【テレさとワーク#4】 富良野編③ /「富良野自然塾」&「中富良野町」で親子ワーケーション!
16日間の北海道滞在をまとめたnote。前回は、「南富良野町」をテーマに、親子ワーケーション体験談と空知川ラフティングをご紹介しました。
このnoteでは、親子ワーケーション3日目と4日目の出来事を中心に綴っていきます!富良野市内でのアクティビティが中心なので、これから富良野で親子ワーケーションをしたい方には特に参考になると思います。
親はしっかりテレワーク、子どもは森の中で過ごす2日間
富良野自然塾とは
NPO法人C・C・C富良野自然塾(以下、自然塾)は、脚本家倉本聰さんが主催する自然再生プログラムです。人間が本来持っている「五感」を蘇生するさまざまな自然ワークショップがあり、小・中・高校の体験学習はもちろん、企業向け研修や個人向けプランも用意されています(実際は要望等に応じて提案いただく形だと思います)。
プログラムの内容は? どうやって決めたのか
①の記事で書いたように、今回私は助成金の活用もあったので、富良野市のワーケーション推進担当松野さんにまず相談しました。自然塾は松野さんから紹介してもらい、現地での体験プログラムは自然塾の中島さん(通称ゴローさん)と直接やりとりしながら計画しました。
計画の段階では、息子の希望もお伝えしつつ、ざっくりと「釣り」「馬のお世話」「火おこし体験とBBQ」「植樹」「エゾサンショウウオ探し」としました。とはいえ、当然ながら自然体験は天候に左右されるので、100%計画通りに進むとは限りません。臨機応変に内容を変更することを前提に、天気予報を見ながら、前日までゴローさんとやりとりしました。
大自然のフィールドワーク
息子は「どうしても釣りとエゾサンショウウオ探しだけはやりたい!」と言っていたのですが、2日前まで終日の雨予報…。当日の朝まで半ば諦めていましたが、奇跡が起き、釣りもエゾサンショウウオ探しも決行することができました。
ちなみに、もしも終日雨だった場合は、室内でのアクティビティに変更になります。工作系のワークショップは室内でできるので、雨の日はやることが全くない!ということにはならなさそうです。
上のスケジュール表にある通り、基本的には親子別々ですが、勤務開始前やランチタイムは親子一緒に過ごす時間を作りました。
ちなみに、自然塾では7月に小学生向けの3泊4日の「グリーンキャンプ」を開催しています。こちらであれば、期間中、親子は完全に別行動になります。ただ、今回は我が家のみの単独プランだったので、今息子が寂しくないようにと自然塾フィールド内でテレワークをする時間を設けました(結果的に彼は一人で全く問題なかったのですが笑)。
今回の経験で息子は一人で全く問題ないことが分かったので、次回はぜひキャンプにも挑戦してみたいと思います。その際、私は近くのホテルで単独ワーケーションになるので、より密度の濃いテレワークができると思います。あとは、グループやキャンプで利用したほうがコストも安くなると思います。詳細はこちらではあえて書きませんが、興味のある方は個別に質問くださいね。
勤務スケジュールはどう設定した?
今回、富良野自然塾に参加する9日(火)と 10日(水)は以下のような勤務スケジュールで組みました。
■9日(火)<終日勤務>
10:00〜16:30 コアタイム + 早朝・夜間 トータル8時間半稼働
■10日(水)<PM稼働>
12:30〜16:30 コアタイム + 早朝・夜間 トータル5時間半稼働
ワーケーション中は子どもの送迎などもあるので、勤務開始時間は少しゆとりをもって後ろ倒ししておくのがオススメです。会社員の場合は勤怠管理もあるので、上長だけでなく一緒に働くチームのメンバーにも「ワーケーション中である」旨をしっかり共有しておくことが大切です。
子連れに優しいホテルはワーケーターにも優しかった!
今回は、自然塾から車で3分ほどの場所にある「ホテルナトゥールヴァルト」に滞在しました。富良野スキー場北の峰のふもとにあり、すぐ近くには1年半前にオープンしたラグジュアリーコンドミニアム「フェニックス富良野」もあります。
小さな子どもがいる家族連れをメインターゲットにしているホテルとあって、室内遊具があったり、アメニティも充実していて、私たちにピッタリでした。そしてなんと言っても今年の2月オープンしたオシャレなワーケーションラウンジが最高でした!24H利用可能ということもあり、私は早朝4時からここで仕事しました。利用料金はかかりません。飲み放題のオリジナルコーヒーが美味しかったです!
今回の滞在中、大事なオンライン商談を2件入れていました。さすがに自然塾フィールドからつなぐことはできないので、ホテルのテレワークラウンジ内にある個室ブースを利用しました(こちらも宿泊者無料です)。
富良野市から車で15分!
中富良野町「まちなかオフィス」を訪問
個室ブースでオンライン商談を終えたのち、休憩を兼ねて車で15分ほどの中富良野町へ。中富良野町といえば、そう!ラベンダー畑です。「ファーム富田」は初日に観光したので、今回は目の前を通りすぎ、町役場の近くへ。ここに先月誕生したテレワーク施設「まちなかオフィス」を訪問しました。この施設は町役場が管理・運営されています!「ナカフライフ」というサイトに情報がまとまっていますので、ぜひご覧ください。
事前に役場に電話し席の予約をしていたのですんなり入ることができ、こちらで1時間弱テレワークさせていただきました。木の温もりに包まれる室内は、天然の木の香りが漂っていました。
中富良野町では、「まちなかオフィス」と並行し、もう一施設準備中です。
閉校となった旧本幸小学校(中⼼地から約10km離れた十勝岳連峰のふもとにあります)をワーキングスペースとして整備している「本幸ラボ」。地域おこし協力隊のインスタグラムでいつもようすをウォッチしていて、行ってみたいなと思っていたのですが、この日はまだ公式オープンしておらず伺うことはできませんでした。次回は大自然の中でワーケーションしてみたいです。
中富良野町も、移住やワーケーションに力を入れているようなので、地域おこし協力隊の活躍もお聞きすべく、私が編集長をしているメディア(ラシク)で追ってオンライン取材をさせていただきたいなと思っています(先方にはこれからアプローチします)!
さいごに
3編3記事でお送りした「富良野ワーケーション編」は以上になります。富良野エリアは自治体もテレワーク・ワーケーションの推進を頑張っていますし、もともと人気の観光地ということもあり、これからもっと利用者が伸びると思います。
富良野市の松野さんによると、ハード面、ソフト面両方でまだまだ課題があるとのことですが、ワーケーターの体験談をしっかり集められていて、今後もっと受け入れ体制が整っていくと思われます!富良野市が運営する「ワーケーションフラノ」というポータルサイトでは体験者の声やワーケーションの取り組みを発信しているので参考にしてみてくださいね。
個人的には、これまでさまざまな地域で親子ワーケーションを実践してきた中で、全体的な満足度が非常に高く、思い出に残る5日間でした。来年もまた必ず戻ってきます!息子は真冬のスノーシューをやってみたいそうですが、夏でかなり散財したのでしっかり貯金してから戻ってきます(苦笑)。働くモチベーションはバッチリなので、次を楽しみにしています。
さて、次回はいよいよ最後の「札幌テレワーク編」をお送りします!
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