学歴がなくても、努力は必ず報われる!
夫の最終学歴は、専門学校卒です。
夫は専門学校を卒業後、IT関係に入社した。
もうすぐ定年を迎えるのだが、この春昇格した。
役職定年について
大企業を中心に55歳あたりでサラリーマンには役職定年なるものがあると聞く。
実際、近所の主婦から旦那様が55歳になると役職定年になって給与は初任給並みに下がることを教えてもらった。
55歳を機に有名大学を卒業したサラリーマン達が、子会社に左遷されたり給与が半分以下に下がるというようなことを定年本を読んで知った。
一流大学を卒業した人達。
夫の会社には有名一流大学を卒業した人達がたくさんいる。
そんな中で、最後の最後でふんばって昇格した夫にエールを贈りたい。
夫は、私が大卒で入社した会社の上司でした。
真剣に仕事と向き合う夫の姿勢に魅かれて、結婚を決めた。
結婚した当時、夫は毎日深夜まで働いていた。
IT関係のSEとして、毎日大変だった時期だと思う。
土日出勤もかなりあった。
夫の会社には有給休暇は年間20日あるものの、夏休み以外ほとんど使うことはなかった。
とにかく仕事に打ち込んできた夫。
私は、夫のそばで夫を支えることしかできなかった。
今の時代には、仕事人間なんて似合わないのかもしれない。
努力、根性なんて言葉は流行らないのかもしれない。
しかし、夫は一生懸命仕事に打ち込んだ。
仕事に対する姿勢
一流大学を卒業した人達が優秀かというとそうではなかった。
鬱などで会社を去る人がいた。
鬱になっても権利だけは主張して定年まで居座る人もいる。
一流大学を卒業しても、まじめに働かず不平不満ばかり言っている男性もいた。
そんな中で、いつも一生懸命夫は与えられた仕事を文句も言わず頑張ってきた。
そんな夫があと数年で定年という今昇格した。
「たんたんと生きているだけ」夫はいつも私に言っていた。
でも、サラリーマンとして35年以上1つの会社で働くことはすごいことなんじゃないかと私は思う。
今の若い人には想像できないことだと思う。
順風満帆なサラリーマン人生?
夫自身、順風満帆なサラリーマン人生ではなかった。
開発の仕事をしている夫は、取引先からのクレーム対応に大変だったと思う。
部下との関係で悩むこともあった。
「会社に行きたくない!」そう夫が言ったことが一度だけあった。
ストレスでヘルペスになったこともある。
でも、いろいろなことを乗り越えて夫は頑張ってきた。
最後の最後にご褒美をもらえたのかもしれない。
一流大学を卒業していない夫が、優秀な大学を卒業した人達に囲まれてコンプレックスを抱かなかったはずはない。
それでも、一生懸命努力したのだと思う。
昇格祝い
会社の方が昇格祝いを計画してくれたが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。
私だけでもせめてお祝いをしてあげたいと思う。
さて、昇格祝いは何にしようか考えた。
都会にいればお金を出せばなんでも手に入る。
だからこそ、手作りケーキで夫の昇格をお祝いすることにした。
昇格おめでとう!
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