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イ和、柔、七五三

私の家と、その関係で学ばれていた柔(人偏に和。もしくは七五三と書く。)の系統は、謎のままだったのですが、最近いろいろな方のご教示や、文献のデジタル化のお陰で、少しずつですが概要が見えてきました。

私が幼少~青年期に手解きを受けたものは、大別して四系統。数えかたにも依りますが大体六~七十の手数があります。

①楊心流片桐派(日月流)
②天神真楊流
③馬場流(甲州流系)小具足
④諏訪神流(制剛流系)
また、本家には伊藤流という捕手もあったようです(伝書の写しあり)。

全てが伊与久ー黒岩(吾妻人脈)により工夫され、独自の風格に変化していると思われ、なかなか一筋縄で分類出来ませんでしたが、技法名称や構成から類推して、やっと上記のものの、何がどうなって、今の状態にまとまり残ったのか、何をどれだけ失ったのか、が見えはじめて来ました。

長い間「こんなに不完全なものは、残るに値しない。残したところで恥をかくだけ。」とたかを括っていましたが、断片を繋げてみると「無理くり現代に再生させた」と言うよりは、再編を経た(傳起)武術として、捨てるには惜しいものがある、と考えられるようになりました。

更に、これらの系統と縁の深い
●宮川流(渋川流系)
●山家當流(甲州流系)
●太子流(甲州流系)
●大元流(橘家系)

を隠師明哲に親授して頂き、その類似性に驚き(あるものは殆ど同一名称、同一動作❗)やってきたものが所謂(創作)(紛い物)ではなく、一定の技術法則のうえに残るべくして残ったものだと言う理解に至りました。

一時期は、卑下、または放下仕切っていた技達と、数え五十を目前に、今までの総決算と、次世代への責任としての甲陽吾妻流目録を纏める所存です。
やっ………と、これらと正面から向き合うことが出来そうです✨

楽しくなってきました☺️🙏㊗️

写真は日月流開祖片桐音之輔宗矩。我が祖父に伝わっていた総合武術。
師は武医茶禅に通暁し、この一流を開いた。師の如き通人となりたし。

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