映画「侍タイムスリッパー」(2024年日本/安田淳一監督)
幕末の会津藩の侍がタイムスリップして現代の日本に現れるという話です。
自主製作映画で、本年8月に池袋の1館のみで封切られたところ、
初日からSNSで絶賛クチコミの嵐となり、全国拡大公開となったのだそうです。
そういう噂を耳にしたので、
あの「カメラを止めるな!」級の面白映画の再来か!?と期待して見に行ったのですが、私としては残念ながら「普通」の映画でした。
次の点が”やや不自然”に思えて、なかなか共感できなかったからかもしれません。
① 主役の侍の年齢(オッサン)が、周囲から受ける待遇や、懇意になる女性の年齢などと釣り合っていないこと(もうすこし若ければよかったのに・・)。
② 幕府が130年前に滅亡し、今の日本が豊かになっていることを理解し、現代の生活にも十分馴染んでいるというのに、尊王攘夷派(長州)への憎しみにこだわり続けていること。