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DailyINPUT|未来都市はムラに近似する

高橋広野です.本日はこちら.

本書を読むにあたって

コロナ禍における未来都市が議論されるのを見聞きする.リモートワーク化が進んだとか,職住融合の自立分散都市へシフトが始まったとか.ある程度の都会ではそうなのかもしれないが,地方都市で生活している身としては,あまり実感がないのが現状である.特に大きな変化といえば,マスクが当たり前になったことくらい.結局はコロナ以前にほぼほぼ戻りつつあるように思う.

0.未来都市はムラに近似する

・集積ではなく,離散という概念を持つ「新しい日常生活」へ

経済活動の結果として生まれる都市風景は終焉し、その代わり、地域固有の生活を支える空間が出現する。

1.近代から開放されて

・150人ほどがヒトの個体認識の限界

・集落と植民都市の考察

・「集落的人間の関係」と「都市的人間の関係」の抗争

20世紀という世紀は集落(=ムラ)と都市の分離を推し進めてきた。〜建築とは、人間と空間を関係づける形式でありる。建築とは、身体的に共同体への参加を感じる「場」をつくる技術である。その建築によって人々は記名された人間の集合の状態を認識できる。そして、建築とは、身体に対応する空間のスケールを創造することによって、人々の活動的生を獲得できるものだと考えている。

2.都市の中のムラ

・「共感のヒューマニズム」と「アナザーユートピア」

・ヴォイドインフラ
・非都市=ムラ

3.コモンズの再生

日本という地域社会にあるコモンズは、風土という自然に接続する概念を持つが、あたりまえの日常に裂け目が生まれるとき、人々はコモンズの再生を求めるのではないか。そのとき、私たちの都市はムラに近似する

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