命懸けの修学旅行
ブラジルに住んでいれば、修学旅行もかなりワイルドなもので、牛だらけの牧場の中にテントを立てて寝たり、大嵐の中川下りをしたりとか。でも何よりもメンタルが鍛えられたのは最終日の崖降り(ラペリング)でした。
アクティビティが始まる前に、死んだら自己責任と書かれた誓約書にサインをし100m以上の崖を命綱一つで20 分ほどかけて下ります。山を登るのもかなり大変だし、何より安全な状態で行われていないためとても緊張しました。
あの崖を降りて以降、どんな緊張する場面や、不安になる場面があっても”あの崖よりはまし”マインドで揉み消しています。
降りる前に一言言い残すことはないか?とブラジリアンに求められ、自分が残した言葉は”viva o Japão! “ =“日本最高!”でした。
ブラジルに飛ばされてから、日本とは全く違う文化、言語、価値観を持った人たちと関わり自分もその一部に溶け込むように生活していました。言葉の面では特に苦労したし、インターに通い始めてから辛い時期もたくさん経験しました。
しかし降りる前に広大なブラジルの森を眺めて、命懸けの状況を目の前にした時に、”一般的な日本人”とはかけ離れた人生を送っていることをとても肯定的に捉えられたというか、ブラジル生活の”特別感”が自分の大きな財産になっていることを実感しました。
学年唯一の日本人で、今日本人でありながらこの地に立っているということにある一種の喜びを感じて、”viva o Japão “ が出たのではないかと思っています。
久しぶりに書くとやっぱnoteいいなって思います。
また時間がある時にでも!
curitibano1212
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