ジャニーズアイドルのデビュー10周年
A.B.C-ZがジャニーズJr.の番組「少年倶楽部」にてデビュー10周年を祝われ、歌やトークを含めて約20分間の尺を使っていました。
「河合くんを中途半端なかたちでずっとレギュラー出演させているのはA.B.C-Zのデビュー10周年を祝う場をどこかに用意しておかなければならなかったからなのかな?」と視聴者(僕)に思われてしまっただけで、A.B.C-Zや河合くんが損してるんですが、損してもきちんと祝っておいた方が良いものなのかどうかという点は難しいです。
この「少年倶楽部」と河合くんの問題はここ最近ずっと続いており、これまでは近々にデビューしたグループがレギュラー出演すると共に番組MCとしてデビュー組のメンバーがいたのですが、キンプリデビューから流れが変化していき、現在は常に出演しているジャニーズJr.がMCも担当しており、そこに何故か河合くんがいるという不思議な光景が続いています。
MCではないけれど、多少MCっぽいこともして、そしてジュニアからすれば河合くんは大先輩なので出演している場面では常に皆から持ち上げられ続けられているという光景がずっと当たり前のこととして存在し、番組を見ている間「誰がこれを見て得するんだろう」と感じながら堪え忍ばねばならないという苦行を強いられています。
オープニングでジュニアたちが様々な曲をメドレーで歌い踊り、トリで河合くんがA.B.C-Zの曲を歌いながら登場するという不可解な現実とジュニア担は戦っています。
一時、東山さんが登場してジュニアをプロデュースするという触れ込みのコーナーをやっており、これも普通にジャニーズJr.を見たい者からすればなかなかの苦行で、たまにそういうことするのがジャニーズ事務所なのですが、東山さんなら諦めざるを得ないけれど、河合くんは……みたいな感じが本音としては存在してしまうのが失策だよなぁと。
河合くん自身も「もう自分はレギュラーでもMCでもない」と番組内で度々口にしていますし、このあたりの問題は本人が一番自覚し、意識している部分なのだろうと感じます。
任された仕事をきちんと全うするために非難の声があろうと頑張っているだけで、デビュー10周年というおめでたいタイミングで、ジュニアの頃にずっと出演していて特別な思いがそれぞれにある長寿番組「少年倶楽部」にA.B.C-Z全員で出演しパフォーマンスを披露したと。
河合くんとA.B.C-Zはきちんと仕事してますし、パフォーマンスもきっちりしています。
そしてデビュー10周年はおめでたいことです。
ただジャニーズJr.の番組内でデビュー組を祝うという構図については、良いとすべきかどうか判断するのが難しいです。
Sexy Zoneがデビュー10周年を迎えた日。
全くいつもと変わらない特別なことは何も用意されていない日で、移動中に車の中で涙したことを勝利が明らかにしていましたが、アイドルにそんな思いをさせる事務所やファンであってはならないとは思っています。
ジャニーズアイドルにそんな思いをさせてはいけません。
A.B.C-ZもSexy Zoneもそれぞれにつらい思いをしてきています。
そこを汲むならきちんと祝ってあげたいし、祝う場を用意してあげたいという気持ちになります。
ただ、きちんとメンバー&ファン向けに祝う場や枠をしっかり考えて用意してあげれば良かったのではと思うんですけれどね。
謎采配を辞めて。
NHKの番組はそりゃあしっかりしてるんで、テレビ番組で祝うなら放送局はNHKが一番良いでしょうが、それなら「少年倶楽部プレミアム」の方でKis-My-Ft2と一緒にお祝いするのが最良だったのではと。
中山優馬のデビュー10周年にあたってイベントを用意してくれたり、新曲作ってくれるだけありがたいけれど、もっと力入れてやってくれよと思うので、謎采配でのお祝いの方がまだ良いのであろうかと考えてしまいます。
ジャニーズJr.ファンからめっちゃ嫌がられるはめになりますがね。
J-FRIENDSクラスの方々(グループ)以上じゃないとこういう類のことは成立させられないように思います。
デビューから20年くらいは経たないと。
KAT-TUNやNEWSあたりでギリギリでしょうか。
このあたりのグループに関しては「致し方無い」という思いを共有出来るような気はします。
しかしながら○周年ってそもそもグループのため、メンバーのため、ファンのためのもので、正直なところを言えばファンではない立場の者にはホントは関係ないんですよ。
アイドル好きジャニーズ好きなので、ファンであるとはいえないグループに対しても応援する気持ちや報われてほしい気持ちは持っていますが、大々的にしっかりきちんと祝うとしてもそれはアイドルとファンのためであるべきで、可能な限り水を差す者や斜めな視点の無い場所で行う方が幸せな場を作れると思うんですよね。
ネームバリューや世間への影響度が高くなってたとしても対外的なお祝いと、ファンとのお祝いは別で行うものだと思いますし。
歌番組とコンサートは別っていう例えがわかりやすいでしょうか。
クローズドな場でしっかりとやった方が良いものもあるよということですね。
伝え聞く話ではありますが、大ブレイクして時代の頂点に立った時期のSMAP先輩もコンサートでは世間で独り歩きしていってしまうイメージや噂への苦悩や弱音、葛藤を口にしていたそうです。
信頼関係ですよね。
言い方は悪いですが余所者の居ない場所、味方でいてくれると思える人々が目の前に居てくれることを実感出来る場所だから口に出来たのだと感じます。
○周年のお祝いって本当はそういうふうにきちんと思いを伝えあえる場、確認しあうことの出来る場で行うのが理想なんでしょうね。
余談。
Hey!Say!JUMPが10周年のベストアルバムに音源化されてなかった曲を収録していましたが、沢山あるNYCの音源化されてない曲を中山優馬ソロデビュー10周年記念でリリースしてもらえないものでしょうか。
と、いいますか今、NYCが見たかったりしますね。
売れる·売れないじゃなく、今やるから面白いし、伸びしろや可能性が生まれるんじゃなかろうかという期待です。