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写真で振り返る21/22シーズン

御礼

今季も無事に終了しました。
長いシーズンを、不安定な情勢の中で戦い抜けたことは、岐阜日野自動車はじめ応援してくださっている皆さんのお陰です。
いつも本当にありがとうございます。

我々アスリートは、試合に出場し順位が付いて初めて評価が生まれます。
その試合が無くなってしまうと評価される対象がゼロになります。
たとえどんなに良いパフォーマンスをトレーニングでしてようが…。
そんな中で、こうして選手活動を続けられているのは本当に幸せであると、より感じています。

Throwback

ひとつひとつじっくり記事にしたいのですが、その瞬間瞬間で感情が振れすぎててすぐ書けませんでした。。
その感情が薄まった今 振り返っても良いものが書けなそうなので、写真を見つつ振り返りましょう。

シーズンイン

スタートはフィンランドから。
VuokattiとRovaniemiで合宿をしました。
出国時のワクチン接種証明書や帰国時のPCR検査、帰国後の自主隔離など以前より準備などのハードルが高く大変でしたが決行して良かったと感じています。“大変な中でも行った価値のある合宿”となりました。
日本チームやAUTチームと記録会、Parkくん(KOR)とトレーニングや情報交換できたことも有意義でした。

Rovaniemi,FIN
Rovaniemiでのジャンプ


名寄開幕戦

今季は変則的で、スペシャルジャンプ2戦とコンバインド2戦が4日連続でした。なかなかハードなスケジュールでしたが、ここに合わせて全日本コンバインド のタイトルを獲れた事はとても大きな価値がありました。
何よりもジャンプが好調でした。失敗することすら頭に浮かばず。
しかし、“トップで逃げ切ることの難しさ”を改めて痛感。
守りに入ったら駄目ですね、絶対に。
スペシャルジャンプではあと一歩まで迫るも数%及ばず…

全日本コンバインド


#KOS_CUP

シーズン中盤には自分達で作る記録会 #KOS_CUP を開催。
悪条件でジャンプが飛べずでしたが、ジュニアからシニアまで皆でこの競技を盛り上げていこうと賛同してくれる方が多く嬉しかったです。
ファンの方々や士別市のイトイホールディングスさんにビブスポンサーになっていただきかっこいいビブも作れました!本当にありがとうございます。
ビブを着用すると、それだけでも緊張感が増して良いシミュレーションになります。
来季は夏からも多く記録会を実施して、国内のレベルを上げる一翼を担えればと考えてます。引き続きご支援よろしくお願いします!

#KOS_CUP スタートシーン


美の国あきた鹿角国体

ここからnote記事書けてませんでしたね。

スペシャルジャンプ8位
コンバインド 準優勝
成年4×10kmリレー 優勝

こんな結果でした。
スペシャルジャンプの時は心ここにあらず。それがもろに結果に表れました。コンバインドは少し取り戻せましたが、そんな状態で勝てるほど甘くないのが競技の世界です。0.5秒の競り負けた差がそこに出た気がします。

そんな中でも、リレーの優勝は劇的でした。
コンバインド選手を2人有する岐阜チームはどう見ても分が悪い状況でしたが、何が起こるか分からないのがリレーの面白さでもあります。
私は1走を走りました。単純な走力では格上な本職の選手達の中で、集団での走り方やコントロール、位置取りコース取りを使い上手く走れてトップから+26秒で2走にタッチ。1分以内が目標だったところ良い仕事が出来たと思います。しかしそれ以上に後の3人が良い走りをしてくれました。3人のお陰で獲れた優勝でした!

#1→#2


リレー表彰式 いい顔してるなー笑


国体から札幌シリーズまで

つなぎの2週間。
エントリーはしていた2つの草レース、コンディションを見て走るかどうか決めようと思ってましたが、これも振興のひとつで使命だと思い参加。
たぶん出たかったのでしょう笑

御嶽スキー場の林道をひらすら登るヒルクライムレース
7kmで500mアップ。ゴールは標高2250m
国内で冬のヒルクライムは初ではないでしょうか!?
こういう面白いレースが増えるといいですね。それも誰でも出られるような!

御嶽スキーヒルクライム

五竜とおみXC

元々2月頭にあった試合がずれこんでこの時期に開催。
距離も6→9kmに変更され出場迷いましたが、御嶽で思いついた事をレースの中で実践したかったので出場。
結果よいフィーリングを得られたので良かったです。後の試合にも活きました。

五竜とおみXC


札幌3連戦

今季のシーズンラストは全日本選手権含む札幌での3試合
3/5,8,9と、5日で3試合。

初戦の宮様スキー大会はスタート直前に大雪。。
スキーテストした後に降ってくるという最悪の状況。
そこまで天候を読み切れなかったのが大きな反省点でした。
トップから10秒差の3番手という好位置スタートを活かせず準優勝。

宮様スキー大会

3/8 伊藤杯
この日は前半ジャンプでトップ。
しかし8番手まで30数秒とタイト。そしてこの日も湿雪の大雪。。
「風とか雪とか、気になってるようじゃまだまだだな」
“悪条件の中でも勝てるような強い選手に”
何故かレース中に思い出した。
準優勝
クロカンがまだそのレベルに達してなかった。ただそれだけ。

3/9 全日本選手権
気持ちを入れ直した最終戦。
良いジャンプができたと思う。
ただ、追い風に叩かれてしまった。
他の選手は向かい風をもらう中でのこれはもうどうしようもなかった。
“こんな時もあるさ”で流せないほど大きな試合だった。
前半は7番手、トップからは1分。。
今季、というかここ数年で一番出遅れた試合だ。

それでも走るしかない。
後半は意地だった。見えないトップを追う。追いついた選手の後ろで休むこともせず、ただひたすらに。
2位まで4秒差まで追い上げた。そこまでだった。4位
意地で走った。今季初の後半トップタイムはそれを物語っている。

“悪条件の中でも勝てるような強い選手に”
今日はジャンプでそれに及んでなかった。追い風の悪条件でも飛べるようにならなければいけない。

全日本選手権 後半スタート


まとめ

重要な試合で1勝できたのは評価できるが、シーズンを通して思うような結果ではなかったです。2位が多かった。一番悔しい順位。。
しかしそんな中でも、更なるレベルアップを目指しスキーを追究した日々は本当に充実して楽しかった。上手くいってもいかなくても。

夏から秋にかけて、より上を目指す為にマテリアルを大きく変更した。
それが全くといっていいほど噛み合わず、“今季、勝負にすらならないかも”と思ってた時期もありました。
それがいざシーズンが始まってみればいつの間にかジャンプはより良くなり、逆に自信を持って臨んだクロスカントリーは不安なパフォーマンスでした。
もちろん周りのレベルも上がり、簡単には勝てない状況になってきてますが、やはり勝ちたいという強い気持ちは年々高まってます。
まだまだ追究していかなければいけない事は多いですが、“勝ちたい”という大きなモチベーションがある限りは前に進んでいくでしょう。
そしてそのモチベーションは、周りの支えてくれている方達との何気ない会話からも生まれています。本当に感謝してます。
引き続き、熱い応援よろしくお願いします!

いつも沢山の応援、本当にありがとうございます!

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小山 祐
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