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そういうLIFE
うちの小学四年生が最近毎日絵を描いているのに触発されて私も絵を描くことにしました。
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去年、和田誠展に触発されて絵を描くことにして以来、生涯で何十回めかの絵描きです。
子供の頃から絵を描くのは好きで、割とうまく描けたのですが、割と早くに壁にぶち当たり、その壁を越えようとまでは思わなかったんですよね。あのとき壁を越えていたらもっとちがった人生だったかもしれない。
いまになって絵を描いてみるのはその「かもしれない人生」をちょっと体感してみようかな、という好奇心なんでしょうね。
科学雑誌のニュートンを読んでいるのも高校二年のときに文系に進んだ私が捨てた理系に進んだ人生のほうを甘噛みしてみたい、という欲望なのでしょう。
あの日あの時、捨てずにおけば、絵が上手くて科学や数学に明るい人生であったかもしれないけど、こうして毎日noteに文章を書き、オープンしたお店の1人目の客になり、ラジオの仕事に精を出し、たまに小説を書いたり、年に数回「涌井大宴会」という自主企画イベントを開いたりする人生ではなかったかもしれない。
捨ててしまった人生に憧れる反面、いまある人生がなかったのだとしたらそんな人生考えられないっていうくらいには今の人生が好きでもある。満たされているかといえばそんなことはないけれど好きか嫌いかでいえば好きだし、この人生でよかったと思う。
なるほど。
これまでの人生で捨ててしまった絵描きや科学数学などにソフトタッチすることにより、私は今のLIFEでよかったということを確認しているのであるらしい。
今のLIFEに物足りなさがあるから絵を描き、科学数学をちょっと勉強してみたりするんですけど、それも含めて今のLIFEがなんやかんやで愛おしいから、そういうことをやっているのであるらしい。
そういうLIFEは面白い。
満足をしていないから面白いのだ。
満足をしていないから学ぶのだ。
そして学び続けるから面白いのだ。
LIFEとはそういうものだ。
なんで途中から人生をLIFEに変えたのか、わからないけど、LIFEとはそういうものだ。
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絵は難しいな、、、
趣味はオープンしたお店の1人目の客になることです。この趣味について綴った私の著書『1人目の客』や1人目の客Tシャツ、京都情報発信ZINE「京都のき」はウェブショップ「暇書房」にてお買い求めいただけます。