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【#1】高翁泉いほり
どうも、上野ウタカタです。
今回は最初の創作世界の紹介ということで、まずははじめに
弊個人サークル『泡沫の菴』の看板娘、高翁泉いほりを紹介します。
わたしの同人活動は、彼女から始まったと言っても過言ではありません。
これを機に、彼女のことを知ってもらい、そして好きになってくれたら嬉しいです。
それでは、どうぞ。
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高翁泉いほり
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「私は、幸福を予言する陰陽師、高翁泉いほりと言います。
貴方の未来に、幸せが訪れますように!」
名前
高翁泉いほり
Kouousenn Iori
二つ名
禍福を呼ぶ神仏の白狐
禍福の予言者
出身地
群馬県吾妻郡草津町
所在地
博麗神社
聖ステラ・エトワール女子学園都市:サンライズ・ストリート
雪玄村
ほか
DATA
種族
幸菴狐
性別
女
年齢
128歳(自称)
誕生日
8月23日
身長
161cm
体重
52kg
好きなもの
卜占、八百万の神、温泉
苦手なもの
熱湯(50度を越えるもの)、瘴気
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来歴
現代に生きる、妖狐の少女。
卜占を生業とする妖狐の種族『幸菴狐』の末裔。自らの年齢を128歳と自称しているが、その真偽は不明。
全国有数の温泉地・群馬県草津町の山奥に生まれ、かつては白い毛をもつ幼いキツネの姿をしていた。その頃は今の姿とは似ても似つかないヒトの姿に化け、ときおり村を訪れては人々の禍福(幸せと不幸)を予言することを生き甲斐としていたが、時が流れるにつれ人間が森林の開拓を進めるようになり、故郷を撤退することを余儀なくされる。
その際に紆余曲折あり、とある大賢者の案内により"幻想郷"へ身を移すことになった。
それからは博麗神社に身を寄せながら卜占術および陰陽術を学び、陰陽師を名乗り、人里に下りてはそこの住む人々の未来──特に訪れる幸福を予言することを生業にしている。
最近になって、もうひとつの能力──『異世界を渡り歩く』能力の存在に気付いてから、現在は様々な世界を渡り歩き、爪痕を残しながら流浪の旅を過ごしている。
性格
彼女の性格は極めて明るく、とても正直。
独り言は多いが、その言葉には決して邪な気配は感じない。
目下の者にも基本例外なく敬語で接し、物腰が柔らかいので非常に他人に好かれやすい。このことを、本人はとても良く思っているそう。
また、好きなものには忠実で、特に全国有数の温泉地である草津町の出身であることから温泉が大好きで、湯浴みする彼女の表情は一見の価値あり。
過去にはヒトの開拓によって故郷を追いやられたという経緯はあるものの、彼女自身はヒトのことを恨んではおらず、むしろそのお陰で様々な世界を旅できていると思っている節があるため、その恩返しとしても、卜占業を続けているらしい。それでも少し寂しいと思うことはあるようで、時々故郷のことを思い出して、憂いの表情になるという……。
能力
吉凶禍福を予言する
人々の幸せと禍いを予言する能力。
幸菴狐としての特性であり、生業を実現する能力である。
その予言の的中率はほぼ100%。
ただ予言するというだけでなく、言霊により多少の未来の操作をも可能にする、少々特殊な能力である。ただし、彼女の師匠曰く「禍福の度合いを多少操作する程度で、その人の運命が劇的に変わるほど動かすことはできない」とか。
基本的には幸福のみを予言することが人間社会への貢献と信じているため、これを貫いている。
ちなみに、ヒトに化ける能力はこの能力に附随している。これも幸菴狐としての特性である。
異世界を渡り歩く
彼女が幻想郷に来訪した際に会得した、もうひとつの能力。
世界の境界線をすり抜け、様々な世界を旅することができる。
実際にこの能力に気付いたのは幻想郷で日々を過ごし始めてしばらく経ってからであり、それまでは能力の存在すら知らなかったらしい。
これまでに旅した世界の中で特に印象深かった世界は、
・星に祝福された少女たちの通う学園
・雪の降る不思議な雰囲気の漂う温泉地
・天に登り祝福を赦された出雲の国
とのこと。
ただ、この能力をもってしても、何度も目撃はしているものの、境界線が見えず未だに行くことのできない世界があるらしい。
今はこのふたつの能力を併せて、渡り歩いた全ての世界を幸福に導くために行使している。
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異世界渡航歴
ここでは、彼女が過去に渡ったことのある場所の中で特に大きな影響を与えた・与えられた場所、そして彼女の行った行為について記載する。
・群馬県吾妻郡草津町
実在する全国有数の温泉地であり、高翁泉いほりの故郷。
彼女が温泉好きなのはこの地で生まれ育ったという経緯が大きな要因となっているようで、かつ「最も好きな温泉は?」と訊かれた場合も、必ずこの地の名を挙げるほど大好きな場所らしい。
彼女の住んでいた森はすでに開拓によってなくなってしまったが、今でもときおり、故郷のことを懐かしむような素振りを見せることもある。
・幻想郷
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(右は、人里で活動する際の姿)
作品
東方幸菴宮 〜 the Deity Shrine of Happiness.
