kowske ohno

12年前からのブログ「気づいたこと。考えたこと。出来ること。」が急に無くなったら嫌なのでボチボチ移住させることにしました。思い出せることも解説補填できればと思います。オリジナル読みたいと思っていただけるようでしたらこちらへどうぞ→ http://kowske.seesaa.net

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最近の記事

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非常に面白かったのですが、後からじんわりと落ち込んでしまった。 なかなかすごい映画でした。ようやくアマプラで配信で見たのですが。 映画自体のあらすじとかはいくらでもあると思うので置いておきます。 ともかくレイフ・ファインズが良いし、ニコラス・ホルトって見たことあるけど誰なんだと思ったらウォーボーイズのあの人でした。このニコラスホルトの変人ぷりもかなり良いです。 招待客11人がつくる世界 ・富豪の老夫婦(2名) ・ITかな?関連の成り上がり若者金持ち(3名) ・ハリウッド

    • 鳴川さんのお話

      2016年のグッドデザインの大賞に鳴川肇さんの「オーサグラフ世界地図 AuthaGraph World Map」が選ばれました。 その記事はこちら→GOOD DESIGN AWARD で、以下はその時に鳴川さんとの出会いを書いたものになります。最近もお仕事いただいたり、お仕事頼んだりしているんですが、ほんと天才だよなあと感じております。 【2016年10月29日 少し長い思い出話になります】 WATER CANVAS 5年前、2011年のことです。鈴木太朗/アトリエオ

      • 天井と電気の話

        「建築写真類聚(国立図書館コレクション)」 2006年にKindleに無料で「建築写真類聚(国立図書館コレクション)」というのが出てて、20冊分くらい、あるものは全てダウンロードしました。 まあ写真というか印刷技術が拙い頃のものなのであまり綺麗に見えないのだけど、それでも資料としては素晴らしいものです。明治・大正のものがほとんどかな?和建築も洋建築も折衷建築も門や窓や欄間などディテールに分けて眺めることができます。 で、写真を眺めていて気がついたのです。 この天井なんて

        • 取り残される、らしい。【2008年12月01日】

          さて、一ヶ月。 なんとなくこっちでの生活にも慣れてきました。 全くテレビを見なくなりましたが、 世情を知らないと言うのは一応社会人としては 問題があるような、気もしています。 それで、お手軽な、インターネットのニュースを見る。 これまでは見たことが無かった 様々なページの表紙です。 見るんじゃあ、なかった。 一応、「YOMIURI」とか「NIKKEI」とか書いてある。 でも、なんだかとても読める文章ではない気がします。 調べたことはないのですが、 新聞とは文章違う

          気持ちはわかるんですけどなかなかうまくいかないよね、というデザインとプロダクトのお話。

          (僕もたくさん失敗したから敢えていうんですよというお話) Facebookの広告に目が留まりました。 (もちろんこのアワード自体はレベルが高いと思います。) で、こういうデザイナーとメーカーのマッチングはここ20年くらいでよく見かけます。あとメーカーがデザイナーやプランナー・プロデューサーを招聘して自社ブランド、自社製品をつくるというものも。 でも、こういうのはなかなか、思い切って言ってしまえば以下の軌道修正をしないとモノにならないし、なってないと思うものも非常に多い。

          気持ちはわかるんですけどなかなかうまくいかないよね、というデザインとプロダクトのお話。

          デストピアとは言ったものの。

          レイ・ブラッドベリ「華氏451度」(新訳版・伊藤典夫訳) オーランドー(ヴァージニア・ウルフ)を読んだ後だったのでスラスラ読めました。(オーランドーについてはまた改めて書きたいことがたくさん・・・) そもそもはトリュフォーの映画「華氏451度(1966年)」から知って、とても気にいったのでこの本は僕にしては珍しく以前にも読んだ事があったはずなんですが、辿ってみると映像的な記憶でしか思い出さなくて今回読んでみてあれ?こんなだったっけか?って思いました。(ベイティーも「キャプ

          デストピアとは言ったものの。

          ART STOCK JAPAN!

          前にも書いた事のあるお話なんですが。。。。 最初考えたのは当時の北九州市・中原参与の話からでした。 もう25年くらい前の話だけど 「オーノさん、実はね、門司港の常温倉庫ってたくさん空いてるんですよ、なんか利用する方法はないかなあ」という話。 実は同時期に、画廊の方からの話も聞いていた。 「結構売れてる作家さんでもね、自分の作品の置き場に困ってる人はたくさんいるんですよ」「額に入れたらちゃんと作品になるものも裸で積み重ねてあるなんていうのはザラでしてね、その中から気に入った

          ART STOCK JAPAN!

