音楽 × AI
昔に見たり聴いて良いと思ったものってやっぱりどこか特別になりますよね。
それがシリーズものの映画とかだと今でも続いてたりして、
それが新しいものだとしてもどこか記憶の中にある感情とか情景が投影されて、見る人が作品を完成させる。
これはエンタメを作る人間として、モノづくりをしてる人間として欠かせない気持ちであり、あやふやにしちゃいけないなと思います。
ということで、さぁ今日もよろしくお願いします!小山 恒汰です!
アイアンマンは凄かった
AIが当たり前の世界
新型ウイルスが世の中を震撼させたあの頃。
引きこもり需要が加速し、オンラインコンテンツやおひとりさまコンテンツが増えていった頃、
『 AI 』が急激に進歩していったと思います。
今では、AIがいろんなことをする時代になりつつあり、
『デジタルアート』『文章』『画像編集』と高い技術力で高度なものを生成できてしまう時代です。
こうなると真っ先に人が思い浮かぶのは、
「AIが世界を支配するんじゃないか。」
いわゆる『ターミネーター』のように意思を持ったAIが人間を殺戮していくようなあのイメージだと思います。
まぁそんな未来が来るかどうかはわかりませんし、新型ウイルスの一件もあり未知のものに恐怖感や嫌悪感を抱く気持ちも十分わかりますが、
せっかくなら良いことを想像したいし、良い方向で使っていける今を楽しみたいじゃないですか。
なんで、AIのいいイメージってなんだろうと思って真っ先に思い浮かんだのが、『アイアンマン』でした。
アイアンマンとは
簡単に何ものか説明すると、
天才発明家『トニー・スターク』が自身の作ったAI『ジャービス』の技術を活かし、自らが装着できる戦闘兵器として赤ベースのアーマードスーツを開発。
それを駆使して敵の脅威から世界を守るスーパーヒーロー、その名も『アイアンマン』!
みたいな感じです。
ここで注目したいのは、スーツの開発から戦闘時のアナウンスまで全て『AIと一緒に』しているところです。
任せっきりでもなく、ある部分だけ任せるだけでもなく、0から協力して行っているんです。
そう考えると、現在AIを使っている人もそうでない人も何か役立つアイデアがありそうじゃないですか?
ちょっと分析してみましょう。
アイアンマンから学ぶAI
AI 『ジャービス』のできること
まずはアイアンマンのAIである『ジャービス』に何ができるのかみていきましょう。
1.会話
音声会話のできるAIであり、その精度はとても高いです。
日常会話もなんなくこなせますし、ジョークなんかもいけます。
また、会話ができるということで以降の項目は、基本会話で指示しながら行います。
なお、話す対象は決められておらず、誰でも会話はできるが、機能を使えるものの対象は決められているようです。
2.検索
劇中にもある通り、より精密でスピーディに調べることができます。
グラフィック技術にも対応しているため、視覚情報として資料や映像を瞬時に的確に提供できます。
また、一般公開されていないものでも主である『トニー・スターク』に権限のあるものであれば、調べることもできます。
つまりは、『トニー・スターク』ができることを最大限できるし、『トニー・スターク』にできないことは基本できません(しない)。
3.管理
主にデータ管理ですが、
過去に作ったものの細かい記録や監視カメラなどの映像を独自のファイルで管理し、強固なセキュリティによって守っています。
トニーが「〇〇の記録を見せて」とか「過去の監視カメラの映像を見せて」と言えば瞬時にそれらを呼び出すことができます。
ただデータを管理するだけでなく、記録や情景などから呼び出せて、なおかつセキュリティも高い。
便利で一番欲しいですよねこれ。
4.機械の制御
なんでもかんでもというわけにはいかないですが、ネットワーク上で操作できるシステムを持つ機械であれば、ものによって制御できます。
例えば、『お掃除ロボット』とか『配膳ロボット』みたいなやつらを命令やコマンド通り動かせるみたいな感じです。
現実のよりも小回りがきいたり、便利な機械を発明できれば人型ロボットを動かしたり作業の補助をしてくれたりもします。
