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[オススメ本] ホントすぐ電気ショックするんだからー
大学生の時に受講した『心理学』って、、、
思ってたんと違う。って内容だったような記憶がある。
人がなぜそう思うのか、そっちを選んでしまうのか、詐欺に遭うのか、
原理が知りたいなと気になっていたので、再び心理学の本を手に取った。
知りたかったのはこういう『社会心理学』という分野だったのかも。
いろいろな実験を元に、人々の思考や選択肢の傾向が書かれています。
例えば、
多くの人が見ていると助けなくなる話
多数がその状況を見ていると、援助に対しての個人的責任が高まらず
援助行動を起こしづらくなる。
都会の人は冷たいと言われますが、人が常にいっぱいいるからなのかもしれないですね。田舎のように周りに一人しかいない状況がデフォルトという前提なら、自分が助けるしかないとすぐに思うのだろう。
下記に目次を抜粋!
こんな感じのことが、小難しくなく絵も交えながら記載。
第1章 社会現象と心理学
・人助けをするときの条件とは?
・人は多数派の意見に同調しやすい
・人の残忍さはどこから来るか?
・ゲームや漫画は犯罪に影響する?
・パニックはどんなときに起きるのか?
第2章 組織・集団の心理学
・組織の誤った意思決定はどのように起きる?
・集団同士の対立はどのように起きる?
・少数派が多数派の考えを変えるには?
第3章 職場における心理学
・他人からの評価で意見や行動が変わる
・報酬はやる気を損なう要因にもなる?
・根拠のない予言がなぜ実現するのか?
・本当に優秀なリーダーとは?
第4章 個人と対人認知の心理学
・自分は一般的と人は思いがち
・人は必ずしも合理的な判断をしない
・偏った憶測はなぜ生まれる?
・人が高校野球に熱中するのはなぜか?
・流行に乗る人・逆らう人
・スリルを味わうと相手の魅力がアップする
第5章 社会のあり方と心理学
・報酬の公平な分配方法とは?
・集団によるジェノサイドとは?
・ 「名誉」に徹底してこだわる文化
ちょっと興味のある項目も出てきませんか?
読み進めていると、
気になってくることが出てきました。
いろいろ検証するために様々な実験を行うのですが、
すーぐ電気ショックしちゃうんです!
マイクとスピーカーで繋がる別室の知らない人に電気ショックボタンポチ。
やめてくれ!と声が聞こえるのに、最大450ボルトまで電圧上げてポチ。
サクラと知らされて、怒ったので復習の電気ショックポチ。
脱出に失敗すると電気ショックが来ると知らされてパニック。
実験には電気ショックがよく登場するのだなと思いました。
実験を考える人の残虐性も検証して欲しいものです。