ART STOCK JAPAN!
前にも書いた事のあるお話なんですが。。。。
最初考えたのは当時の北九州市・中原参与の話からでした。
もう25年くらい前の話だけど
「オーノさん、実はね、門司港の常温倉庫ってたくさん空いてるんですよ、なんか利用する方法はないかなあ」という話。
実は同時期に、画廊の方からの話も聞いていた。
「結構売れてる作家さんでもね、自分の作品の置き場に困ってる人はたくさんいるんですよ」「額に入れたらちゃんと作品になるものも裸で積み重ねてあるなんていうのはザラでしてね、その中から気に入ったのを引っ張り出してうちの画廊で売らせてもらったりするんです」とのこと。
この二つのことはすぐに僕の頭の中で結びつきました。
ART STOCK JAPAN!
市が補助することで出来るだけ安い費用で日本中のアーティストの作品を常温倉庫で保管する。
門司港と北九州空港は車で30分弱、しかもスターフライヤーは羽田〜北九州間を1日11往復くらいする予定だからそれで運ぶことができる。
年に1回(もしくは数回)キュレーターや目利きによる「虫干し会」を行い、良い作品は東京で展示する。
中原参与は「まんだらけの店主に見てもらいたい」って仰ってた。
「ART STOCK KITAKYUSHU」じゃあカッコ悪いよね、大風呂敷広げて「JAPAN」にした方がいいよ、羽田から1時間半で着くってことは日本中から作品を5時間あまりで運べるんだから。
というのが大筋でした。
もちろん、SNS(ツイッタだったかな?)で書いただけで実現に向けた何かしらを僕自身は全くやってないです。もちろん採算が合うか合わないかなんてわからないし。
ただ「物量(だけ)で日本で一番アートを保管している場所」になることができれば、勝算はあるのではないかと漠然と考えていました。
ちなみにちょっと自慢ですが、これを考えたのは25年以上前ですので寺田倉庫が模型を保管するサービスを行うののはるか前で、もういっこちなみに「スープストックトウキョウ」よりも名前を考えたのは古いのであります。
しかしそんなのすっかり忘れていました。のですが。
さて昨日の北九州空港にて考えた。
冒頭に載せた写真、今は空きテナントになっている北九州空港のレストランを眺めていたのです。
営業時はそんなに人が入ってない感じではなかったと思うんですがやはりコロナの大ダメージで今は空きテナント。正直すごい寂しいです。こういうところでコーヒー飲むのが贅沢だったのにね。
で、一案書いてみた。
これはこれであったらいいなあと夢想しました。だってお土産って買った本人は食べないですしね、厨房施設はもちろんあるけどあえて家庭でやるやり方でお土産が食べられるのなら面白いかもしれない、と。
でも違う、今でこそ「ART STOCK JAPAN」だ!
そうか、ここでキュレーターによる「虫干し」すればいいんだ。
日本中の様々なアートが見れる場所にすればいい。
何度もいうけど羽田から1時間半。なんだったら空港だけで羽田に帰るなんてのもかっこいい。最安値チケット8000円だものね。
しかも!
ヤマト運輸が深夜便早朝便で「羽田」「新千歳」「那覇」と北九州空港を繋いだのです!
これは25年前では思いつきもしなかったこと。
人工島の北九州空港だからできる24時間の利用方法です。
これ、これだけコマが揃ってしまったよ。うまくやれば化けるんじゃないかな?と、現実味を持って感じているところです。
いかがでしょう?武内市長!!
(しかし常温倉庫がまだあるのかは不明)