【殿堂入り】1兆ドルコーチ #塚本本棚
【殿堂入り】僕も100分の1のサイズでいいから、この人の様に生きたいと思います。
ビル・キャンベルは、僕の生き方の指針の一人です。コーチというよりも、世界最高峰のプロ経営者の人物伝。
自分も彼のように生きて幸せなので、この生き方が間違いではないと理解できます。それを忘れず常に研鑽し練磨するために、いつもそばに置いておきたい本、僕はこの本を何回も読み直さなければなりません。
マネジメント経験の無い創業起業家は、ぜひ読むとよいかと!(主にChapter2から!)
今日は「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え( https://amzn.to/34vPvNN )」エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), アラン・イーグル (著), 櫻井 祐子 (翻訳) #塚本本棚
タイトル的に”コーチ”とした方が、個人事業主の人たちにもフックがあり部数が売れると思ったのだと思いますが、本書を読むとこの本がビル・キャンベルという猛烈に働くプロ経営者の人物伝という事がわかります。
様々な人たちへ分け隔てなく接し、好かれ、愛された彼の人生は、僕もあこがれる目指すべき生き方のように思いました(僕はこれほど猛烈に働けはしませんが...)。
【本を読んで考えた・メモ】
・僕がfestivoを始めたのも、死んだときに僕の周りを多くの友人達に囲んでもらいたかったからというのがある。彼の葬儀の様子を読むと、彼のような生き方や人への接し方こそ、僕も目指すべき未来につながるのだと思う(彼には2000人もの親友がいるといわれていた)
・僕の結婚式は”なんとなく人脈作りの為に参加した”という人がゼロになるように、招待制ではなく挙手制で、且つ参加者をほんの少しの期間で集めたが、彼の葬儀も彼を心から偲びたいと思った人だけが集まった素晴らしいものだったのが伝わってくる。僕もそのような葬儀に憧れる
・ビル・キャンベルは、ハイレベルな人材にこそ起こりがちな、出世や栄誉などの”地位葛藤”に対して、懐柔し足並みをそろえさせて相乗効果を出すコミュニティ化の名手だったようだ
・負け知らずのハイパフォーマー達こそ野心的で競争心も高い、そういう人たちをチームにまとめ上げるのは容易ではない。ただし、それができたのがビル・キャンベル
・ビル・キャンベルの事例を見れば、(彼だけが特異な存在であった可能性を除けば)スポーツコーチはビジネスの場においても活躍できる土壌があるのではないかと感じる
・人の社会で幸せになるには、(自らを含め)人を良く知ることが何より重要だ
・人がすべて「あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下の幸せと成功だ」
・誰がリーダーかは権限が決めるのではなく、部下が決める
・組織化の円滑なコミュニケーションは、メンバー相互の共感力を高めておかなければならない
・伝えるだけでは足りない。なぜそう伝えたかを理解させるまでがゴール
・会議では一人が独断的に決めてはいけないし(ロビイングに長けたものが勝ってしまう)、多数決でもいけない(集団浅慮に陥ってしまう)。最適解を目指すべきだ
・TV番組の命運は、楽屋挨拶時からすでに始まっているように、会議の前に参加者の胸の内を知ることは重要だ
・自分ファーストではなく会社ファーストな姿勢があるなら、アグレッシブな議論の後に最適解が生まれるだろう
・業務報告では詳細なハイライトと同様に、詳細なローライト(うまくいかなかったことの報告)の報告が必要だ
・オペレーショナル・エクセレンス、ピープル・ファースト、決断力、優れたコミュニケーション、最も厄介な人材から最大限の力を引き出す、優れたプロダクトへのこだわり、解雇する人を手厚く扱う
・課題に対する葛藤はいいが、(人間)関係に対する葛藤はダメだ
・ビルは野心的なテクノロジストたちの世界で生きたからこそ、彼らとは世界のとらえ方が違う事が強みとなった
・最高のチームには高い心理的安全性がある。高い心理的安全性はお互いの信頼関係によって醸成される
・コーチャブルな人だけをコーチする、まさに!
・コーチとは、自分がなれると思っている人物になれるように、聞きたくない事を聞かせ、見たくないものを見せてくれる人