「無駄な努力」はある。人生は有限だからこそ、質の高い努力が必要 | 行動の品質 伊藤 健太 (著) | #塚本本棚
「無駄な努力」があり、人生は有限だからこそ質の高い努力が必要だよね。1日24時間はみな同じなのに無駄な努力がある以上、じゃあどう質の高い行動をしていくのかの示唆を本書は紐解く
今日は「行動の品質( https://amzn.to/2M0zKHI )」伊藤 健太 (著) #塚本本棚
【紹介文】
【成果につながる行動、つながらない行動の違いの正体】
ダボス会議U33日本代表で、1万人以上の起業支援をしてきた著者が教える、行動の品質を高める思考法&実践法をまとめた1冊がついに登場です。
【書評】
伊藤君と出会い、協業もするようになってもう10年近くになります。起業支援一直線、アウトプット一直線。ひたすらに多くの人に情報を届けようと活動されている様子は、僕も励みになります。
1日は24時間と平等ですが、健康な時期や寿命、チャンスが舞い込んでくるタイミングやそれに気が付くかどうかは平等ではありません。そんな中で”自己流”で努力を重ねることは果たして有用か?地頭が素晴らしいならそれでも成功にたどり着けるでしょうが、そうでなければその”行動の品質”をチェックしましょう。
メンターを頼るのもいいですし、(バイアスのかかった成功事例を集めるより)失敗事例を分析するのもいいでしょう。”こういうやりかたもあるよね?”、”こういう考え方を持って行動するのが大事じゃない?”とこの本は教えてくれます。
法人をもう10年もやっていると”それはそうだ”と頷きながら読み進んじゃいますが、これからの人にとってはエールと道筋を示してくれてるようで元気が出る本なのではないでしょうか?
僕も今宅建業の国家資格の勉強中ですが、同時に不動産事業をどうやって組み立てて行けばいいか?に対して、事例や体験談をもとに、自社の派生事業として成り立たせるかまたは新規創業するか、更には歩合での業務委託の受託モデルではどうか等々、時間軸も踏まえながら多角的な視点でビジネスモデルを分析、検討し始めています。
本書を読みつつ創業した昔を思い出しながら、質の高い行動を失敗を恐れずコツコツと、愚直に挑んでいきたいとの思いを強くしました。
【本を読んで考えた・メモ】
・”最速最短最小で、最大最高最適な成果を出そう”と伊藤君は言う。日本を鑑みると、確かにこのような飢餓感を持った起業家は少ないなと(いても行動の質が伴わない)感じる。それは粛々と、という日本人の美徳によるものなのか、成熟国家としての飢餓感の枯渇なのか、興味深い
・”間違った問いに、正しく答えようとしていないか”は、僕もよく思い浮かべる言葉で、この問いを解いてよいのか、この努力をこのまま続けていいのか?は、常に考えている。楽をしたいというより、早く目的を達成するために。ただ、正しい問いを見つけるためには大量の事例や思考の深さが必要かなとも思ので、世には専門職やメンターがいるのだろう。もちろん地頭が良ければ自力でたどり着けるとは思う
・本書は、伊藤君が自社に対しても常に考えていることを吐露しているようにも感じる
・”本当の成功は、成長し続けることだ”かぁ、いい言葉だなぁ。生物としても正しいと思う。年をとってもこの気持ちを忘れたくないから、僕もまたいま挑戦している。10代の頃から”常に変化と成長を”をスローガンに生きてきた。忘れないで生きたい
・この本の示唆で、この本の内容をやれる人は地頭が良い。やばいのは感動だけしてしまう人だ。この本はメンターや先輩経営者たちとともに共有しながら読むのが良いだろう
・”僕は今成長しているのか?”は常に考えていきたい。事業が安定し収穫期になると、利益は出るがそれは過去の自分の成長に対する報酬であり、それに甘んじ自身の成長を止めてしまえば未来はどんどん閉じていく
・”空気を読みながら、空気を読まないことをする”とは、つまり”状況を把握しながら、よりレアリティ(希少価値)の高い行動をする”ということだ。ここの行動の質が低い人はただ奇異に映る行動をしてしまう。だけど、希少価値の高い行動とは何か?が思いつかない人も多い。なのでこの本は誰かメンターか先輩経営者と読むべきだ
・ダボス会議で何してるのか気になる
・昨日本の存在を伊藤君から教えてもらってAmazonで発注し、今日届いて今書評を書いている。この行動の品質は高いよね?そう信じる