ハナレグミ 「spark」について
ハナレグミには数々の名曲があるが、その中でも白眉である。
「家族の風景」「深呼吸」といった名曲については語る人も見かけるが、「spark」について語る人がほとんど見られないのは、元々が児玉奈央にプロデュースした曲で、そのセルフカバーだからなのかもしれない。
しかし、本曲は児玉奈央バージョンからそのアレンジを変え、もはや神曲となっている。
構成はギターだけのAメロ、ギター+ピアノの1サビと推移し、2番からやっとリズム隊が加わる非常に音数の少ない「聴かせる歌もの」で、永積氏の歌声を満喫できる。歌詞もあったかくて良い。聴かせてくれる。ここまでは、「ああ、いつものハナレグミだな」という感じである。
しかし、2番のサビ終わりからの間奏、テンポを変えたドラムと共に入ってくるギターが滅茶苦茶格好良い!ここから怒涛の間奏、怒涛のラスサビへ。ここからの展開は心が震える。もちろんラスサビのコーラスでは原田郁子ちゃんのコーラスも聴ける。
個人的にはハナレグミの中でも1番か2番に好きな曲。
2011年の「オアシス」に収録。