5.生命管理
自分の身体の健康状態を、体をレーザーでスキャンすることで可能にしています。
あくまで管理なので、悪いところを治すまではいかないですが、早期発見につながるので重要な役割です。
また、健康になるためのアドバイスなんかもしてくれます。
もちろん、人間だけでなく機械やヒーロースーツの不調もすぐにわかります。
6.その他
長くなりそうなので、他はまとめさせていただきます。
・危険探知
・アイデアの提案(会話中)
・言語の翻訳
・分析・まとめ
大体このくらいになると思います。
では、ここから現在僕ら自身ができる『AI活用法』は何があるのか考えていきます。
アイアンマンから学ぶAI活用法
ここから主に僕の音楽活動に活かせるものを中心に考えていきますが、
皆さんの職業や趣味にも活かせる考え方があると思うので、
ぜひ、最後までご覧ください。
先ほどまとめたもので使えそうなものとして、劇中だとヒーロースーツを作っている場面に集約されていると思います。
まずは、『データ管理』です。
トニーのようにするには独自のデータベースから作っていかないといけないので、データ自体の管理は今では難しいですが、
『記録』の管理ならどうでしょうか。
お気づきの人もいるかもしれませんが、
これと似たような技術として、『ブロックチェーン』というものが存在します。
簡単に言えば、取引の記録・データ上のやり取りを暗号化して記録・処理する仕組みです。
音楽に近いものだとNFTでの取引の際に使用されていたり、
僕が注目しているのは、『著作権管理』にあります。
この技術を使って、音源の使われた形跡を記録し、著作権の使用情報を管理するサービスが日本でもあったりします。
これがあれば、フリーで活動する音楽家でも著作権保護が可能になります。
でもこれはまだあくまで一つの技術であり、AI活用とは別の考え方だと思うので、素晴らしい技術ではありますがここでは一旦保留と考えます。
次に『会話』『検索』を考えていきます。
これは、『ChatGPT』『Bing』『Bard』などの会話型AI・検索ツールAIでどの業種の人も使っている人は多いのではないでしょうか。
音声会話こそまだ発展途上ですが、文字での活用は今ものすごく話題になってますし、精度がますます高くなってますよね。
『検索』を音楽で活かすのであれば、最近の流行りの音楽を見やすくリストアップしてもらったり、そこから会話で掘り下げていけばその傾向がどのようなものなのかを分析することも可能です。
また、これらをうまく活用することで、『アイデア』の生成もでき、
コンセプトの作成や、定番の曲構成などのアイデアも見つけることもできるため、
曲を作り始めるきっかけ作りや歌詞の添削なんかもできます。
実際、曲分析は音の感覚や手癖なんかもありますので、『感覚』の部分との区別は自らで考えた方が良さそうです。
歌詞の添削は僕も実際に使用しており、一度書いたものをプロの作曲家として、細かく直してもらってます。
100%直してはいませんが、意味の違いや矛盾点を見つけるのにはもってこいのツールです。
結論
結論として、クリエイティブの作業効率を最大限化するのに適していると思います。
『会話』『検索』そして『アイデア』面が活用できると話しましたが、これらは全て「まず自分の考えや方向性が定まっている」時に力が発揮されるものです。
決して手放しでボタン一つでいいものが作れるわけではありません。
それこそ冒頭で話した『AIによる支配』です。
「効率化とは結論を急ぐことではない。」と思います。
早く答えを出すためではなく、考える時間を最大限活かすというのを意識するのが大切です。
最後に、『アイアンマン』の名言にこんなものがあります。
「時には歩くよりも、まず走れだ。」
自らがまず行動し、そして自らが結論を出す。
その過程をサポートするために『 AI 』のような技術があるんじゃないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
また次回のブログ、もしくはX(旧Twitter)などで音楽を配信してるのでフォローやリツイートと合わせてご覧ください。
ではまた!