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サブスク解禁されていっても聴きづらいんじゃないかと思われるハロプロ曲。
2025年の話題だとは思えないのですが、ハロプロアイドルのサブスク解禁が少しずつ始まっています。
今現在活動中のOGから既に解散、活動休止中のOGらの楽曲がサブスク解禁されはじめました。
25年以上の歴史があると関心があっても手軽に聞けない曲やグループが多すぎるんですよね。
調べたくても調べる方法が無いし、聞きたくても聞けないし。
しかも、現役勢は未だ解禁されていません(2025年1月30日現在)
モーニング娘。もまだ未解禁です。
……娘。は節目ごとにベストアルバムリリースするからだと思います。
せめてアンジュルムはスマイレージ時代の曲は解禁。
Juice=Juiceはオリジナルメンバーだけだった時代の曲は解禁みたいにしてくれていいと思うんですけれど。
これぐらい前の曲になると解禁した方がメリットや利益も多いと思うのですが。
で。
僕はそもそもサブスクリプションサービスは一切加入してませんので、僕自身にはメリットもデメリットも無いんですけれど、何故加入していないのかという理由のひとつとして大量に音源持ってるからというのがありまして。
出来ればパッケージとして持っておきたい派であるというのもあれば、配信サービスやサブスクが普及する前からずっとアレコレ聞いてたり、聞きたかったりでCD集めまくったから、自分自身でCDからデータ化した音源だけで数十ギガ(10000曲は無いと思います)ありまして、クラウドにアップしており近年はそれ聞いてるので、自分が好きな曲ばかり存在してるサブスク聞いてるのに近い感じで生活してます。
ハロプロも長年追いかけてると古ければ古い音源ほど持ってるみたいな状態になってまして、サブスク解禁を話題にしていても「じゃああれはどうなるんだろう?どうなってるんだろう?」みたいな思考が生まれます。
利用してないからわかんない、よくわかってないという点も含めて。
サブスク解禁されるのか、されないのか、もうされてるのかよくわからないけれど、色々と気になるグループや曲について今回はとりあげてみます。
・ココナッツ娘。全曲
ココナッツ娘。はモーニング、カントリーと並ぶハロプロ初期の「娘。」グループであり、アヤカ、ミカ、ダニエル、チェルシー、エイプリルのハワイ出身の5人で結成され、チェルシーとエイプリルが辞めた後に追加メンバーとしてレフアが加入。
その後、レフアとミカが卒業し、最終的にアヤカのひとりユニットになっていましたが、そのアヤカも卒業したため事実上、解散しています。
リリースしたシングルは5枚なのですが、アルバムはリリースされていません。
そして、ココナッツはソニーからデビューして、その後所属事務所であるアップフロントのレーベルに移籍して活動していました。
このあたりがネックになっているのか、はたまた事務所から干されているのか不明瞭なのですが、ハロプロ10周年を記念した様々なベストアルバムがリリースされた際、既に解散していた太陽とシスコムーンや、里田まいだけが所属するグループと化していたカントリー娘。のベストアルバムはリリースされましたが、ココナッツはベストアルバムがリリースされず、このタイミングで僕は「もうココナッツのベストは無理なんだろうな」と感じました。
カップリング曲やプッチベスト(ハロプロの1年間のまとめとして毎年リリースされるハロプロベストアルバム。未発表曲や未音源化曲、配信だけでリリースされていた曲のCD化、リミックスや別テイクが収録されている年もあるため、選曲の出来不出来が激しい傾向があるものの侮れない。1年ごとのハロプロカタログだと解釈するとわかりやすい) だけに収録されているモーニング娘。の曲のハワイアンカヴァー、他のグループのことを考えるならおそらくはココナッツにも存在しているのではと思われる未発表曲をまとめたらアルバム1枚分の曲数はあると思うんですよね。
ココナッツは名曲ばかりだと思いますし、外国人が片言で日本語の曲を歌う路線と、ネイティブな英語でつんく曲をクールに歌う路線があって、昔ながらの「日本で活動する海外の女性アイドル」的な部分と、時代を先取りしていたように感じる部分の両方があったので面白かったですね。
ただ、アイドル好きの日本人男性にウケるような容姿だったのかどうかという点や(美人だったとは思ってます)そもそもハワイ出身という点で初期のメンバーほど日本語が喋れなかったというのが難しいところだったと思います。
中国人であった太陽とシスコムーンのルルもそうですが、ハロプロって初期も初期から外国人メンバーが所属して活動してるんですよね。
この後、モーニング娘。に中国人であるジュンジュンとリンリンが加入したり、アジア圏でアイスクリー娘。が結成され活動したりするのですが、早すぎた感はあります。
ただ、明確な言葉にするのは難しいですが、ハロプロメンバーにとってもファンにとってもむしろ早かったから良かったのかなと感じるところもありますね。
そういう前例や時代があったという分化が形成されたわけですから。
・「アンブレラ」「赤いスイートピー」タンポポ#
一時期、一瞬だけメンバー総入れ換えでタンポポ、プッチモニ、ミニモニ。、美勇伝が復活していた時期がありました。
