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【勢いで飛び込んでみる】

「え、無理無理!」

去年100mの高さからバンジージャンプをしたんです。

そのときの気持ちは、

「え? 嘘でしょ?ここから飛ぶの?」

「ガチで無理。この場所は景色を楽しむもので、飛ぶ場所じゃない」

と思いました。

もちろん始めからビビっていたわけではありません。
家でバンジージャンプを飛ぼうと思っているときは、

「死ぬまでにやってみたいことの1つだから楽しみだなぁ」

「怖いけど、大きな経験を得ることができるんだなぁ」

とワクワクしていたわけです。

それが実際に、自分が飛ぶとなって、100mを見下ろしてみると、

「いやいやいやいや…待って待って」

と情けない気持ちになるわけです。

スタッフの人に、準備をしてもらいながら、

それがものすごくスムーズすぎて、心の準備ができません。

そのまますぎ、いざ飛ぶ直前に

スタッフの人は

「あと少し足を前に出して!」と言うわけです。でも僕からすると、こんな感じなんです。

「待って、あと少し足を前に出したら、そのまま落ちちゃうよ泣」

そんな情けないことを言っても、スタッフの人は

「では、いきますよ!5,4,3,2,1 バンジー」と合図をして、

僕は飛んだわけです。

「あー人生終わったーー」

と100m急降下しているときに思いました。そんなバンジージャンプの経験を得て感じたことは、

完璧なタイミングはこないってことです。

完璧なんてないんです。

心の準備ができて、自分のタイミングでバンジージャンプをしてもいいとしたら、僕は飛べたでしょうか?いや飛べません。

これはスタッフの方の合図があったから。

「このタイミングで飛びますよ」と合図があったから。

もっと心の準備ができていなくてもできることはないかな?
すべての準備を完了することを、やらない言い訳にしていないかな?

人生ももっとバンジージャンプのように飛び込んでもいいかもしれない。


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