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Steam Deck が2022年2月25日に正式リリース! 買うなら 256GBモデルがベスト!?


こんばんは。note にお越しいただきありがとうございます。

9to5Linux は現地時間の26日、Valve が発売するゲームデバイス Steam Deck の正式リリースが2022年2月25日に決まったと報じました。

これにより、ゲームに特化した Linux マシンが一気に世界へと広まる舞台が整ったこととなります。

今回は、そんな Steam Deck のことを中心にお伝えします。


Steam Deck 、Steam で配布されているゲーム等を持ち運べる、夢の Linux入りゲーム機

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Steam Deck とは何ぞや? という方に短く説明すると、オンラインゲーム , PCゲーム等を配布しているプラットフォーム Steam の運営会社 Valve が開発した、Linux入りゲームデバイスです。

つまり、あなたが遊んでいる Steam経由で入手したゲームであれば、気軽に持ち運ぶことがシンプルかつ、気軽になります。

Steam Deck のスペックは、下記のとおりです。


Steam Deck スペック


・名前:Steam Deck

・ディスプレイ:7インチ タッチディスプレイ

・解像度:1280 × 800

・リフレッシュレート:60Hz

・CPU:AMD Zen 2

・CPU スペック:4コア8スレッド,2.4Ghz~3.5GHz

・搭載GPU:8 RDNA 2 CU , 1.0~1.6GHz

・TDP:4 ~ 15W

・OS:Arch Linux ベースの Steam OS ( デスクトップ環境は、KDE Plasma を使用 )

・メモリ:LDDR5 16GB オンボード

・メモリ スペック:5500 MT/s クアッド 32bit チャンネル

・ストレージ:64GB eMMC , 256GB NVMe M.2 , 512GB NVMe M.2

・ストレージ スペック:eMMC ( PCIe Gen 2 ×1枚 ) , NVMe M.2 ( PCIe Gen 3 ×4枚 )

・ストレージについての注意事項:全モデルでソケット付き2230 m.2モジュールを使用(エンドユーザーによる交換は想定していません) , 全モデルに高速microSDカードスロット搭載 (UHS-IはSD、SDXC、SDHCに対応)

・通信:Bluetooth 5.0 に対応 , 2.4GHzおよび5GHz、2 x 2 MIMO、IEEE 802.11ac までサポート

・スピーカー:DSP内蔵ステレオを搭載

・マイク:デュアル・アレイマイク

・オーディオジャック:3.5mmステレオイヤホンジャック , ヘッドセットジャック

・映像出力:DisplayPort over USB-C で映像出力(DisplayPort 1.4付きAltモード対応USB-C , 最大8K 60Hz または 4K 120Hz、USB 3.2 Gen 2をサポート)

・内臓バッテリー容量:40Wh ( mAh換算:11,082mAh )

・バッテリー駆動時間:2~8時間

・充電方法:45W USB Type-C PD3.0

・本体重量:669g

・外寸:298mm ( 29.8cm ) x 117mm ( 11.7cm ) x 49mm ( 4.9cm )

・本体価格 ( USドル価格 ):16GB/eMMC 64GBモデル 399ドル ( 日本円で45,817円 ) , 16GB/NVMe M.2 256GBモデル 529ドル ( 日本円で 60,740円 ) , 16GB/NVMe M.2 512GBモデル 649ドル ( 日本円で 74,538円 )


Steam Deck のスペック , 本体価格 で読み取れること

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謙虚に言うと、CPU が AMD Zen 2 の 4コア8スレッドに採用したことは、かなりパンチが大きく、TDP が 15W しか消費しないことは、かなりエコであることは確かです。メモリ容量が 16GB 固定なのが唯一の救い。これが 8GBであったら、Steam Deck を買うか買わないかを本気で悩むところでした。

ゲームの起動速度を占うストレージが eMMC 64GB スタートですけど、もしはじめて買うのであれば、eMMC 64GBモデルよりか、NVMe M.2 256GBモデルを買えば、相当、大きな幸せを掴むことが可能です。

ゲームのダウンロードで気になる Wi-Fi が 802.11ac 5GHz までですが、USB Type-C 端子があることから、USB Type-C ハブ経由での有線LAN接続ができるとの実証結果が得られば、置き型ゲーム機になりえることは、確かなことかと分析しています。

内臓バッテリー容量は、41Wh 。mAh 換算で 11,082mAh ( 11082 ÷ 1000 × 3.7( 3.7V 放電電圧 ) で試算した結果の数字 ) になるため、20,000mAh のモバイルバッテリーを買うのがベストと考えられます。

ACアダプターは、45W USB Type-C PD3.0 に対応している、ACアダプターとUSB Tyep-C to USB Type-C を買うと幸せです。


他のOS への書き換えはできる?

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ここで大きな疑問に引っ掛かります。

Steam OS は、Arch Linux ベースの Linux ディストリビューション。

つまり、他の OS に変更できるかどううか。非常に気になるところですよね。

結果から申し上げると、可能です。

過去に Steam Deck で Windows 11 を BIOSレベルで動作させようと、Valve と AMD がタッグを組んで、今後、開発に向けて調整が進んでいるとギズ・モードが報じています。


BIOSレベルということは、fTPMサポートの実現かと推測されます。


fTPM:ファームウェアTPM のこと


ただ、Microsoft Windows11 でサポートされる AMD CPU は、最低でも AMD Zen 3 以降ではないと厳しく、既にリリースが決まっている、Steam Deck に搭載されている CPU が AMD Zen 2 。つまり、今のままでは、Windows11 を動かすのは、極めて危険ですし、仮に動作したとしても、Microsoft は一つもサポートを受け付けないと一点縛りを続けるでしょう。

しかし、仮に Windows11 のサポートが受け付けなくても、2025年10月14日までであれば、Windows10 を使用できるので、おとなしく、Windows10 をインストールするしかないのが本音です。

だが、Steam OS の元となった、Arch Linux では、多くの Linux ディストリビューションが多く揃っており、AMD や NVIDIA のドライバーに対応する Ubuntu であれば、Steam Deck を動かすことが可能なため、出荷 & 手元が届き、リリースから1週間以内には、Ubuntu が Steam Deck 上で動いたり、Android のPC版 Android x86 が Steam Deck 上で動く日が近いのは、確かです。


さいごに

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2022年は、Linux の世界で大きく変わる1年となるのは、間違いありません。

特に Valve が起こす Linux でゲームプレイ革命は、Linux の世界でまさにアイドルである反面、1時代で幕が終わる一発屋芸人になってもおかしくないため、より動向を追い続け、情報収集 , 分析 , 結果公表することが今後の大きなカギを握ると投稿者は、そう見ております。


さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ ✨


投稿者について:2020年3月某日から、VRChat の世界にダイブし、note で VR , XR , Linux のことを書いています。2020年5月に公開した note 投稿【VRChatを遊びつくしたいなら、これだけは揃えておけ! ~VR Report vol.002~】で Unity Japan 公式マガジン VRChat × Unity に載り、2022年に公開した【Linux で VR SNS や メタバース を遊ぶ! Part 000】で note 公式マガジン VRマガジン に載りました。
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