それ相応の期間が空いてのことなので、メンバーチェンジは当たり前のことですし、それぞれタンポポ#、プッチモニV、新ミニモニ。、続美勇伝という名称になってました。
そういえばZYX-αもありましたね。
オリジナル曲があったりなかったり、カヴァー曲は音源化されてたり、活動内容はそれぞれですが、ハッピーマリッジをテーマにした企画アルバム「チャンプル」でのカヴァー曲披露と、コンサートで披露されていたオリジナル曲がプッチベストに収録されたのみで、活動終了・自然消滅してます。
「なんだったんだろう?」と未だに思ってはいますが、とにもかくにもタンポポ#が素晴らしかったんですよ。
モーニング娘。から亀井絵里、光井愛佳、Berryz工房から熊井友理奈、℃-uteから岡井千聖。
全員、名前に「井」が入っているから「#」です。
2期タンポポの流れを組むグループや曲をやるにあたって、このメンバー編成はホントに良かったんですよ。
特に絵里ですよね。
この時期のモーニング娘。はいわゆるプラチナ期に突入していて可愛らしいアイドルソングはほぼやらなくなっていたこともあり、アイドル歌手らしい可愛い声質と容姿の絵里にタンポポ路線はドンピシャでしたし、唯一のオリジナル曲となった「アンブレラ」のような王道アイドル曲を熱望していたファンもこの時期、多かったためとにかく盛り上がりましたし評価も高かったです。
もちろんみっつぃ~、熊井ちゃん、岡井ちゃんもそれぞれに魅力を発揮しているのですが、明らかに歌割りが「亀井絵里メイン」になってるんですよね。
みっつぃ~も絵里とは違う愛らしい歌声ですし、熊井ちゃんは飯田さんを彷彿とさせるポジションと棒のような歌声でトリッキーな歌い回しをしているソロパートの「なんだか変な私」などが印象に残りますし、岡井ちゃんはやはり良い塩梅でパンチの効いた歌声で曲を引き締めてくれますが、曲のテイストや歌割り、相性の良さといった面で全部亀井絵里が持っていってる感は否めません。
「チャンプル」に収録されているタンポポ#による松田聖子の「赤いスイートピー」のカヴァーも亀井絵里メインでこれまた素晴らしいんですが、こういう企画ものってサブスク解禁するんでしょうか。
昔、よくリリースしていた懐メロカヴァーアルバムシリーズ(松浦亜弥がユーミンの「ひこうき雲」歌ってたり、保田圭が「異邦人」歌ってたり、矢口真里が「東京フリーウェイ」歌ってたりなかなか聞き応えがあって侮れないシリーズなのがこの手のアルバムの恐ろしいところであり、ハロプロが独特なところだと思います)とか、童謡のアルバムシリーズ(ハロプロアイドルが様々な童謡を歌ったり、これからの世のために新作童謡を製作してこれまたハロプロアイドルが歌ってる継続的にやってた企画)とか、全解禁で良いと思うんですが、グループごとに解禁みたいな感じだとスルーになるような。
シリーズごとに解禁だと単発の企画ものはスルーになりますし。
カヴァー曲で売れる方や注目される方、懐メロ再評価の流れってありますので、松浦亜弥や藤本美貴、モーニング娘。が時代の頂点に立ってた時期の歌うまメンバーが歌う懐メロって今、聞くと面白いと思うんですよね。
しかし、ハロプロってやっぱやってることが早すぎるっていうか、良くも悪くもアイドル事務所ではなく音楽事務所なんだよなって感じますね。
アイドル集団が定期的に懐メロや童謡のアルバムをリリースしてたってアイドル事務所、アイドルの売り方っていう側面で見るなら不可解ですが、音楽事務所の企画としてはまぁわかるっちゃわかります。
・「ハロカバシリーズ」
一時期、現役ハロプロメンバーたちが懐かしのハロプロ曲をカヴァーして配信リリースしていたことがありました。
℃-uteの岡井千聖のみライブ会場·通販限定でシングルCDとして「ロマンティック浮かれモード」がリリースされ、ガキさん(新垣里沙)のみモーニング娘。卒業時にそれまで配信されていたものに新曲(カヴァー曲ですが)を追加したものがソロアルバムとしてCD化されています。
このシリーズ、基本的には配信のみで展開してるんでどうするんでしょうね。
ハロカバシリーズに参加してたメンバーは全員既にOGになってますが。
ハロプロメンバーが歌ってるハロプロの懐かし曲が聞きたいっていうのは大分コアな層だとは思いますんで、ニーズは無いどころか、そもそもこういう企画があったことが当時のファンにしか知られてないでしょうが。
バックトラックは完全にオリジナルの流用で、ハロプロメンバーの歌唱もかなりラフなもので言ってしまえばオフィシャルなハロプロメンバーのカラオケ音源みたいなものなんですが、力を入れてないから楽しめるし面白いみたいな部分がありました。
・HANGRY&ANGRY(石川梨華&吉澤ひとみ)
流石にこれはもう吉澤ひとみが色々な事情があり引退してるので無理だと思うのですが、ハロプロの歴史や資料的価値、楽曲の良さを考えるとなぁっていう。
ファッションブランドとのコラボユニットだったのも権利関係とかややこしい可能性ありますしね。
ただ、このふたりはこういう企画がホントにハマってた。
ふたり共、下手ではないが上手いっていえるほど上手くない。
でも、声質はホントに良いし、容姿のバランスも良い。
勿体無いんだよなぁ。
とりあえず、今、思い付くものをつらつらと並べてみました。
「そういえばこういうのあったな」「サブスク解禁されてたら嬉しい、解禁されたら嬉しいけれどどうなんだろう」なお話でした。