今さらだけれど、光文社古典新訳文庫は宝の山かもしれない
先週の木曜から、Kindleストアで大がかりなセールをやっている。文藝春秋、朝日新聞出発日、光文社、幻冬舎のアイテムが、50パーセントポイント還元で買えるみたいだ。
紙の本にこだわりがない人は、いつもの本代で、倍の冊数を買えるのだから、ぜひ活用してほしい。小説やノンフィクションの電子書籍は、マンガなんかにくらべると、全然売れていないみたいだから、この機会にみんながたくさん買ってくれればいいなと思う。回り回って、自分のような活字の電子書籍のヘビーユーザーのためにもなるし。
文藝春秋
今回初めてのセール対象で、気になっている(たぶん買う)のは、次の2冊。
文春の、翻訳部門の編集者さんのアカウントをフォローしているから、この本の好評っぷりが伝わってきて、ずっと読みたいと思っていた。貧乏人にはちょっとしんどいお値段だけれど、今が買い時じゃないかと思って、真っ先にポチった。
事件物が好きなので、この本もこの機会に読みたい。言い方がよくないけれど、自分がスナックよりは居酒屋派で、まったく身につまされない事件だから、他人事のように安心して読める。
朝日新聞出版
昨年末の前回のセールで、黒川博行『悪果』と、塩田武士『存在のすべてを』という、現代のエンターテイメント小説の、最高峰じゃないかという作品を読むことができた。
今回は、ノンフィクションに気になる作品が多い。
維新がボロボロにした教育現場で、役所に提言書を出したらしい、骨のある先生の話。かまいたち・濱家とのエピソードを以前ネットの記事で読んでいたけれど、それ以上の話を知りたくて、ポチる。
読んだからといって、自分がいい人間になるわけではないけれど、なんとなく見過ごせなくて、読んでおきたい本のひとつ。おととし、映画『マイスモールランド』を観に行って、川和田監督とお話させていただいてから、ずっと気になっているテーマなので。
刑務所にもグルメにも興味があるので、これは買い。
光文社
ちょっとしたきっかけがあって、これまで読んでいなかった古典新訳文庫に、俄然興味がわいている。これについては、後日書くが、世界文学の古典と、自然科学の古典を、毎日きちんと、一定の時間読むことを、自分に課そうと思ったのだ。なので、まず、
この2冊を買って、読み始めている。ありがたいことに、冒頭で躓くことなく、読み進められている。
新訳だから読みやすいのだろうか、今回のセールの期間中に、もっといろいろ買っておきたい。