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新学期早々、靭帯を捻挫した話|2025.2.23.

こんにちは!

また前回の記事から間が空いてしまいました。

最近は冬の旅行特集ばかりで、留学というより旅行の note のようになってしまっていました。もちろんそれも有益な情報を載せているつもりなんですが、そもそもの目的ってそこだっけ…という気持ちも正直ありました。

そんなこんな考えていたところで、怪我をしてしまいました。全治 6 ~ 8 週間の前十字靭帯捻挫というそこそこな大怪我。

今回は旅行の話を一旦傍において、この話をしたいと思います。もちろん誰にも同じ思いをしてほしくはないですが、万が一海外で怪我をしてしまったらこの記事の内容が役立つような、そんな話をしたいです。


そこそこな大怪我に至った理由

おなじみのサッカーでやらかし

結論ファーストでいうと、この怪我はサッカーの試合中にやらかしました。

何個か前の記事で言及したかも忘れたんですが、今学期からサッカーチームを作って経験浅ながらもキャプテンとしてプレイしていました。毎週日曜日に試合があり、ちょうど 3 度目の試合のとき、ブルーロックを見た直後でウキウキしてたのかもしれません、ロングパスを出すときに右膝をひねってしまいました。

UVic のグラウンド。7 vs 7 の試合です。

正直自分でも何が起こったのかはっきりとはわからないですが、多分右足を踏み込むときか着地するときに変な方向に曲がったんだと思います。

その瞬間、足に激痛が走って一旦他の選手と交代しました。でも 5 分と経たないうちに友達に「Are you ready?」と聞かれ、痛みがひいてきていたので再びプレー続行。試合が終わった後も 1 時間くらいシュート練をしていましたが、今思えばこの判断がミスだったのかもしれません。

それにしても中学のときもボールをクリアしようとボールを蹴っただけで股関節を剥離骨折して、今回も非接触プレーで怪我をするって相当体がもろいんだな。


引かない痛み、いざ病院へ

そんなこんなで当日は無事帰宅したのですが、寝る前になって膝周りが腫れていることに気づき、少し歩きづらさを感じました。

そして翌朝起きると、右膝に力が入らない。痛みはそこそこに、それ以上に真っ直ぐ歩けないことに気づき、その日出るはずだったバスケの試合は当然キャンセル、それどころか授業のための教室との往復も結構しんどかったです。

放っておいたらよくなるかと思ったのも束の間、翌日さらに悪化している気さえしたのでいよいよ病院へ行くことを決意しました。


留学中の病院受診、どうする!?

まずは現地の病院について知る

病院に行くことを決意したものの、当然カナダで病院に行ったことなどなくどこに行けばいいかもさっぱりでした。そこで僕がやった (やるべき) ことは

  1. 自分で近所の病院をリサーチ

  2. インスタのストーリーで現地の友人に情報提供をお願い

  3. 日本の保険会社に電話

の 3 つです。他力本願だけではダメですが、紛れもなく病院などのコアな現地事情については現地の人やプロに聞くのが一番です。

実際、自分で調べても医療システムが全く理解できず、友人に勧めてもらった病院も "Public Clinic" で、ここは予約がすぐ埋まるとか、walk-in もあるとか、いろんなパターンがあることに気づき、実際どれを使うべきなのかがさっぱりわかりませんでした。


「いざ」というときの保険を使う

友人に聞いてもなお理解しきれず困っていたとき、過去に留学していた先輩が留学先で医者にかかったときに保険を活用した話を思い出し、出国前に大学の指示で契約した保険会社に電話をかけることにしました。

厳密にいうと、僕の場合は OSSMA という 24 時間体制でトラブル等を日本語対応してくれるサービスと、いわゆる旅行保険の 2 つに加入 (大学の指示) していました。

まずはその OSSMA に電話をかけると、現地時間の夜中であったにもかかわらず即時対応していただき、旅行保険の会社と提携しているメディカルコーディネーターの方に繋いでいただけました。おそらくこのコーディネーターはバンクーバー拠点だと思うのですが、メールを通じてすぐに連絡をくださりました。

事前に友人からおすすめされた病院の情報を OSSMA 経由で伝えていたのですが、それ以外の病院についても調べてくれ、深夜 1 時に「明日朝これで予約取ります」とお金だけでなく代理予約までしてくれると伝えられました。

今まで保険料は高いし、使うこともあまりないなと思って過ごしていましたが、いざというときに頼りになる大事なものだと認識させられました。

 

保険はどう役立つか

今述べたように保険は大事なわけですが、実際に保険が「どこまでしてくれるか」は厳密に知らない人が多いと思います。正直僕も今回の件で初めて知ったことが多かったです。

だから、今回の経験をベースにざっくり保険がカバーしてくれる内容について記したいと思います。ただし、これは契約している保険によって内容が違ううえ、ケースバイケースであることを前提に、あくまで一例であることをご了承ください。気になったことは聞けば答えてくれるので、必ず自分の加入している保険会社に確認してください!

〈今回の怪我関連でカバーしてくれた内容〉

  • 診療費・検査費などの医療費 (※内容によっては例外あり)

  • 通院交通費 (Uber、タクシーなど)

  • 処方された薬や医療器具 (膝サポーター、松葉杖) の料金 (※要処方箋)

  • 電話通訳サービスの手配

  • 代理予約・支払のサービス

以上が主にカバーしてくれた内容です。コスト面での負担がほぼゼロだったのはもちろんとてもありがたいですが、病院の予約や支払をやっていただいたので心強かったです (やり取りはメッセージか電話)。病院についても滞在先から近い場所を調べて教えてくれるなど、こちらの負担を最小限にするよう頑張ってくださいました。通訳サービスはあまり使わなかったですが、一箇所だけアフリカ訛りがすごい医者がいたので、そこでは重宝しました…笑

ただ、もちろん上記の医療費にもカバーされない例外があるほか、行ったけど医者に診てもらわなかった場合の診療費やその場合の交通費、なんらかの事情による諸々のキャンセル料等は保険対象外になるそうなのでご注意ください。

改めて、あくまでケースバイケースなので詳しくは必ず保険会社に確認してほしいですが、一例としてお役に立てれば幸いです!


病院に行けたのはよかったが…

カナダの洗礼

保険会社のヘルプもあり、無事病院の予約が取れましたが、その先にはさらなる波乱が待ち受けていました。

なんと診察を受けたクリニックのなかには検査施設は一切なく、医師と話しただけでじゃあ 「X 線と超音波検査を受けたほうがいいね」と言われて終わったのです。

「いやそんなこと素人でもわかるわ!」と言いたい気持ちを引っ込ませつつ、1 回の診療費だけで数万円かかっているのにこの中身のなさはなんだ、と驚愕しました。

X 線は幸運にも同じ建物内の別の場所ですぐ受けられたものの当日には結果は見られず、超音波は次の予約は 2 週間以上待つと言われまたしても驚愕。正直骨折ではない自信があったので、もはや絶望でした。

カナダは医療先進国じゃないのか…?」とここに来てカナダの洗礼を受けた気分でした。


To be continued

そんなわけで病院に行けたはいいものの絶望的な状況に陥ったのですが、実はその後さらなる地獄が僕を待ち受けていました。今思い返せば、留学してから辛かった日 Top 3 に入る地獄の一日だったと思います。笑

今日の note ではここまでにして、次回は背景にあるカナダの医療事情と僕を待ち受けたさらなる試練について書いていきたいと思います。

写真少なめの回になってしまいました。
では、また。

病院にいたかわいい犬。名前はわからない。

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