          七色いんこ【2013年7月13日】

          まあ先週まではブラックジャックが話題でしたが・・・ Facebookの思い出で出てきました。 チャンピオンコミックス版の七色いんこを買っている。実はこれ買う前に(もちろんこれは古本で買っている)ハードカバーの愛蔵版七色いんこは既に持っていて、でもこうやって「シバリ(古本屋でバイトしていた時はそう呼ばれていたまとめ売りのやつ)」で見かけてすぐに買ってしまいました。 しかしこのチャンピオンコミックス、すごいんです チラッと見えますが、表紙は舞台の写真にいんこの絵が重なってい

          七色いんこ【2013年7月13日】

          大阪の偉い人の事。【2015年05月19日】

          住民投票がありました。 「話題」になることはいいんですけどね。 でもネットをみてて鬱陶しくなった。 やたらとその政治家の「顔」がでてきてね。 僕は「賛」であろうと「否」であろうと、 政治家の「顔」が刷り込まれることには若干の危険を感じるんですよね。 「顔」で「憶える」というのは単純すぎる。 「憶える」ということは自分の中に「残る」ということで、 「憶えている」ことに関して感情が生まれてれてしまうということはあると思うんです。 「顔」で憶えているという事が持つ可能性。 もし何

          大阪の偉い人の事。【2015年05月19日】

          【うどん屋さんに行きまして】2016年7月2日

          地元北九州の資さんで肉うどん卵いり。しかし資さん、24時間営業じゃなくなったり色々改革しておりまして、そうして本写真うどん左、なんかレンゲがつくようになった模様です。 前にも書いたことあるのでちょっと恐縮ですが、やはり食べ物には相応の道具があるよう感じておりまして塗り箸が良い時も割り箸が良い時もあり、やはりビビンバはスプーンよりもスッカラが美味いと思います。 で、レンゲ。僕はラーメンを食べる時もほとんど使いません。中華スープやチャーハンは使うけど、日本の麺類としてのラーメ

          【うどん屋さんに行きまして】2016年7月2日

          汚れた顔でこんにちは。

          かっこよかった事務所がボロボロでね 1月からこっち、すごく大変な現場が3つも4つも重なって、そりゃあもう、大変でした。まあまだ落ち着いてないけど。 で、関東圏をウロウロする為の、もはやベースキャンプとして、ここの事務所は機能していました。 当たり前だけれども現場によってつくる物も違うから、その材料やその余りや、道具や養生やゴミがベースキャンプに溢れました。 で、ふと、じつと、自らの手を見たのです。 もちろん楽にならざり、で、ありながら、その汚れに気づいたのです。 あんな

          汚れた顔でこんにちは。

          2013年12月16日銀座。隣にいたじいさんが話し始めた。

          「銀座の土地が高い、本当の理由を知っているかい?」 その年の暮れのことでした。なんか聖地やらなんやらで私は5丁目の「ルパン」には行かなくなりまして7丁目のとある雑居ビルの中のバーに行くようになっていました。そこでたまたま居合わせた、おそらく80の半ばを過ぎたであろうじいさんが私に話しかけてきたのでした。 ジャケットを羽織っていたけれども何処かしら小汚く見える風貌。歳にそぐわぬ黒く日焼けした肌と柄物のシャツが私を困惑させました。なぜママのいるスナックでなくここのバーにきてい

          2013年12月16日銀座。隣にいたじいさんが話し始めた。

          少し長くなります。【2015年08月24日】

          ナショナリズムとか、国民性とか、アイデンティティとか、そんなの僕はちょっと苦手なんですけど、どうしても逃れられないものがあるって話です。 もうねやっぱり、「サクラ」とか「波」とか「扇子」とか、何やってんだって思いまして。(まあ、波は外国人だから仕方ないのか?でもさ、何やってんだと思う。) なんだその「和風」 自分の話をするけどね、ロココバロックウルトラバロックアールヌーボーアールデコ、その美しい唐草に憧れた。ギマールもジュジョールも、その線をうつした。でもさ、ある時気づい

          少し長くなります。【2015年08月24日】

          間に合わない。今はカネだ。【2010年6月6日】

          「世界を変えるデザイン展」観てきました。予想を遥かに越えて、良いものでした。思うこともたくさんあったり、確かにひっかかる所もあったけど、 自分なりにはちゃんと見えるものがあった気もしています。 オープニングだったから、柳本さんと話せたのも良かったと思います。 さてところで、大きなことを言えば、災害の時。 日常で言えば、大切な人が病気の時。 僕のような職業は、なんて無力なんだと、いつも思います。 医者なら良かったと、本気で思ったことも何度もある。 でも、ふと考えた。 大切な

          間に合わない。今はカネだ。【2010年6月6日】

          ミシンを拾ったお話。

          今から11年前の今日に、ミシンを拾ったことを書いていました。 結構丹念にアルバムにしていたので、ちょっとずつ加筆しながらこちらでも。 ものづくりの視点って、特殊なことではなかったんだなあと感じています。 出会いは夜でした。向かいの三宅さんち。 粗大ごみシールが貼ってありました。 で、翌日にもありました。 悩んだんですが、思いきって三宅さんちを訪ねることに。 「あ、ミシン?」ちょっと立ち話。 で廃棄料の1600円をお支払いして、三宅さんは「収集の断りは私からしておきますから

          ミシンを拾ったお話。

          M3GAN-ミーガン・面白かったんだけど。

          まあもちろん気になっていて、でもコロナ禍だったし劇場はなあ。と思いつつ、配信で購入にて観たのです。 いや、すごい面白かったよ。 映画として102分を楽しむ、と、思うとかなり良い出来でした。なぜこれを開発したのか、なぜ姪のためにつくったのか、作ることが出来たのか、前半かなり丁寧で、登場人物の心理変化、起伏もよく織り交ぜてある。 またいわゆる「死亡フラグ」もきっちり立ててあって、お決まりもやってくれるので飽きさせない。まあこのミーガン役エイミードナルドの身体能力の圧倒的な高さ

          M3GAN-ミーガン・面白かったんだけど。