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肴はあぶったイカでいい、告知はしつこい方がいい
やらなければならないことよりやりたいことを先にやりたいのだがそういうわけにもいかないからやらなければならないことを先にやっているといつまでたってもやりたいことがやれない。こんな人生は本末転倒ではないかと思うが私の暮らしはやらなければならないことをやることで成り立っており、逆に私のやりたいことなんぞ暮らしには屁ほどの役にも立たないことばかりなので後回しにしないことには私は生きていくことさえままならないから、その対処法として私はやらなければならないことをやりたいことに変換しているから、私のやらなければならないことはすべて私にとって面白い。私にとって面白いというのは意外と大事なことであり、当人が面白がっていないことを他人が面白がってくれるはずがないのである。いや、面白がってくれることだってあるだろうとは思うが当人が面白がっているほうが絶対に他人も面白がってくれるはずである。
仕事は仕事だと思ってやるから面白くない。面白くないことはこちらの気分しだいでいくらでも面白くなる。面白くするには遊べばいい。別にニンテンドースイッチに頼らずとも世の中は遊びに溢れている。前も書いたかもしれないが、洗い物をする際、私は「お皿コップチーム」と「お箸スプーンチーム」に洗い物を分類し、交互に洗うことにしている。フライパンやお弁当箱、包丁などはその時々でどちらのチームに入れるか決める。最終的に余ったほうが「負け」。ただそれだけのゲームだが、「洗い物をさせられている」などという傲慢な気持ちでいるよりも百万倍洗い物が楽しくなる。
それの何が面白いの?といわれればそれまでであるが、それの何が面白いの?とおっしゃられる方には逆にそれの何が面白いの?と聞くことの何が面白いの?と聞きたくなる。聞かないけど。面白がらないと何も面白くならない。面白がれば世界には面白さが溢れている。「しょうもない」と一蹴されることだって本当は面白いのであり、その面白さを「しょうもない」で一蹴してしまうことが実は「しょうもない」のである。
というわけで、そういう意味では「それの何が面白いの?」「しょうもない」と言われても仕方のない「涌井大宴会mini(仮)」というイベントを8月12日(月・休)に西院の陰陽(ネガポジ)というライブハウスで開催します。
●ラジオディレクターの男
●バンドマンの男(片山尚志)
●道路交通情報の女
●オチがうまくいえない男 などが出演します。こんなことを言ってしまうともともこもないのですが、全部「嘘」です。作り話です。しかし、作り話のなかで一生懸命に生きる人間を演じます。※片山さんは本物の片山さんです。
嘘ですが、その嘘の世界で生きる人の真実を表現したいと思っています。
この日に販売開始する、ちがいのわかる人のための京都ZINE『京都のき〜key of kyoto〜』も嘘だらけですが、その嘘のなかで生きる人々の真実を集めて一冊のZINEにしました。
別になんの実りもないし、不要不急極まりない舞台と出版物ですが、我々は数年間、不要不急が排除される窮屈な世界を生きてきました。あの頃、不要不急界隈では「俺たちは不要不急じゃない!」と気張る人が増えましたが、私はそれを言っちゃうとせっかくの魅力がなくなってしまうと思いました。不要不急は不要不急だから面白いんです。であるから、涌井大宴会も『京都のき』も面白い・・はず。少なくとも当人が面白がっているのできっと皆さんにもお楽しみいただけるかと思います。そうなるように開催当日までのあいだ、稽古に励みます。よろしくお願いいたします。
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ご興味ある方、
何かしらの方法で私にコンタクトをとって
ご予約ください。
面白い夜になるようにします。
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蠱惑暇(こわくいとま)こと涌井慎の著書『1人目の客』と1人目の客Tシャツは是非ウェブショップ「暇書房」にてお買い求めください。
8月12日(月・休)に西院陰陽(ネガポジ)にて開催する「涌井大宴会mini(仮)」でも販売します。よろしければご来場ください。
というわけで、暇書房のウェブサイトは↓