太陽日記 令和二年四月二十一日 外出自粛と銀河鉄道999
世代ではないのですが、
「銀河鉄道999」の
あるエピソードを仕入れました。
鉄郎(主人公)が
メーテルと一緒に、
蒸気機関車型の銀河超特急で
宇宙を旅するなか、
突如列車が停止しました。
再出発のめどが立たないなか、
乗客は列車のなかで、
長い時間を
過ごすことになるんですが、
そんななか、
鉄郎は車内にある本で、
ドミノ倒しをしたり、
通路で車掌と徒競走をしたり、
工夫して長い時間を乗り切ります。
外出自粛を
余儀なくされているいま、
見習いたくなる鉄郎です。
とはいえ、
「見習いたくなる」というのは
所詮大人の発想でありましょう。
子供たちは、
深く考えることなく、
鉄郎のように今の状況でも、
無邪気になんでも
遊びに変えてしまうのでしょう。
かつて私たちも
そうだったはずです。
ここは一つ童心に帰り、
面白いことを見つけましょう。
と、言いつつ、
結局、「何を面白いとするか」が
肝心なのでしょうね。
「面白いことやろうぜ!」
と言って湘南海岸へ
繰り出しているようでは、
やはり、童心に帰ることが
手放しで推奨されては
いけないのだなぁと落胆します。
在る状況のなか、
ふさわしい面白さを
いかに見つけられるか。
当たり前に
できなければならないことを、
君はちゃんとできるのかね?
と問われているような気がします。