こよみのよぶねはゼミの学びとリンクする 1月行灯制作チーム「岐阜市立女子短期大学 畑中ゼミ」
取材で大学に伺うと図書館に案内されました。本棚が並ぶ一画で作業をしている学生さんたち。
制作チームは生活デザイン学科、建築・インテリア専修の1年生を中心に、ヴィジュアル専修の学生さんも参加しています。
畑中先生は土建築・土壁、環境共生建築がご専門。授業ではミニかまど作りなど、土を触り素材の特徴を体感しながら、自然素材と建築について学びます。
「その点で竹と和紙を用いて行灯を作るこよみのよぶねの活動はリンクすることが多く、毎年取り組んでいます」
「1」のデザインはチーム全員が一案ずつ出し、投票で玉田さんの案が採用されました。
1月ということで「初詣」、着物を着た女性が「1」になるのですね。
すごい発想力です。
出来上がりがとても楽しみになりますね。
図書館の開館時間は17時半まで。一度の作業は長くて1時間半ほどしかありません。
本番が近づき、作業時間を確保するため、廊下に場所を移して作ったそうです。
こよみのよぶねに参加は4度目。毎年参加してくださる想いを畑中先生に伺いました。
「学内で制作していたものが、当日に他の地域団体と合わさって大きなイベントになることが醍醐味と感じています。うちの学生は授業が忙しく、学内だけで大学生活が完結しがちです。当日は他団体の方、地域の方に触れあえる貴重な機会だと考えています」
2年間の大学生活はあっという間に過ぎてゆくでしょう。行灯を作った時間が、楽しくいい思い出になってくれたら嬉しいです。
行灯になった着物の女性とともに、来年がいい年でありますよう祈りたいと思います。