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こどもの日の由来

昨日は「こどもの日」でした。
5月5日を「こどもの日」と
することになった由来が
京都にあることを知る人は
あまり多くありません。

もともと、
この日、都では
性行為が奨励されていました。
つまり、セックスです。
貴族たちは普段から
夜這いをしまくっていたというのは、
源氏物語によって広まった
虚構にすぎません。
平安貴族たちにとって、
本能のおもむくままの行動は
恥ずべきものでした。
彼らにとって
無数の「理性」という着物をまとい、
「本能」を隠すことこそが
トレンドでした。
 
そのため、人前で食べることも、
寝姿を人に見られることも、
このうえない
恥辱だったとされています。
性行為についても同じです。
しかし、それでも
人には本能が存在します。

あまりに理性でおさえつけると
本能が暴走してしまいます。
そこで都では‪1月1日‬、3月3日、
5月5日、‪7月7日‬、‪9月9日‬、
11月11日の1年のうち6日のみ、
性行為を奨励しました。
この6日間は
都の夜が明けなかったと
いわれています。
夜が明けると、
もうセックスができなくなるため、
時計をずらし、‪6日後‬までを
「今日」であることにした
という記録も残っています。
 
この6日間は「性行為の日」と
いわれていましたが、
のちに「こづくりの日」と
言い換えられ、
それでも表現が
直接的すぎるということから
「こどもの日」となりました。
時が流れ、他の5日間はそれぞれ
「元日」「ひな祭り」「七夕」
「重陽の節句」
「ポッキーの日」となりましたが、
5月5日のみ、
何かにとって代わられることが
なかったため、
「こどもの日」のままになり、
やがて元の意味が忘れ去られ、
いまに至るということです。

このくらいのウソは
こうして最後に「ウソです」と
断りを入れなくてもいいくらい
寛容で賢い社会が私は好きです。

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#コラム #エッセイ
#こどもの日
#京都の歴史

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