日本三大稲荷へ!
最上稲荷
今回も直島と同様、岡山に来てからそんなに時間の経っていない頃、最上稲荷に行った時の様子で観光気分を少しでも。
最上稲荷神社は日本三大稲荷の一つ。
日本三大稲荷は他に、かの有名な京都にある「伏見稲荷」があります。
そして、もう一つはなんと僕の故郷愛知県にある「豊川稲荷」なんです。
故郷にある豊川稲荷だけ行ったことがありません!
なんということでしょう。行きたい。
まず岡山市まで出て、そこからJR桃太郎線(吉備線)に乗り換え備中高松駅へ。
乗り換えの際、駅員さんに電車がちゃんと合っているか尋ねた時に恥ずかしい思いをしました。
僕「すいません、これって備中高松駅に行きますか?」
駅員さん「はい、行きますよ」
僕「そこから『もがみいなり』に行けるんですよね?」
駅員さん「え?」
僕「『もがみいなり』です」
駅員さん「……あ、『さいじょういなり』ですね。はい、行けますよ」
礼を言った後、足早にその電車に乗り込んだのは言うまでもあるまい。
皆さんはこの記事で「最上稲荷」と書いてあってなんと読んでいましたか?
地名って読むの難しいですよね。
僕はてっきり最上という字を見たら、そんなに詳しくもない元でんぱ組の「最上もが」を連想していたので、「もがみ」と読んでしまっていました。
さて、JR桃太郎線のこの電車、到着のお知らせ音が童謡「桃太郎」のメロディなんです。
しかし、あくまでお知らせなのでフルで流すわけにもいかず、歌詞にするとこんな感じ。
「もーもたろうさん、もーもたろピロピロピロピロリーン♪」
なんかこう、絶妙に「あとほんの少しメロディ流さんかい」と言いたくなるようなところでピロピロピロピロリーンが入るんです。
気になる人はこちらから。YouTubeで聴けます。
備中高松駅
最上稲荷の最寄駅である備中高松駅に到着する前、電車のからドーンと大きな鳥居が目に入ってきた。
駅に到着して、知らないおじさんに話しかけられました。
おじさん「どこ行きたいんや」
僕「最上稲荷です」
おじさん「そんならレンタサイクルしてったらええよ。歩くと30分くらいじゃけん」
僕「あ、30分なら歩きます!」
おじさん「おぉ、そうか、気ぃ付けてな!」
そんなこんなで、先程見た鳥居の方向に歩くとすぐに迫力のある鳥居が見えてきた。
ここから写真多めなので、サクサクっと読めちゃうと思います。
(写真:最寄り駅の近くにある鳥居 ベンガラ)
まず大きさに圧倒され、これから向かう最上稲荷がどんな場所なのか期待が膨らみます。
そして、歩くこと約30分。再び大きな鳥居が見えてきました。
(写真:最上稲荷手前の大鳥居)
(写真:ようやく参道口到着!)
ちょっと千と千尋の神隠しの雰囲気ありますね。
(写真:参道口にあった地図)
ここからも少し歩きます。
本殿、そしてその先
(写真:最上稲荷 本殿)
しめ縄の大きさがすごい。最上稲荷は名前の通り大きさで圧倒してくる。
本殿に向かって右側に進んでいくと「八畳岩」というビュースポットや「奥之院」の案内板が立っていた。
もちろん、迷わずそちらに足を進めていきました。
(写真:奥之院への道)
こんな感じの道を進んでいきます。
ちなみに、一生登り坂です。
道中なぜかよくカマキリに会いました。きっと彼らも神様。
カマキリを見て、「香川照之の昆虫すごいぜ!」を思い出し、久々に観たくなりました。
(写真:カマキリ先生たち)
ひたすらずんずんと登っていき、まず到着したのは八畳岩!
(写真:八畳岩からの景色)
この写真の右奥の方に最寄り駅にあった鳥居が小さく見えます。
(写真:八畳岩)
前の写真はこの岩の上からの景色。
超巨大な岩!岡山県は大きな岩がたくさんあります。
確かここまで本殿から30分くらいかかった気がする。
そして、ここからさらに登って奥之院龍王山一乗寺に。
その道中に出会った美しい光景。
(写真:朽ちてもなお、つなぐ命)
枯れて朽ちた木からまた新しく芽が生えてきていました。
こういう所に行くとよく見る光景ですが、やけにこの子たちが美しく、たくましく見えました。
(写真:紅葉)
ちょうど紅葉の盛りがきている木が多かったので、歩いていてとても気持ち良かったです。
八畳岩から歩くこと(=登ること)約20分、奥之院に到着!
(写真:奥之院 入口)
(写真:奥之院からの景色)
八畳岩より上にはあるが、八畳岩の方が景色は良かったかも。
写真じゃなんだか高いってこと以外よく分からない。
そもそもここはお寺ですからね。
奥之院ではたくさんのお坊さんがお経を合唱している声が聞こえた。
声の方に近づいていくとびっくり、誰もいない……。
そう、お寺のとこにスピーカーが設置してあったのです。
一瞬自分が解脱したのかと思ったわ。
奥之院からさらに奥
そして、さらにこの奥之院から20分ほど行ったところにある龍王池と龍泉寺。
どうでもいいけど、龍泉寺って愛知県民からするとスーパー銭湯のイメージがある。
(写真:龍王池)
(写真:龍泉寺)
ここも紅葉が綺麗でした。
そしてどこにでもでかい岩がある。
ここまで来て時間はお昼の13時頃。
最寄り駅に降り立ったのは10時前でした。
さて、ここまで何時間歩いたでしょうか?
(ヒント=遠い)
いくらまだ早い時間とはいえ、そんなに歩いていたのかと半ば絶望し(いつもそう)戻る事を決意。
帰りは下りなのですいすいと帰れましたが、龍泉寺で「ここから歩いて帰るのか」という落胆と、なぜレンタサイクルをしなかったのかと遅すぎる後悔をかみしめながら下山したのもいい思い出です。
もし興味がある方はレンタサイクルくらい借りておいて損はないと思います。
もしくは、奥之院や龍泉寺まで行かないか。
体力に自信のある方はぜひ行ってみてください。
自然も景色も空気もお寺も美しいのでオススメです。
読んで頂きありがとうございました!
楽しんで頂けたら幸いです!