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27時間テレビがあまりにも最高すぎた

今年の夏の一番楽しみ『27時間テレビ』が終わってしまいました……。あまりに最高すぎて、さすがにこれは拙くても感想を書かねばと思い感想を書いています。

日本一たのしい学園祭としての完成度の高さ

もともと『新しいカギ』の大ファンだったため、今年の27時間テレビのメイン番組が『新しいカギ』になると聞いたときから、大人になってから感じたこともないようなワクワクな気持ちで放送までの日々を過ごしてました。これは絶対に面白いに違いないと……最近のテレビの状況を思うと、これだけでも凄い幸せなこと。

さらに、今年の『27時間テレビ』のテーマは「日本一たのしい学園祭」とのこと。小さい頃から大のテレビっ子で、逃走中を観たら学校で逃走中をしようと画策してみたり、学校へ行こう!を観たら学園祭で未成年の主張企画をやろうと提案してみたりしてきた私は、これはとんでもない夢のような時間を過ごせるのではないか……と、とにかくワクワクが止まらないテーマでした。

実際に蓋を開けてみたら私の期待は大当たり。早朝に放送された「逃走中」では実際の学校を舞台に生徒たちを交えながら芸人たちがハンターたちから逃げ回る状況が放送されましたが、これはまさに小さい頃に私が思い描いていたそのもの。時折映る生徒たちが本当に楽しそうで胸がいっぱいになりました。

通常回から青春路線ど真ん中の『新しいカギ』のメインコーナーも通常回を超えるスケールで、もう最高に面白かったんです。特に目玉企画である学校かくれんぼでは、令和の大スター目黒蓮が参戦。目黒蓮ですよ。そんな目黒蓮を目前にしてそれはもう学校が大パニック。泣き崩れるような子もいたりして、テレビってやっぱり最高だな……夢があるな……と思いながら熱い気持ちになりました。

高校生の頃って可能性がまだ無限大で謎の無敵感があって、もちろん人によっては状況は異なりますが、恥ずかしげもなく一番デカイ夢を見れる時期だと思うんです。ハモネプでもクイズ正解は何問目でも、そんな高校生たちのキラキラとしたエネルギーを一身に感じることができて、すっかり大人になってしまって荒んでしまった私としては心が洗われるような気持でした。

思えば、今回MCをつとめた霜降り明星の2人もそんな夢溢れる高校生だったと思うんです。ハイスクール漫才で破格の活躍を見せ高校生お笑いの世界では既にスターだった粗品と、全くの無名ながらも絶対に俺の方が面白い!と粗品を倒しにハイスクール漫才に殴り込みをかけ見事な善戦を繰り広げた天才肌のせいや。絶対にお笑いで天下をいつかとってやる、俺ならとれるはずだ!と意気込む若かれし頃の二人は、27時間テレビに出演した真っ直ぐな瞳をした高校生たちと重なるところがあります。

ハモネプではスピッツ「空も飛べるはず」を歌う高校生の歌声に、せいやが涙ぐむ場面がありました。その場面をラジオで突っ込まれたせいやは、涙のワケを「君と出会った奇跡がこの胸に溢れてる」の歌詞を聞いて粗品と自分を重ねてみてしまったからと答えました。せいやにしかいえないエピソードで、熱すぎます。

今年の27時間テレビのMCは決して学生たちの本気や努力をかつてのフジテレビの古臭いノリで茶化しすぎることはありませんでしたよね。

学生たちに敬意を払いながら笑いに昇華させ、彼らに華を持たせる

正直すごい難しいことだと思うんですけど、これが出来たのは霜降り明星を中心に、真っ直ぐで熱くて若い新しいカギメンバーだからこそだったからなんだろうなって私は思います。なんかもう「日本一たのしい学園祭」改めて最高のテーマだったなって思います。思いすぎて胸やけしそうなくらい。

カギダンススタジアムの盛り上がり

私は結構学園祭が好きな子どもでした。なかでも好きだったのが吹奏楽部の演奏とダンス部のダンス。もちろんプロと比べたら全然技術は劣るのでしょうが、学生なりに必死に考えて練られた演出や仕掛、あと選曲とかですよね。にエンターテインメントとしての志みたいなものを感じて本当に楽しい思いをさせてもらったのを覚えています。

自分でも、ダンスリーダーに「お疲れ様」って花束を渡したりして自分なりに盛り上げようと頑張ってたのを覚えています。

ということもあって、一番今回の27時間テレビで楽しみにしていたのが、「カギダンススタジアム」でした。

結果は皆さんもご存じの通り大成功。正直新しいカギってあまり見てる人少なくて実際放送されるまではほとんど期待されていなかったと思うんですけど、やっぱり27時間テレビの一番最後ということもあって想像以上のもの凄い数のひとがTwitterを見ていても反響を呟いていて、新しいカギファンとして素直に嬉しかったです。

