「巣鴨」を観察。―時間が入り乱れる街―
巣鴨を観察しに行きました。
「お年寄りの街」というイメージの強い巣鴨でしたが、まずはじめに目に入ったのは7歳くらいの女の子。この日はお祭りがあったので、ゆかたを着ていたのですが、帯に差していたのは「明日のナージャ」のうちわ。「明日のナージャ」はわたし(大学生)が幼いころに見ていた、15年近く前のアニメです。年の離れた姉妹か親戚から譲り受けたものなのか、それとも未だに巣鴨ではナージャのうちわが売っているのか…?
つづいて気になったのは、とある喫茶店。店内は喫茶店のはずなのにアロハシャツがたくさん売られています。数千円くらいのものから、30万円の大阪万博限定のアロハシャツまでさまざま。マイケルジャクソンやアンジェリーナジョリーのサイン(?)も置いてありました。そこの店長のおじさんによると、「撮影で何回もハワイに行ったから飾っている」とのこと。このおじさん、一体何者!?
そのほかにも巣鴨には不思議なものがたくさん。イタリアンのお店では、釜飯の容器に入ったパンが置かれていたり、観音様を洗うタオルが売られていたり。「レトロ」と呼ぶにはまだ早い、けれどどこか懐かしい雰囲気が漂よっていました。