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「使えない筋肉」はなぜ作られる?

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回はボディビルとパフォーマンスについて話していきたいと思います。

よくボディビルでは「使えない筋肉」というものがあります。

筋トレを趣味にやっている人にこんなことをいうと

とんでもない説教にあうため

これは禁句です。

しかし私の考えですが

使えない筋肉はまぎれもなく存在します。

なぜ存在するのかに関しては

有名なボディビルダーの一人である

鈴木雅さんも明言しているので

私は見る角度を変えて

運動に対する注意

から紐解いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

それでは始めます。


ボディビルトレの特徴

まずボディビルトレの特徴について触れていきます。

他のトレーニングと全く違う点として挙げられるのは

筋肉を意識することですね。

他のパフォーマンスアップのためのトレーニングは

できる限り力を使わないで重りをあげる

ことが重要視されますが

ボディビルのトレーニングは

できるだけ対象の筋肉に負荷が乗るように重りをあげる

ことが重要視されます。

ボディビルではある意味

できるだけ効率の悪い運動(運動学的)をする

ことが最も効率がいいということです。

何を言ってるかわからないかもしれませんが

ある意味矛盾した世界がボディビルなんです。


注意の種類

注意の種類には

インターナルフォーカス

エクスターナルフォーカス

があります。

簡単にいうと

前者は自分の動きを意識し

後者は環境を意識します。

ベンチプレスで例えると

前者:大胸筋の動きを意識する

後者:バーベルを上げることを意識する

ということです。

この意識に関しては以前書いた

knee in toe outの指導方法についての記事で触れているので

ご参照ください。


注意の仕方次第で力が出ない!?

実はパフォーマンスアップには

圧倒的にエクスターナルフォーカスが有利

といわれています。

これに関しては論文が多数あるので

ぜひ調べてみてください。

エクスターナルフォーカスが有利ということは

ピッチングを例に挙げると

投げ方を意識するよりも

どこに投げるかを意識したほうが

いいということです。

実際投げ方を意識し始めてから

調子が悪くなるかたも多くいると思うため(私の偏見です)

知識が増えることって割と危険なんですね。

それはさておき、トレーニングの話に戻ります。

ボディビルトレの特徴は

筋肉を意識することですよね。

ということは

自分の動きを意識するということのため

インターナルフォーカスになります。

もうお分かりですね。

ボディビル的トレーニングは

むしろパフォーマンスを積極的に低下させている可能性がある

ということです。

まさに使えない筋肉です。


まとめ

使えない筋肉は意識によって作られている


本日は以上です。

かなり短く内容も微妙になっていますが

許してください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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