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映画館で4年半バイトしていた僕が考える、"映画館スタッフあるある"を100個紹介するだけの記事【後編】

映画館で4年半バイトをしていた僕が考える"映画館スタッフあるある"。
前編では50個紹介したので、今回は後編として残りの50個を紹介する。

51_映画館の中にいると外の天気が分からない。

52_映画館の壁に掛かっている横断幕みたいなでっかいバナーを張る作業が意外と大変。

53_アニメ作品が上映されるときは、グッズが多いので並べるのに手間がかかる。

54_映画の開場のタイミングで、お客さんが一斉に売店に押し寄せるので、数分前に暇だったのが嘘かのように急に忙しくなる時がある。

55_明日から上映をしない上演終了作品のポスターをゴミ袋に入れて廃棄する時、少し罪悪感がある。

56_暇なときに、興味のある映画のリーフレットを何枚か取ってきて、それをひたすら読んで情報収集(暇つぶし)をする。

57_社員さんが大変そう。

58_スタンディ(パネルみたいなやつ)を組み立てる作業は、プラモデル作るみたいで結構楽しい。

59_この謎の長い棒なんだろう?と思っていた棒が、劇場の天井にある電球を付け替えるための棒だと知って、へぇ〜となる。

60_劇場の清掃に行くとき、ドリンクホルダーにチケットが入っていることがよくある。

61_座席の横の隙間に挟まったまま、置き去りにされたスマホを何度か見たことがある。

62_ドリンクホルダーに空になったペットボトルが置いてあると、嫌な気持ちになる。

63_映画館の劇場のドアは重い。

64_映画館の劇場のドアを開けようとした時に、急にお客さんが出てくると心臓が止まりそうになるくらいビビる。

65_ドアのストッパーが、ドアと地面の隙間に上手く入らず、ストッパーがドアの圧力に負けて、ズルズルとドアが閉まっていくことがある。

66_チュリトスのことを「チュロス」と注文するお客さんがいると、心の中で「いや、チュリトスだけどな」とツッコミを入れてしまう。
(ちなみに、チュロスは硬い棒状のお菓子の名前で、チュリトスはチュロスを作ってる会社((株)ジールハウス)の商品名。なので、お客さんは何も間違ってない。すみません。)

67_チュリトスの先端が折れやすいので、チュリトスだけはお客さんに渡すまで気を抜けない。

68_スタンディで写真を撮ってる子供を見ると、どんなに忙しくても和やかな気持ちになる。

69_お会計のとき、「ありがとうございました。」と目を見て言ってくれるお客さんがいると、どんなにしんどくても少し元気になる。

70_あと2、3分で上映が始まる映画のチケットを買いに来たお客さんの接客をするとき、少しでも手間取ったら映画に間に合わなくなるかもしれないというプレッシャーで、スピード重視のグタグタ接客になってしまう。

71_ストレス溜まっているとき、廃棄するスタンディをビリビリに破りまくる。

72_たまにホットドッグのケチャップ&マスタードを渡し忘れることがある。その時は売店を飛び出して、お客さんを全力で追いかける。

73_ホットドッグのストックがない時に限って、ホットドッグが売れるという謎の現象がたまに起きる。

74_たまに通路側ばかりにお客さんが入って、真ん中ががら空きのときがある。

75_チケットを売ったり、ポップコーンを作る夢を見る。

76_繁忙期の5連勤目のとき、ポップコーンを見るだけで嫌になる。

77_リーフレットが散らかっていると、すぐ直したくてうずうずする。

78_バイト初日の人に「映画お好きなんですか?」と絶対聞く。

79_劇場の清掃に行った時、リーフレットが落ちていると、「持ってかえるか、捨てろや!」と心の中で呟き、ごみ箱に丸めて捨てる。

80_懐中電灯が救世主になる瞬間が稀にある。

81_明日から上映をしない上演終了作品のグッズを段ボールに直したあと、最終的にどこに行ってるのか分からない。

82_パンフレットをレジ袋に入れて渡す時、パンフレットが汚れないように紙手袋を付けるので、レジ袋をなかなか開けることができずちょっと焦る。結局、一回手袋を外す。

83_トランシーバーって便利だなと思う瞬間が何度かある。

84_ドリンクカップの蓋を片手で外せるようになる。

85_前売り特典を売る時、種類が多すぎて探すのに時間がかかり、お客さんを待たせることがある。

86 _友達との会話の中で、『Re:ゼロ』とか『ソードアート・オンライン』などのアニメ作品の話題が出てきても、それなりに対応できるようになる。

87_売店担当の人は、髪の毛が落ちないように帽子を被っている。休憩中に帽子を取ると、帽子の跡がついて変な髪型になりがち。

88_今日の自分の髪型良くないなーと思う時に、売店担当だったら、帽子を被ることができるので、お客さんに変な髪型を晒さずに済む。

89_劇場の外で走る子供をみて、映画館の中で鬼ごっこしたら、楽しいそうだなとふと思うときがある。

90_上映終了後、鬼の形相でトイレまで全速力ダッシュする子供を見ると、頑張れ!と応援したくなる。

91_ポスターの前で写真を撮ってる人がいると、目が合うと気まずいので、目線を逸らすために意味もなく腕時計を見る。

92_カーペットにポップコーンが引っ付いて、ほうきで何度も掃くけど、なかなか取れないので、最終的には手で拾う。

93_お客さんがポップコーンを落としてしまい、後処理をしている時、お客さんが申し訳なさそうな表情でこっちを見てくるので、なんか気まずい。

94_人気作品の上映終了時間が重なると、色んな方向からお客さんが一斉に出てくるので、ゴミ回収エリアが戦場と化す。すぐにゴミ袋がパンパンになり、ゴミ袋のスペースがなくなるので、とりあえず一旦地面に置く。

95_繁忙期はポップコーンが大量に売れるので、ポップコーンを乗せるトレーが売店から消えることがある。その代わり劇場の中にトレーが大量発生する。

96_ポスターを入れる額縁みたいなやつの外枠部分は、結構ガッチリ閉まっているので外しずらい。

97_場内アナウンス中に話しかけられると、シンプルにイラっとする。

98_映画館のポイントカードを勧誘しなくても、自ら作りに来てくれるお客さんが神様に見えるときがある。

99_映画館で年を越す人がいる。

100_ 入口でチケットを確認するとき、中学または高校生の4人組のうちの1人が、チケットを準備してなくて、チケットを探している間に他の3人に置いて行かれる光景をたまに目撃する。


この100個のあるあるを見て、映画館のスタッフになりたいと言う人はいないかもしれない。
しかし、映画館という非日常的な空間で、接客を通して非日常体験を多くの人に提供できる素晴らしいお仕事であることは間違いない。
迷ってる人は映画館のスタッフに是非挑戦頂きたい。
そして映画館に足を運ぶ際には、映画館スタッフの頑張りに少しでも目を向けてあげてほしい。

次に映画館スタッフあるあるを紡ぐのは、これを見てるみんなだ!頼んだぞ!

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