この25年間、ハロプロに起こった事件を色々と考えてみるとゆうかりん卒業(4スマ崩壊)が1番大きな出来事だったのではという気持ちになる。
古くは中澤裕子演歌歌手デビューとその付き人をやらされる稲葉貴子さん(太陽とシスコムーン)とか、難癖つけられてシングル曲に参加させてもらえなかった小湊さん(太陽とシスコムーン)とか、小湊さんが復帰(?)したと思ったら急にT&Cボンバーに改名とか、改名してすぐ解散とか、例が太陽とシスコムーンばっかりになりましたけれど、その太陽とシスコムーンだけでも事件と呼んで差し支えないような出来事が2年も活動してないグループなのに結構な数あるんですよね。
で。
ハローの25年を振り返ってみて何が1番キツい出来事だっただろうなぁとふと思ったわけですよ。
この25年の歴史の中から推しを10人選ぶみたいな企画をやっている動画をYouTubeで見ていたこともきっかけではありますが。
ハロマゲドン(タンポポ·プッチモニ·ミニモニ。のメンバーチェンジ。広義で考えるとその流れからの6期(と、いうか藤本美貴)の加入、モーニング娘。さくら組·乙女組として2グループに分かれての活動開始)は人気に陰りがさしてきていたハローにとどめをさしたとは思うのですが、僕は3期タンポポや2期ミニモニ。が大好きだったり、6期のデビュー曲「シャボン玉」初披露で世間をドン引きさせたあの感じ(狂った曲で暗黒舞踏を披露してヒステリックな台詞を叫びまわりまた暗黒舞踏を踊りだす)にときめいた部類のオタクなので、あまり事件という捉え方をしてはいないところがあります。
娘。ブームはシングル曲でいうとミスムンで終わりはじめてシャボン玉で終わった感は強いですが。
ハロマゲドン再びと表されることもあるクールハローの方が事件っていう感がありますかね。
事務所主導で衣装やグッズといったものを変にスタイリッシュにしようと画策して、オタどころかハロメンからも反感を買うという。
ハローはずっと衣装やジャケット写真がダサかったりわけわからなかったり、よくわからないグッズが発売されたりという珍現象が続いていて、もう慣れているとはいえどうにかしてくれという思いはありましたが、その思いとは違うところに違うかたちで手を入れ始めたから反感買ったんですよね。
オタク向けのグッズは大々的にメンバーカラーを使ってたり、ハロメンにデザインしてもらってナンボみたいなオタク心理を無視した動きで、ハローが「かっこいい」に重きを置き始めたのがここからですね。
未だに続いていていかがなものかと思いはします。
曲の幅が狭くなったなぁと感じますね。
あと振り切れてる曲も少なくなった。
これはつんく♂プロデュースでなくなったハローの弊害というか功罪というか、そういったものも含まれている問題でしょうが。
僕はつんく♂の曲がそもそも好きなんで。
いきなり米だの家族に感謝だのを変拍子やラップにのせて歌い上げてきて困惑させてほしい人ですから。
変な曲、狂った曲、やらかしてる曲が聞きたいんです。
つんく♂のハロー!プロジェクトプロデューサー卒業(?)も事件といえば大事件ですし、つんく♂卒業後に結成されたグループ、加入したハロメンは歌声(声質)がきちんと考慮されていないなと感じることがちょくちょくあるのでもやもやはしてます。
つんく♂がオーディションにきちんと絡んで選んでる子ってきちんと美声だったり、新メンバーの場合であれば既に活動している他のメンバーとのバランスを考えて採用されてることが良くわかってたんで。
事件という言い方で1番連想するのは卒業や脱退ですが、近年のやつはまだ触れるのが早いかなーって思ってしまいます。
結構、早いスパンで次々にいなくなっちゃってるので。
それでも何か言うのであれば金朋の引退は悲しかったなぁ。
引退ってなるとなぁ。
ゆっくりと健やかに生活してくれていればそれが1番だし、僕も嬉しいんですけれど。
今までの事例で脱退っていうと1番わかりやすいのは矢口ショック、美貴ショックですよね。
半端ないてんやわんやを思い出しますが、矢口はともかく美貴の件はオタ心理はともかくとして、グループとしての戦力面では5期6期がしっかり育ったタイミングだったので特別問題はなかったし、あそこですぱっと新体制になれてむしろ良かったとは思ってます。
美貴脱退があったことで「女に幸あれ」の大サビでの絵里の覚醒を見られましたし。
ただ、ずっとお客様みたいな扱いだった美貴がきちんとモーニング娘。のメンバーになれるチャンスだったんですよね。
美貴がリーダーに就任したという事実は。
美貴自身「私は6期として加入したけれど6期という扱いではなかった。4期のオーディションを受けてるから4.5期って感じでそれはスタッフさんにも言われてた」と話をしていましたが、ホントにこういう美貴やちぃみたいな途中加入ケースは変なことになるんですよ。
やめてあげてほしい。
ふたり共、よく踏ん張って頑張ってくれたと思ってます。
さて。
ここからが本題。
結局、この25年間でハロー!プロジェクトにとって最大の事件って何だったんだろうって考えてみたんですよ。
……ゆうかりん卒業だったんじゃないでしょうか。
4スマ崩壊。
真野ちゃんとスマイレージのデビューってハロプロエッグ(研修生)から初のソロデビュー·グループデビューということで新時代がやってきた空気ビンビンで、特にスマイレージは最初から仕上がり方が尋常ではなく洗練されていたので、期待感も凄かったです。
今までのハローではありえなかったほど。
そして、その中心にいたのがセンターであり、エースであった期待の超大型新人前田憂佳だったわけです。
大注目の大人気ですよ。
結成から引退までの間、スマイレージとはゆうかりんだったといっても決して過言ではなかったと振り返ってみて今は思います。
スマイレージの声ってゆうかりんで成立してるし、スマイレージの歌声を思い出すときってゆうかりんの歌声なんですもん。
そういう歌割りだったり、役割分担で成り立ってたということですね。
ゆうかりんショックやゆうかりんロスという出来事が起こったから、その後のうたちゃんや鞘師といった事件にも耐性が出来てたっていうのはあると思う。
ゆうかりんがもしそのままスマイレージのメンバーとして活動を続けていたらその後のスマもハローも全然違ったであろうと考えてみると、ハローの歴史においてとてつもなく大きな分岐点だったように感じる。
いわゆるモベキマス体制あたりの時期ってホントにいろんなifがあったんじゃないかなぁ。
振り返ってみると。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?