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ニュースウオッチ9①信じがたい言い訳

昨夜12/5にBPO(放送倫理・番組向上機構)から、NHKの番組に関して意見書が出されました。NW9でコロナ関連の「不適切報道」があった件です。

それからというもの、5月にNW9の件が問題になった当初を思い出し、フラッシュバックに襲われています。私はこの件の当事者ではありませんが、被害の経緯や構図が私のケースとよく似ているのです。

5月半ばといえばクロ現の捏造が発覚して、NHKとすったもんだしはじめた頃です。捏造報道のショックも癒えないうちに、何が何だかわからないまま、必死でNHKとやり合ってました。いちばんしんどい時期でした。

何がしんどいって、NHKの人たちって不誠実きわまりないんですよ。非を認めないし、謝らないし、めちゃくちゃな言い訳ばかりするしね。だから、ご遺族の方のコメント「はっきり言ってNHKは言い訳ばかりです」は、とてもよくわかります。


あまりに筋の通らない言い訳に、BPOも疑念をもっているようです。「広い意味でコロナ禍で亡くなった人に変わりはないと考えた」という担当者の説明に対し、BPOは「にわかに信じがたい」 とコメントしています。そりゃそうだよね。そんなうさんくさい説明で納得する人はいませんよ!見え透いた嘘としか思えないんだよなぁ……。


被害者にしてみれば、事実と異なるおかしな報道をされただけでもダメージなのに、制作側の対応がひどすぎてさらにダメージを受けるという……顔出しでVTR出演してますから、第三者からも誹謗中傷含め、あれこれ言われるだろうしね。捏造報道の被害者は、こうして何重にも傷つけられるのです。

私にとって、クロ現の捏造報道は実におぞましい体験だったので、本音を言えばさっさと忘れて平和な生活に戻りたい。今はすっかり立ち直っているように見えるだろうし、自分でもそう思ってるんだけど、こんなふうに当時をまざまざと思い出させるようなニュースがあると、急に足元が揺らいでその頃に引き戻される感じがする。逃げ出したい気持ちでいっぱいなんですよ、実は。

でも、逃げずに踏みとどまれ、と命じる力が私を駆り立てるのです。それが何なのかはよくわからないけれど、謝罪放送があった9月のはじめから3ヶ月経った今も、連日連夜書き続けているのはそのためです。書くためには捏造事件のことを思い返したり深く考えたりする必要があり、そのたびにまた傷つくのだけど。

NW9の件についてはとても人ごととは思えなかったし、いつかじっくり書いておかねば、と考えていました。いまその時が来たようです。 


➁「隠蔽工作」へ続く 


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