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中居屋重兵衛

今回も「㊙忍務」のため東吾妻へ。

まだまだ雪に覆われる白樺高原と湯の丸高原を越えて、師匠の故郷がある嬬恋、長野原を通り、横谷砦のある吾妻峡雁ヶ沢へ。

そうそう、いつも横目で見るだけで通り過ぎてた「中居屋重兵衛顕彰碑」にも立ち寄れました😊

中居屋重兵衛は横浜開港時を代表する商人として、上州では加部安左衛門と並ぶ分限者であり、また真田流の火術を中心に各流の長所をまなび近代の火薬製法を確立させた異能の人でしたが、時の幕府から桜田門外の変に使われた銃を水戸浪士に渡した張本との嫌疑をかけられ、身代は没収、その後生死も不明になったという謎の多い人物。(ちなみに彼の父もまた「墨峰」を名乗る画人として、京の宮廷に出入りしていたという謎の人でした。)

彼らの姓も、私の忍の師と同じ「黒岩」で、おそらく同郷の同族なのです。私の師の師もやはり黒岩姓の法印で、たぶん生まれは江戸末期〜明治初期の人だったので、なにか関係があったのかも………と夢想してしまいます。

二日目も忍務の合間に、草津から品木、赤岩へ。
赤岩では蛮社の獄の際に高野長英が潜んでいた、吾妻衆湯本一族の屋敷と、平成まで法印がいたという鏡学院にお参りしました。
こちらの法印さんも、私の師と知り合いだったようで、いつかは此方で御護摩を焚かせて頂くのが夢です🔥

忍務については、詳しくはこれからのお楽しみですが、色々由縁のある異能の皆さんが集まって参りました☺️
今年から吾妻衆復活の狼煙が上がりますよ❗

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