度あらためてレッスン数を増やしたい今の私がやっていることは、積極的に人と関わることです。
 周囲に同業者がいない私にとって、オンライン日本語レッスンをされている方や、日本語教師の方のSNSは以前から貴重な情報源でした。投稿を拝見していると、同じような考え方を持っている方や、自分には思いつかない考えを持っている方がたくさん見つかります。たくさんの方と関わることで、一人ではできないことができるようになるかもしれない、という可能性を感じました。

 思えばこれまでは外に出かけて行って、人と話すのが生活の中心でした。常に周囲には第三者の存在があり、多角的な視点から会話することもありました。ところが、今の仕事をするようになってから、マンツーマンで会話し、第三者の話を聞く機会がまったくない日々に変わってしまっていました。完全に、誰からも見えない、そして誰からも見てもらえないところに入り込んでいたのです。

 これでは成長できない、何も変わらないし、レッスン数を増やしてもまた同じことが起きるかもしれない、と思いました。きっとまた手探りの闇にぶつかるに違いないからです。

今、私に必要なのは広い視点から今の現状とこれからを考えること。

 同業の方、他業種の方、さらに先輩や専門家の先生方とつながる一つの方法としてSNSを通じ、より積極的に交流を試みるようにしました。
 これは偶然なのですが、その日からちょうどレッスンの空きが出たという時間帯に、オンラインで日本語を教える先生方にお会いするチャンスがあることを知り、タイミングよく参加させていただくことができました。

 さまざまなバックグランドを持つ方と、お互いの知っていることや考えをシェアできるのはとても貴重な機会です。ひとりでもがくのをやめて広い視点で考えることで、今の状況から抜け出すヒントも得られるかもしれません。それに何より、あんなにも疲れたと書いたくせに、私はこの仕事が好きだし続けていきたいと思っているのです。だからこそ、同業の方の知見や考え方からたくさんのインスピレーションを受け取って、自分自身を成長させていきたいと考えています。

 オンラインマンツーマンレッスンは相手がいるものの、仕事としてはちょっと孤独な部分があります。それをしっかり補って、広く世界を見通せるようにしておけば、波をかわし、ある時は波に乗って、少しずつでも前に進んでいけるのではないかな、などと思っています。

 人と関わることに苦手意識のある方もいらっしゃるでしょう。オンラインレッスンをしている人たちって、必ずしも社交的・外交的な性格の人ばかりではなく、私のような人見知りもそれぞれに、自分なりにやっていたりするものです。その意味で、同業・同じことを考えている人とまずつながるのはひとつの方法です。共有できるものがある人となら、まず最初の一歩が踏み出しやすいと思います。あなたの悩みを理解してくれるかもしれないし、わかるよ、のひとことがもらえるかもしれません。

 もし、レッスン数が減って、何も手立てが思いつかず悶々としている方や、レッスンのやり方が不安な方がいらっしゃれば、ぜひひとりで悩むのをやめて、外に答えを探しに行ってほしいと思います。
 ちょっと怖いと思うかもしれないけど、一歩外に出て誰かとつながってみることをお勧めします。
 きっとそこに、アイデアとヒントがあると思います!

🔽つながり方にはいろいろありますが、こちらの記事をぜひご覧ください!

 長くなりましたが最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
今これから始める、または今も迷いながら進んでいるみなさんと、小さなつながりが持てると嬉しいです。ご経験豊富な先生方におかれましては、どうか温かい目で見守ってくださると幸いです。

 それでは、また🫡
過去記事はマガジンにまとめました📚


その他、つれづれ遊びですので、ご興味があればぜひご覧いただけると嬉しいです。















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