映画「長屋紳士録」(1947年日本/小津安二郎監督)
終戦2年後(1947年)に公開された小津安二郎の作品で、戦後第1作目となります。
焼け野原となった東京に家がポツポツと建ちはじめたころの話です。
長屋で独り住まいをしている女性が、戦災孤児風の少年の世話を押し付けられます。
女性は、はじめは少年を邪険に扱っていたのですが、やがて愛着を持ち、一生育てていこうと決意するようになります。
しかし、そこに実の父が現れて、少年を連れ去ってしまいます。
そしてこの映画は、最後、上野駅周辺で路上生活をしている「現実の戦争孤児(浮浪児)た