トップバッターの岡部のアニソンのチームから最後の1MILLIONまで、本当にもう全チーム凄すぎて……。色んなカラーで色んなアプローチで本気のエンタメをやってくれたのが私にはとにかく嬉しかったんです。何一つ被ってなかったじゃないですか。これは奇跡なんですよ。

トップバッターのアニソンメドレーのチームは選曲と底抜けに明るい変顔が最高。変顔って本当に元気になれるんですよね。これ以上にトップバッターにふさわしい演技が他にあったでしょうか。秋山のチームはストーリー性が凄い。ほとんど振付なんてプロのミュージカルそのものじゃないですか。クオリティが高すぎて泣いちゃいました。せいやのチームはダンススキルえぐすぎませんでした?せいやのお笑いスパイスも渋くて最高でした。長田の小道具チームはギャルの戦いと先生っていう本当にコントの世界観そのままでこれだけでも面白いんですけど、そこに高校生ダンスの魅力が加わって最高に見ていて楽しかったです。松尾のチームはえぐすぎた。高校生だけで振付も指導もしなければいけないという背景に、10ジャンル全部踊り切った松尾の努力、そして何よりもやり切った!っていうチームみんなの表情があまりに良すぎて、スタンディングオベーションってこのためにあるんだなって思いました。丸山礼ちゃんのチームはワック美しすぎる。ストーリー性も相まって本当に感動しちゃいました。1MILLIONはレベルが違い過ぎましたね。言葉の壁も超えるダンスに胸が熱くなりました。

とまあ、こんな感じでなんか私としては一番好きなもの(あれってまじで青春そのものですよね。青春まじで大好き)を最高の状態で延々と提供されてしまって、人生で一番幸せな時間だったかもしれないです。

その中で、やっぱりMVPを1人上げるとするとハナコの秋山ですよね。

このストーリーの文章なんて、青春そのものじゃないですか。あまりにかっこよすぎて、これから秋山を見る目が変わっちゃうな……大丈夫かな……って心配になりました笑。今見ると学生たちの掛け声も泣けるなあ……。青春すぎる。

秋山の凄いところは、言うまでもありませんが、完全なダンス未経験者なのにも関わらず数か月で見事にダンスをすごいクオリティで仕上げてきたところです。振付を叩きこんで(アイソレーションとか細かいところは眼をつぶりつつ)何とか踊り切るだけであれば、他のメンバーもできていましたし、私も学生時代の学園祭ダンスをそんな感じで乗り切った記憶があります。

ただ、秋山のダンスは明らかに基礎から仕上がっているんです。一からめちゃくちゃ筋トレ・体幹・体作りを頑張ったんだろうなって……いや、なんか頑張ったなんてもんじゃないんですよね。なんかもう驚異的なものを感じるダンスなんですよ。じゃないとあんなビタビタに合ったウィッチウェイや最後の大技シフトは普通はできないっすよ。まじで。なんかもう一周回って私は秋山に嫉妬してるんですよ。私ももっと本気で練習したら、あんなふうに学園祭のダンス上手く踊れたのかもなって。いや、絶対踊れないんですけど。いや、もうあそこまでダンスに本気で打ち込めて、やり切れるならそれ以上幸せな人生って無いんですよ。

一週間たってもこのテンションですからね。まじで感動したんですから!!!!!!!まじなのよ!!つたわれ!!!!!!!!

もっと裏話とか知りたい人はこのあたりの動画をおすすめします。

最後は余談なんですけど、昨日ランニングしながら27時間テレビのこととか秋山のことを考えていたら、ふと初期LE SSERAFIMのことを思い出しちゃいました。ダンス未経験のなかで短期間でびちっと決めてきたのはLE SSERAFIMのカズハもそういえば一緒だったなって……。転職して右も左もわからなくて何も出来なくてよく泣いていた私にとって、LE SSERAFIMのカズハはまさにヒーローでありロールモデルだったんですよね。今のカズハは当時のカズハから一皮むけて誰もが認める大スターですし、私も転職先の会社で昇進したりして全然当時とは状況は違いますが、秋山のダンスで改めてあの頃の気持ちを思い出すことができました。ありがとうございます。

PS
ほんとはもっとテレビ好きとして色々書きたいことはあって、深夜の向上委員会とか粗品ゲームとか朝のココ調とかぽかぽかとか。わたし、27時間フルで見てますからね。あとはミリオン家族とか霜降り明星の校内放送ジャックとか学校へ行こうみたいな昔の番組の関連の話とか。青春路線になる前の新しいカギ(はこね男子とかやってた頃の)の話とか。でも今はいっかなと思って書きませんでした。


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