東方菴禍附 ~ Disaster in Phantasm Imagination.
彼女が故郷を離れ、大賢者の案内により最初に訪れることになった世界。
最初は幸菴狐の特性を活かし占い師として人里で卜占業を営んでいたが、知り合いの勧めにより博麗神社へ出向き、そこに住む巫女の計らいで居候することとなった。
今では第二の故郷と言えるほどで、身を置くことを許してくれた巫女とその従者の狛犬には、感謝してもし切れないと言っている。
ちなみに、彼女が扱う陰陽術の大半はこの世界で会得したと言っても過言ではなく、その師匠は『最強の妖獣』とも称される九尾狐の女性だとかなんとか。
この世界でのみ、師匠に授けられたスペルカードを使用することができる。
『東方菴禍符』では、吉凶禍福──特に吉福を予言しすぎたせいで身体に溜まり込んだ瘴気が爆発し、彼女と大きな縁のある魂がその身を乗っ取り、多大なる影響を残すことになった。
・聖ステラ・エトワール女子学園都市 / 星に祝福された少女たちの通う学園
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(星装を着たいほり。手元にあるのは木菟しずくのぬいぐるみ)
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(制服を着たいほり。尻尾に見えるものは、サンライズ・ストリートで見つけたアクセサリー)
作品
流星たちのトワイライト -Twilight of Meteors-
幻想郷で生業をこなす中、『異世界を渡り歩く』能力に気付いた際に、最初に渡ることになった異世界。
ギリシャ北部の山岳に存在すると言われている学園都市で、世界中の文化が収束し、夜には煌めく星空を天望できるため、全世界から人気を集めている。
ここの中枢部にある学園『聖ステラ・エトワール女子学園』は、曰く"星座の意志をもつ姫"──通称『星姫』として世界各国から女子たちが入学し、学び、育み、そして栄冠を手にするための聖なる学園とされている。
彼女ははじめ、学園都市の東の方角にある街『サンライズ・ストリート』に降り立った。それから紆余曲折あり『こぎつね座の星姫』に見出されたため、妖狐としての正体を隠しながらも聖ステラ・エトワール女子学園に編入、かつサンライズ・ストリートに、この世界にいる間の仮住まいを設けることとなった。
それからはエルミタージュ・アン・ウルペクラという偽名を名乗り、従来の生業である卜占業を続けながら、孤高の存在"ロンリネス・スター・プリンセス"としてユニット『ウィンター・アスタリズム』などと交流・星戦を繰り返していく。その中で、この世界の意味とここで生きる理由、そして『異世界を渡り歩く』能力の意義を見つけることになる。
・雪玄村 / 雪の降る不思議な雰囲気の漂う温泉地
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作品
獣道、御子見ゆるものは。 ~What do Animal-Girl see?~
どこかのタイミングで彼女が渡った地域。
某県の山奥にある温泉地で、一般の来訪手段は一本のローカル線のみの、しかし観光大使による計らいにより発展し、少しずつ知名度を増やしている村である。その発展度としては、群馬県の伊香保温泉や草津温泉をイメージするとわかりやすいだろうか。
そんな世界を放浪する中で、彼女はとある三匹の動物と出逢う。彼女たちのその想いと哀しみに共感し、同意の上で、彼女たちに、"ヒトに化ける能力"を応用した『ヒトの姿に変える術』を行使。しかしその術には、いほりにさえ把握することのできなかった、致命的な欠陥があり……。その罪を犯したという責任と、彼女たちへの償いとして経過と結末を見届けるため、自らを『謎のお姉さん』と名乗り、とある人物の到来を待ち続けることになる。
・心宿の夢の中 / 天に登り祝福を赦された出雲の国
作品
魂揺のかがり火
とある四姉妹の、長女の夢の中。所在地は島根県東部。
この四姉妹はただただ姉妹愛の強い家族で、両親はいないらしいが、とても仲良く暮らしているという。
いほり曰く、ある意味では"夢"も異世界だということで、彼女の夢へと渡ったらしい。
その影響力は想定していたものより大きく、夢で見たものを物語として綴る趣味を持つ長女によって彼女の存在が仄めかされ、さらにその物語を聴いた三女がいほりのことを憧れの人物と認めたため、結果として三女──天登すばるが『魂揺のかがり火』の舞台となる五行高校へ入学する決め手となった。
それからすばるはいくつもの新たな縁と出逢い、幸せな時を過ごしたため、ある意味ではいほりの望みは成就したと言えるだろう。
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いほりは、さまざまな世界を渡り歩き、幸福を予言してきた。
幸菴狐として、そして"高翁泉いほり"として幸せを伝える旅は、今も続いている。
これまでも、これからも。
もしあなたの見る世界で彼女の姿を見たのなら、その時は声を掛けてみるといい。
いほりはきっと、笑顔であなたを迎えることだろう……。
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ということで、高翁泉いほりの紹介はこれで以上になります。
もし今回の記事でいほりに興味が湧き、彼女のことをもっと知りたい!と思った方は、こちらの記事──裏話をご覧ください。彼女に対する解像度は(それなりに)上がると思います。
次も、またその次も、わたしの一次創作についての記事を投稿しようと思っておりますので、ご興味ありましたら、投稿をお待ちいただけると幸いです。
それでは、また。