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電動自転車によるひき逃げ事故で私が失ったもの

11月12日に電動自転車によるひき逃げ事故に遭った。
T字路の交差点。
信号機のある横断歩道が青になったので、私は右前にいた2台の右折する車に気を付けながら横断歩道を歩き始めた。
すると、右側から女性の悲鳴が聞こえた。
私は立ち止まった。
気づくと、私の手から血が流れていた。
左側を見ると、電動自転車に乗った女性がいた。
電動自転車と接触したのだ。
だけど、彼女は自転車に乗ったまま走り去っていった。
私は、「止まってください。轢き逃げです」と自転車を追いかけた。
しかし、自転車の女性は止まることはなかった。

その夜から、私の右腕が痛くなった。
自転車にぶつけたのか?記憶は定かではない。

右腕の痛みは日に日に強くなっていく。

整形外科に出かけた。
手、右の前腕、右の上腕のレントゲンを撮影したが骨は折れていないと言われた。
肩も超音波で確認したが、異常なし。

ロキソニンの痛み止めを処方された。
ロキソニンを飲んでも、痛みは緩和しない。

右腕の痛みはかなり強くなり、時には腕を切ってほしいとまで思った。
涙が出るほどの激痛に襲われた。
寝ても解決しないけど、痛くて起きているのもつらくてベッドで安静に過ごしたこともある。

整形外科でMRIを撮影するように言われて頸と肩のMRIを撮影した。

結果、外傷性による(交通事故でぶつけたことによって)右肩関節周囲炎
、腱板炎を発症
していると言われた。

痛み止めを処方され、今現在3週間飲み続けている。
しかし、痛み止めを飲んでも効果がない日もある。
そんな日は腕が痛くて痛くて何もする気がしない。

交通事故に遭わなければ、私は右肩関節周囲炎、腱板炎を発症しなかっただろう。
普通に今も暮らしていたことだろう。

加害者が見つからず、右腕の痛みや手のしびれ、そして医療費の出費だけが私の負担になっている。

自転車の事故が今多くなっているとマスコミが放送していた。
歩道は歩行者が安心して歩く場所なのに、今は自転車が歩道のど真ん中を走行し、歩行者が隅を歩いている光景を目にする。
私も自転車にぶつかりたくないので歩道の端をゆっくり歩いている一人。

自転車は軽車両。
車道が基本とテレビでも放送しているし、行政もそう言っている。
しかし、自転車に乗る人たちは知ってか知らずか歩道を走行する。
電動自転車が猛スピードで歩道を走行するのは日本だけではないだろうか?



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寿美 香
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