小林賢太郎さん パリ公演のインタビュー記事
2012年の初の海外公演に行った当時、劇場で色々フリーペーパーをもらってきました。全部フランス語でしたが自分で翻訳してみた一部がこちらです。これを読んで少しでも賢太郎さんの人柄をわかって頂けたら嬉しいです。
2012年4月、パリでのインタビュー
【日本での客層はどうですか?
どの会場でも若い人が多いんですか?】
僕は幸運にも、男性も女性も幅広い世代の客層を持っています。
時々、おじいさんおばあさんや孫を連れてる人も見ます。
カップルで来る人もたくさん見ますよ。
【2011年3月の震災によって荒廃した都市を巡ったそうですが
どのように感じましたか?】
僕はツアーで仙台に行くために飛行機に乗り、
空港から市内へ移動する時に見た光景は
まだ瓦礫が残り荒廃している状態でした。
僕の舞台は暖かく歓迎されました。
なので住民の皆さんの助けになったように感じました。
でも帰り道にまた荒廃した風景を見たときに
自分はとても無力だと感じました。
僕の演劇は1mmも瓦礫を動かしてはいないと。
でも仙台と他の都市の反応に特に差は無かったのです。
僕は皆さんが舞台を見に来るということは
"日常へ戻る"幸せを楽しむことだと思いました。
笑いは今の状況を変えることはできないですが
でも僕は、今の状況を変えようと頑張ろうとする
誰かの背中を押すことはできます。
【どのようにあなたのユーモアを表現しますか?】
まず、誰かを傷つけるような内容にはしない。
これは僕の原則です。
僕は世界の中でもフランスの芸術家が好きです。