時の為政者が書物を没収・禁書し、無かったものとしたいということは、自分達にとってよほど都合が悪いということは明白で、連合国軍総司令GHQが焚書し日本国民に知られてはいけないものの一つが大東亜戦争に関するものだ。
正義の使者を演じるGHQは、大日本帝國が平和を求める米国に対し、卑怯にも宣戦布告も無しに真珠湾に奇襲をかけ騙し討ちをし、そのために敗戦し日本国民が塗炭の苦しみを味わっているのだと洗脳する。そのためには事実が書かれている書物があってはならない。
そのうちの一冊が、ブレーク・クラーク著・海軍大佐廣瀬彦太訳「真珠湾」である。本書は著者である大学教授ブレーク・クラーク氏が攻撃があった時の様子を克明に記述したものに、廣瀬海軍大佐が翻訳し各章ごとに解説を付してある。
本書は現在国立国会図書館デジタルアーカイブに登録すれば閲覧する事が可能で、下に一部を引用しておくので、自分たちの父親、祖父、曽祖父たちが卑怯な騙し討ちをしたのではなく、戦争を始めるしかないところまで追い込まれたことを、中高生にはぜひ知ってもらいたい。また、ダイレクト出版から同書の復刻版が発行されていることを紹介しておく。
都合の悪い事実は勝者によって消されようとするが、どこかに真実は埋もれている。