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「のだめ」のクラシックブーム再来?! 二ノ宮知子氏が15年温めた「宝石の話」に、石の見方が変わった『七つ屋志のぶの宝石匣』
【レビュアー/こやま淳子】 「のだめ」の二ノ宮先生が描く、宝石トリビア系・人間ドラマ私は宝石の価値がわからない。正直あんな石っころに何十万も何百万も何千万も出す人の気持ちは全くわからない、と思っていた。しかし『七つ屋志のぶの宝石匣』を読むと、宝石に対する見方が変わってくる。 舞台は、江戸時代から続く老舗質屋「倉田屋」(ちなみに「七つ屋」というのは質屋のことらしい)。その跡取り娘・志のぶと、倉田屋に幼い頃預けられた訳ありのイケメン・顕定を中心に物語は展開する。人間ドラマあり