イメージチェンジハラスメント
故あって(あほみたいな「故」なんですが)スキンヘッドにいたしました。それなりに長髪であった状態でいったん職場を抜け出し、剃髪をして職場へ戻ってきました。
一様に皆さん驚かれるのですが、なかには驚きを見せないようにされる方もいて、「おまえが髪を剃ろうが何をしようが興味はない」ということなのかもしれないし、いちいちリアクションをするのが面倒くさいのかもしれない。
これについては私はどちらかというと申し訳ないと思っていて、なんというか、リアクションハラスメントとでも言いましょうか。
さっきまで髪の毛があった人が急につるっぱげで帰ってきたら何か反応しないのが変なわけですけど、そのことについて、というか、私に興味がない人にとって、それって苦痛でしかなくて、そのうえ周りが「どうしたの?」「何かやらかした?」などとワイワイ騒いでいるなかで無反応であればそれはそれで感じが悪く見えたりするし、でも反応はしたくない、っていう人にとって、今回みたいなあからさまなイメージチェンジってちょっとしたハラスメントだよなっていつも思います。
毎度毎度急激なイメージチェンジをすることによって生じるざわざわする感じがすごく嫌というか、どちらかというと本当に申し訳ないんですよね。
じゃあ、そんな急変をするなよという話なのですが、それはそれで私の気分なんだから仕方がない。
しかし、その気分ゆえにちょっとしたストレスを与えてしまっているような気がしていつもそのことについて胸が痛くなっているのです。
実際、めちゃくちゃ髪を切ってきた人に「髪きったんですね」もすごく間抜けですし、おもいっきりイメージチェンジしてきた人であってもそのことに触れてほしくない人もいるし、それこそ今はリアクションハラスメントではなくともセクシャルハラスメントにはなったりするわけで、散髪ひとつとってもなかなか難しいのがこの世界なのであります。
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趣味はオープンしたお店の1人目の客になることです。この趣味について綴った私の著書『1人目の客』や1人目の客Tシャツ、京都情報発信ZINE「京都のき」はウェブショップ「暇書房」にてお買い求めいただけます。