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6月16日の似顔絵日記と英語と短歌

FRB held rates steady.

パウエルは淀川さんに似てるから
歴史的インフレにさよならさよなら

淀川長治とちがうで


パウエル議長を見るたびに淀川長治を思い出すのは私だけですかね。

記憶とは曖昧でいい加減なもので「映画って本当に面白いものですね、さよならさよなら」が決まり文句だと思ってたんですが、「映画って本当に〜」のくだりは水野晴郎なんですよね。

映画の番組やったという共通項以外、なんにも似てるところがない二人やのに、映画の番組やったという共通項によって、記憶が混同してしまうとは。しかも、Yahoo!で検索してみたら、どうやら私と同じような記憶ちがいをしている人が山ほどいるらしいから、単に私の記憶力がアホなだけでは無いらしい。

例えば、性行為の最中に感極まって前の恋人の名前を叫んでしまう、というようなことはよくあるらしいですが、これも同じ現象であるといえるでしょう。

一つ強力な共通項があるだけで記憶はごちゃまぜになってしまう。そのくらい私たちはアホなんです。これは決して主語が大きくないと思う。

だからある程度の年とったおっちゃんおばちゃん、あるいはおじいちゃんおばあちゃんの言葉って、ちゃんと裏取りしないと、かなりの出鱈目を言ってる可能性がある。同じことを語り続けてトークが洗練された分、嘘が重なっていてオチが過剰になっていたりする。

私の知り合いにも、朝から晩まで会う人会う人に同じ話を披露してるおじさんがいるんですが、朝に聞くより夕方に聞くほうが話が面白くなっている分、夕方のほうがやっぱり朝に比べると盛っている。繰り返すうちに盛ってることも忘れてさらに盛り続けて最初はテニスボールやったものがボーリングの球みたいになってしまうことがよくある。大きくなっただけで面白くなったわけではない場合も多々ある。

人間の記憶とはいい加減で曖昧なものなのだ。いやー、それにしても、映画ってほんっとうに面白いものですね。さよならさよならさよなら。

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